2022年を振り返る

2022年、年の瀬も迫る中、純粋に今年をひと月ごとに振り返ってみようと思う。
誰のためでもない、自分のための個人的なブログ。全て大事な経験だからこそ、文章にでもしないと気が済まないのも僕の性格かもしれない。

1月

この月は、製作中だったハネモニアネモのアルバムのレコーディングを進めたり、サークルのライブに出演したり、新しい機材を買ったり、新年早々色々な進展があった。
毎年実家に帰っているが、今年は比較的長い帰省だった。というのも、中旬頃に大学の機材同好会メンバーで大阪の楽器屋を巡りまくり、サウナに入りまくるイベントを企てていたからだ。一緒に行った2人ともがFender Americanの20万前後の竿を買っていたが、そこまで余裕もない僕は、それを横目に6万のエフェクター(blooper - chase bliss audio)を購入したのであった。相対的に見れば安い買い物に思えるが、十分高い。罪悪感の禊にスパワールドでサウナに入りまくり、背徳感をアテに酒を飲んだ。こういう瞬間がまた楽しいのだ。そしてこの月はレコーディングでどうしても入れたくて、HEDRA - merisも購入。今となってはそれだけ価値のあるものが出来た自信があるので、後悔は全くしていない。
そして、前年に学祭のビックバンド「坂野わんだぁらんど」でメンバーだったトランペットとトロンボーンの2人にハネモニアネモのレコーディング参加を依頼。2人とも快諾してくれた。前年に制作・発表したAMBER KNIT GIRLの作品から管楽器を曲に入れるようになり、打ち込み音源のクオリティに丁度限界を感じていたところだったので、生管楽器が自分の曲に入ることに興奮を隠せなかった。この月はもうレコーディングも終盤、「ひとりたび」や「トロルの魔法」の編曲を中心に、その他の曲も細かい手直しをしたり、凝りに凝り散らかした月だった。
そしてもうひとつ、ロック同好会1月定演。大集会室ライブとサタケの2daysだったが、僕は1日目の大集会室の方に「3年1組」と「銀河鉄道の夜」の2バンドで出演。「3年1組」は「高校の合唱コンクールのコピー」というコンセプトで31人のメンバーで出演。連日の総科棟での練習も、高校生に戻った気分で楽しかった。

「銀河鉄道の夜」では、大集でできる限界のライブ表現をしてみようという試みで、宮沢賢治著「銀河鉄道の夜」の朗読×アンビエントの初のポエトリーリーディグライブをした。大集の電気を全部落とし、暗闇の中で異世界のようなライブができた。何人かからも好評をいただき、個人的には大満足。

そして、2日目のサタケのライブは、僕は出演はしなかったが、ロック同好会では初の試みということで、音響照明ともにとても良いライブだった。来年は絶対にこっちでパワーアップしたアンビエントをしようと心に誓った。ちなみに、来月の1月有言実行することになった。1月22日(日)、パワーアップした6人編成で「銀河鉄道の夜」をサタケでやるので、よければ観に来てほしい。(唐突な告知)

2月

この月は、ハネモニアネモのレコーディングが主だった。トロンボーン、トランペット、ウッドベースのレコーディングをした。トロンボーントランペット共にとても良い音が録れた。特にトランペットのあかねちゃんのRECでは、僕だけでは絶対出てこなかった楽曲の良さが出てきて面白かった。他のミュージシャンと一緒に音楽をする醍醐味のような気がした。ウッドベースのRECは自宅で行ったが、低音の反響がすごくてそのままだとボワボワしてしまい、iZotope RX9のDe-Reverbに非常にお世話になった。次回からは絶対吸音材いっぱいのスタジオで録るべきだなという知見が得られた。この月にミックスマスタリング全て終え、配信の申請まで終えた。

3月

この月は1つ下の後輩の卒業定演でちょっと出演したり、ハネモニアネモも先行配信を開始したり。
卒業定演では、KingGnuのコピバンをした。初めてベースでバンドを組んだ。ベースでのライブ経験をしておきたいと思ったからだ。練習期間は2週間と短く、就活もしながらでとてつもなく忙しかったが、とても楽しかった。でも、自分の性格的にはやっぱりギターの方が向いているなと確信を得られたライブでもあった。あとはバンドの「ちひろ」のサポートギターでも参加したりした。リハのときに旧ボードが接触不良のために不調で、ここでボードを総入れ替えする決意をした。
そしてハネモニアネモのアルバム「深海と宇宙」先行配信開始。僕的には、前年の6月から制作に取り掛かり、8ヶ月間もの制作期間を経た超大作。高校生の頃から10年近く曲作りをしているが、はじめて自分で100%自信を持って好きだと思える作品が出来た。反応をくれた全ての人の言葉が嬉しくて、今でも全部覚えている。

