お坊さまが伝えていかないと、いずれ廃れ。忘れられていくこと
先週末は YouTube をされているお坊さま、僧侶えいしょうさん(@eisyo373737)といろいろとお話をしてきました。えいしょうさんも運営のお一人であるYouTubu のチャンネル「神社仏閣オンライン」はこちらです(よろしければ是非ご登録を)
そのお話の中で、えいしょうさんと一つ盛り上がったのが
お寺ってなに?
お墓ってなに?
なぜ葬式や法要をするの?
なぜお家に仏壇を飾るの?
という話をお坊さまが語らなくなりましたよね、というお話でした
いやおそらく、ネタとして語る方はいるんだと思います。例えばTV番組の『ぶっちゃけ寺』でもそうしたお話はあったのだと思います。ただそれはおそらく単なる情報やネタで終わったしまっていたのでしょう
そうではなくて、なぜそういうものがわたし達の社会や生活の中に存在し根付いてきたのか。その起源はどこにあって、いまに至っているのかについてきちんと歴史や必要性を踏まえてお話が出来るのは、結局は、お坊さまですよね?というお話をしてきました
そんなことを note に書こうと思っていたら、ちょうどよいタイミングで北海道函館にある浄土宗のお寺さま、湯川寺(とうせんじ、と読みます)の筒井章順さん(@tsutsu111111)がこのようなツィートをして下さっていました
お寺さんの本堂が金ピカなのはなにも、坊主が丸儲けしているからでも。お寺にカネがジャブジャブと余っているからでもなく。そこに極楽浄土を再現するためである
そして仏壇は、そのミニチュアを家庭サイズで再現したもの…
そんなことを、簡潔に、そして分かり易く書いて下さっていました。ちなみにこのツィートだけで「いいね」が 106 もついていて。「リツィート」が 20 もついているんですね(この note を書いた時点です)
その内の少なくない方が、初めて知りました!!という意味合いで、いいねやリツィートをされたのではないかと(勝手に)思っています
と同時にこのツィートを観て改めて、こうした話は繰り返し繰り返し。誰かがきちんと伝えていかないといけないのではないか。そしてそれが出来るのも、その責任があるのも、やはりお坊さまなのではないか?という想いを強くしました
もしかしたら僕らは子どもの頃、親にイヤイヤ連れて行かれた法事の場で、お坊さまや親せきからそうした話を聞いていたのかもしれません。お坊さまのつまらないと思っていた話の中にも、こうした内容がが含まれていたのでしょうね
でもどうでしょう?
そういう場にいた人間ですら忘れてしまっていることを。更にお葬式や法要にも出なくなったいった人たちが知る機会がいまあるのでしょうか。お寺離れ、お葬式レスの時代というのは、こうしたお話を、世代を超えてきちんと伝えていく機会すらもも奪っているだとしたら?
それはやはりとても残念なことだとわたしは思います
だからこそお坊さまはこうしたお話を、あらゆる機会やチャンネルを通じて、繰り返し繰り返し伝えていくべきだと思うのですね
その意味で筒井さんのツィートも。えいしょうさんの YouTube での発信もとっても大事だし。そして多くの方の目に触れて欲しい…と思っています
その場で答えを得られなくても、真剣に聞いて下さるお坊さまに出逢えるかもしれません
なお筒井さんは先日、こちらの「焼香台が周ってくる」でもツィートがバズっていました。そしてバズることを通じて、筒井さんご自身も、こうした習慣が地元のものだけではないことや。高齢化の進展とも関係していることをと知られたそうです
こういうことが共有されるのも、大切なことだな…と思います
なお筒井さんのツィートはご本人より、掲載の許可を得ております