絶対音感とカラオケの話

前の記事で書いたのだが、私は絶対音感がある。絶対音感というのは音がドレミで分かるというアレだ。ドレミで音楽が聴こえるので歌詞を覚えるように必然的に曲のイントロをドレミで覚えてしまい、原曲キーが絶対的な存在になる。

原曲キーで歌を覚えていると、カラオケでキーを変えたい時に混乱してしまう。しかし変えないと男性歌手の曲は歌えない…というのは私の長年の悩みだった。私はカラオケに対して並々ならぬ情熱を注いでいて、意識的に鍛えようと自己流トレーニングをしていた。キーを変えたドレミの歌をあえて「ドーレミードミードーミー」と歌ってみるのはオススメだ。歌う音と覚えている音が違うので意外と頭を使う。コツは最初だけ頭を使ってあとは流れに任せること。考えるな感じろの精神が大事。

試行錯誤とトレーニングの結果、ある程度キーが違っても歌う時の違和感は感じなくなった。カラオケのキー調節問題は今のところ落ち着いている。問題は機械の設定だ。いくつキーをあげようか、と設定に苦戦する友達にこれを言ったらドン引きされたのだが、意識的にドレミを頭の外に追い出して歌えるキーを見つけた後で、最初の音をドレミに置き換えて原曲キーとの差を確認するのだ。例えば私のお気に入り、米津玄師の「Lemon」は原曲キーでは「ゆめなーらばー」はドレミードラーだけど私が歌えるキーだとミファ♯ソ♯ーミド♯ーだから、最初の音「ド」と「ミ」の間は4つ。つまりプラス4キーで歌えばいいわけね、と。

今のところ他に正確な設定方法を知らないのだが、みんなどうやって設定しているのだろうか。特に「Lemon」のように前奏が無い時は設定出来ないと歌い出しが定まらないのではないだろうか。私の話にドン引きした音痴な友達の「勘だよ、フィーリング」以外の答えが聞いてみたい。













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