このあたりから、今まで歪み万歳だった機材同好会の他2人が空間系おもしろエフェクターにやっと興味を持ち出してくれ、仲間が増えた気がして嬉しかった。

4月

同期が既に就活を終える中、最後の1社を残して全落ちし、相当焦ったが、なんとか某大手企業から内々定をいただき、就活を終えることができた。
アルバムの制作と発表を終えて燃え尽きていたが、エフェクターボードの新調を計画していた。マルチエフェクターの卒業と空間系の強化を図るため、楽器屋で色々試奏したりしつつ、就活を終えた地元の友達と遊んだりしていた。京都行ったり大阪行ったり三木に行ったり、たまに1人でカメラを持って写真を撮りに出かけたり…。そして機材を総入れ替え。ボードがでっかくなった。手持ちの空間系エフェクターでインスタライブをしたりするのにハマったのもこの時期だ。
機材同好会で深夜の弾丸岡山旅行をしたのも4月だった。高速のSAごとに悪魔のルーレットが開催され、TARARIRA - bananan effectsを購入することになったりした。この日は温泉に入って鰹を食べて帰った。お陰様で今のメインボードの原型が出来上がった。

2022年4月時点でのエフェクターボード

5月

この月はハネモニアネモの深海と宇宙の盤の制作に力を入れていた。普段そこまで頻繁にAdobe製品を使うわけではないので、色々試行錯誤しながら時間をかけてデザインを頑張った。盤としても良い出来になったと思う。
そして、ライブをできるだけの機材が揃い、ハネモニアネモの現体制のサポートメンバー全員が揃ったのもこの月だった。
グロッケンも買い替えた。中古のグロッケンを安く買って、ピカールとサンポールで磨いた。

頑張って磨いたグロッケン

6月

ハネモニアネモメンバーで初めてスタジオに入って曲を合わせた。それ以前にVn.のまさみと家で毎週音作りと練習をしていた。たくさんのエフェクターを使いこなすのも最初は頭が追いつかなかったけど、毎日触ってだんだん慣れてくるとその場で即興で音を作れるようになった。今や機材の量は当時の2倍以上になっている。大変なことだ。はじめてスタジオで完全生演奏をして、音源と違ったそれぞれのプレイヤーの個性が見えて、面白すぎた。終わった後もしばらく録音をずっと聴いてた。
イオンモール広島祇園の島村楽器に行き始めたのもこの頃。chase blissが置いてたり、CooperのArcadesが置いてたりと、中々のセンスの良さで気づいたら通い始めていた。

7月

ルーパーの足りなさに痺れを切らしてBOSSの最強ルーパー「RC-600」を買った。こいつのおかげで一気に僕のギターのクオリティが上がった。また、機材同好会で夕飯にいった時に、ENZO - merisを買おうとしていたまさみからメルカリとヤフオクのENZOを横取りするENZO事件が起こった。完全にノリで買った機材だったが、これのおかげでギターシンセに目覚めることができた。感謝。
機材を新調してしばらく馴染むまでは、やはりトラブルがつきもの。この月はサークルのライブでRADWIMPSのコピーでギターを弾いたが、本番中にRC-600が勝手に暴走するバグが起こった。端子の接触不良を改善し、今は安定した挙動をしている。

8月

この月は僕というよりまさみの機材が爆速で強化され、バンドの音が一気に最強になった。ワンマンに向けてポエトリーリーディングの原稿やSEを作ったり、グッズのステッカーを作ったりと大急ぎで色々準備をしていた。同時に、僕にとっては大きな挑戦だったので、とても日々緊張していた。

9月

ハネモニアネモワンマンライブ敢行。50人弱が足を運んでくれ、感無量、大成功。この日のために大学生活があったと言っても過言じゃないし、1年前はまさかこの8人編成でライブができる日が来るとは思ってもいなかったので、このライブができたということだけでも僕の人生の中で間違いなく一番大切な日になったと思う。この日限りのポエトリーリーディングが出来たのも、ずっとやりたかったことだったので嬉しかった。

そして、帰省のタイミングに合わせて再び機材同好会で大阪遠征。今回は欲しかったchase blissのHabitを梅田の島村楽器で購入。試奏中に色々作れる音を紹介していたら、坂口もHabitを購入。3人全員Habitを持ってることに。さらに、突如出現したアメリカの個人ブランド「kinotone audio」のribbonsというエフェクターが完璧すぎて一瞬で買ってしまう。これでLo-Fi系の音も網羅。お金を生成するために、昔持ってた実家のいらないガラクタをたくさん売って足しにしたりした。
帰省していたので、友達と琵琶湖一周したり、サークルのOBメンバーで淡路島旅行に行ったり、心斎橋の火鍋に行ったり、内定先の懇親会に行ったり…。色々と充実した日々。
そして、サークルでジブリの曲をカバーするバンド「ジブリの森」も本格的に動き出した。このバンドは3月から存在していたが、いつもメンバーで集まるたびに楽器と触れ合う会になってしまっていた。10月にライブを控えていたので、流石にスタジオに入って合わせ出した。

