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フィルム現像に使ってる道具

フィルム現像のことを書く前に私が使用している道具を紹介しようと思います。

この記事を読んでくださる方は大抵、すでに自家現像をやってらっしゃる方かこれから自家現像を始めたい方、興味がある方が大半だと思うので少しでも参考になりそうな情報はもれなく書いておきます。

まず、必ず必要なもの。
それは暗室と暗室に理解ある家族です!!

というのはウソです。暗室なくてもフィルム現像できます。家族から自室の暗室化を猛反対されてもフィルムの現像はできるのです。

必ず必要なもの。それはダークバッグとリールとタンクです。

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ダークバッグは大きさがいくつかありますが大きいものの方が作業しやすいです。この中にフィルムやリールを入れて手探りでタンクに詰めます。
私はめっちゃ小さいやつを使ってますがまぁそれでもなんとか現像できます。2本まとめて現像するのはきついかも。

リールとタンクはステンレス製とプラスチック製があります。ステンレス製のほうが丈夫だし玄人っぽくてかっこいい気がしますが私はこのプラスチック製をおすすめします。

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LPLのプラスチック製リールとタンク。フィルムを巻きつけるのが超簡単。攪拌もしやすくて初めてでも失敗は少ないです。使い方はまた今度。

これだけあればあと薬品を揃えてすぐ現像できます。暗室なくても近くに水道さえあれば1人暮らしのアパートでも近所の公園でもできます。簡単そうでしょ?

あ、あとフィルムピッカー。

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パトローネに巻き込んだフィルムの先端を引っ張りだすやつです。自家現像しないとしてもフィルムやってる人は持ってるとなにかと便利。なぜかというとそれもまた今度書きます。

それ以外は100均とか家にあるもので揃いそうなものばかりなのでざっと書くと…

・軽量カップ(1リットルのものを3〜4つ)
・温度計(液温を測るのに使用)
・攪拌棒(専用のものが使いやすいがなんでもいい)
・液温調節用ヒーター(熱帯魚用、季節によっては不要)
・液保管用容器(1リットル程度のものがいくつか)
・フィルムクリップ(乾燥時に使う、洗濯バサミでもいい)
・ネガ保管用アルバム

道具はこんなところ。必要な薬品等はまた次回。

上記全てセットでヤフオクに出品されてて5〜6000円程度で揃いました。今まで店に出して現像してたことを考えたら10本も現像すれば十分元は取れる。

フィルム現像って料理に似てる。同じ材料で同じものを作っても人それぞれ味が違う。
レシピ通り正確に分量計って作る人もいれば目分量でさっと作る人もいる。
毎回同じレシピで同じ味を求める人もいれば色々試しながら独自のこだわりを追求する人もいる。

正解がないのがフィルム現像の面白さだし、撮影した写真を全て自分の手で完成させる楽しさはデジタル現像では味わえない。

息子がもう少し大きくなったらフィルムカメラ持たせて一緒に現像したいな。
理科の実験みたいで多分こどもはそういうの好きだと思う。
なにより自分が捉えた光が科学反応を起こしていくつかの工程を経てネガになるというのを目の当たりにするのは貴重な経験になる。

自家現像に少しでも興味あったらやってみてほしい。写真やるのがさらに楽しくなる。と思う。

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