10月

まずは、ハネモニアネモ岩国でのライブ。いつも僕が手元にエフェクターを固定している台は半分DIYなのだが、リハ中にぶっ壊れ、急遽別の台に乗せてやることに。DIYの弊害…。9月のワンマンからは機材も一部新調され、違ったことに挑戦したり。どっちが良いとかではなく、毎回違っていくのも面白いものだと思う。

2022年10月時点のエフェクターボード

サークルのフォークロック合同ライブでジブリの森のステージに出演したのもこの月だった。リハでは良い感じだったが、ギターの音に限っていうと、本番は何故か使用していたマーシャルアンプが歪みチャンネルになっていた。機材量の割に転換時間が少なくてよく確認できておらず、もちろん本番中に違和感は感じていたが、アンプはしっかり緑に光ってるし、反響でモニターも聴こえにくかったので、原因がわからず終わってしまった。もう二度とマーシャルは使わない。バンド自体はすごく楽しかった。


11月

本来大学祭に出る予定はなかったが、急遽3日前に代理で出るように頼まれ、必死で4曲アレンジを考えて覚える。あまり定まらないまま本番を迎えるが、いいステージになったと思う。ギターは機材トラブルが一部あったけど。このステージを機に本番までの準備を段々怠るようになってしまった。成功体験があると、なんとなくでいける気がしてしまうからだ。それでいいのかもしれないけど。僕は結構本番前緊張するし、準備不足だと不安になってしまう性格だから、できることならしっかり準備はしたい。
ハネモニアネモのKey.福井くんが機材同好会に参入してエフェクターの会を開催した。福井くんは既にbanananaのauroraを持っているが、エレクトーン経験者なこともあり、エフェクターづかいが中々に上手いので、今後ボードを組んでどんどん面白い音を出すキーボーディストになってほしいと個人的に思っている。

12月

落合さんを入れてギタリスト4人でエフェクターの会をした。そのツイートに反響が少しあり、後に出演した福山cableのPAの出原さんに「アンブレラカンパニーのリツイートで見ました」と言われてしまう。世間は狭い。僕らはとんでもない数のエフェクターを毎日のように目にしているが、多くの人にとってはそれは確かに異常なことだなあと思った。同時に、落合さんのエフェクターづかいを見て、僕らは音を重ねすぎなことに気づいた。絵の具を混ぜすぎると泥水みたくなるように、エフェクターも重ねすぎると滲んでしまう。「そういえばmicrocosm単体ってこんなに良い音だったな!」と我に帰ることができた良い会だった。
そして、猪原純さんのワンマンライブにサポートギタリストで参加させていただき、福山cableでライブに出演。なんと前日の夜にアレンジを決めて当日の朝に初合わせ。でも無事超大成功だった。そして福山cableの音の良さに驚きを隠せなかった。リハではじめてバンドセットの音を外から聴いて、音が良すぎてマスクの中で思わず笑ってしまった。なんじゃこれは!!って感じだった。多少なりともPA経験とミックス経験があるからこそわかるバケモノ音質。打ち上げで行った居酒屋のおでんと日本酒が美味すぎたので、福山に行く機会があったら絶対にまた行きたい。
あとは、サブボードの巨大化。またもや地獄のルーレットでTC HeliconのVoiceLive2を買うことになったのだが、ボーカルエフェクターはヘリコン以外あり得ないだろと思えるほど良い。僕は元々曲のアレンジをする時にゴスペルのようにコーラスを重ねていくのが好きなので、ライブでそれが再現できるのはすごいことだ。買って良かったし、良すぎて結局他の2人も買ってた。他には、BOSSのSY-300も購入。ギターをトリガーにしたシンセの音作りを1からできるので、好きな効果音を作ることができる。まだこれを書いている今は買って一通り触ったばっかりだが、とりあえず鳥の鳴き声を作ったりしてみた。こういう自分で1から細かく音を作っていく系のエフェクターは、人を選ぶと思うけど、小さい頃から緻密な作業が好きな僕は向いていると思う。来年はこれらをライブで活用していくのが楽しみだ。


細かく書きすぎ、そして適当な文章にも程があるが、こんな感じで2022年を締めくくろうと思う。今年はいろんな音楽活動ができたし、数多くの経験ができた年だった。関わってくれた全ての人に感謝。そして来年もよろしく。良いお年を。



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