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Gregtech6 エネルギー・動力1

本記事は、Gregtech6にて使用できるエネルギーを生産する機械や、それを別のエネルギーに変換する機械を紹介する記事になります。本記事は序盤から用いられるものに関してで、電力(EU)以降は次記事にてまとめます。

1. HU (熱)

HU単体では伝達不可、貯蔵不可。

最序盤から終盤まで用いられる、最も基本的なエネルギー。しかし、現実同様に単独では使いやすいとは言い難い。後述する蒸気や電気など、エネルギー形態を変えて用いることの方が多い。

1.1 Burning box

様々な燃料を燃焼させ、HUに変換する機械。燃料の状態に応じて用いるべきBurning boxも変わってくる。また、伝熱版は銅で固定だが、それ以外は様々な金属を材料にでき、その金属よって出力や効率が変わる。出力は上方向。
画像は青銅のもの。

Burning box
左から順に、固体燃料(solid)、液体燃料(liquid)、気体燃料(gas)
Dense Burning box
左から順に、固体燃料(solid)、液体燃料(liquid)、気体燃料(gas)

1.2 Fluidized burning box

流動燃焼炉。稼働させるためには、粉末状の固体燃料と液体カルサイト (Molten Calcite)が必要と、準備が面倒だが、通常のBurning boxの4倍の出力を持つ。燃焼後、灰が出る。

左はFluidized burning box, 右はDense fluidized burning box

1.3 Heat Exchanger

熱交換器。Hot fuelに分類される高温流体を用いて、HUを産出する。岩盤資源として源泉(Hot spring)が見つかれば序盤から使えるだろうが、そうでなければ原子力発電まで使うことはないと思われる。

素材としては、Invar, Tungsten, Tungstensteel, Tantalum hafnium carbideの4種類を用いることが出来る。金属の違いは、レシピには筐体の違いという形にのみ現われ、鉛版、銅板、銅パイプは共通。

左がHeat Exchanger、右がDense heat Exchanger
筐体は左がノーマル(1重)、右がReinforced(4重)

1.4 Heater (Flux heater)

Heaterは、EUをHUに変換する機械。変換効率は50%。
これを基に、RFをHUに変換する機械であるFlux heaterをクラフトすることもできる。こっちは要するに、他MODのエネルギーをGregのHUに変換する機械である。
TierはLVからIVまで。

LV heater

1.5 Thermoelectric cooler

メインとしてはEUを用いて冷却する機械であるが、その際排熱としてHUも生産する。変換効率は25%であるため、EU→HUの変換をメインにするなら 1.4 のHeaterを用いた方がよい。こちらも 1.4 同様にRFを変換するものが存在する。
1.4 Heater 同様、LVからIVまで存在する。

LV thermoelectric cooler

2. 蒸気 (Steam)

HU以外ではGregtech6内で最も広く使われる、熱エネルギーの媒体。安定して発電できるようになるまでは、これを用いてHUを他のエネルギーに変換する上、プレイスタイルによっては終盤もこれを用いて発電することになる。
距離による保持エネルギーの減衰は一切ない。

Gregtechのタンクには一切保管できないが、他MODの流体ストレージ系アイテム(BCのタンクやOpen blocksのタンクなど)には貯められる。この場合、蒸気を取り出すためにはポンプが必要となる。

Open Blocks のタンクに貯められた Greg6 の Steam

Steamを直接動力にする機械 (高圧にするためにSteamが用いられる)も存在する (Steam cracker, Autoclave)。

2.1 Steam boiler tank

HUを底面から受けてSteamを生成する機械。当然ながら、内部に水や蒸留水がないと蒸気は生成しない。蒸留水以外で蒸気を生産する場合、不純物が沈着するらしく、蒸気生産効率が半減する。この場合、機械が止まった後にレンチで撤去、再設置をすることで問題が一時的に解決する。

針が12時のところに来たところ(Steam Capacityの半分蒸気を生産した段階)で蒸気を外部に出力する。
NEI上の "Energy In" 未満の熱量 (HU/t) を与えると、蒸気出力はカタログスペック未満になる。逆にその数値より入力 HU/t が大きいと蒸気過多になり、Pressure Valve等で蒸気を逃がさない限り爆発する。このため、Boilerの入力HUとBurning Boxの出力HUは等しくするのが一般的(Efficiencyは考慮しなくてもよい)。
空焚きしてても爆発する(空焚きの場合ボイラーだけが壊れる)。

爆発寸前のボイラー
針が赤い領域の終端まで来ている
左がSteam boiler tank、右がDense steam boiler tank

このBoilerにはマルチブロック仕様のものも存在する。メインブロックとして Dense ~ Plate と同種の Dense ~ wallが必要な上、それ以外に追加でメインブロックと同種の金属の Dense wallが 26個、Heat Transmitter が9個必要。

マルチブロックボイラーのメインブロック
Boiler Main Barometer

組み立ては方は底面にHeat Transmitterを敷き、その上に3*3*3のボイラーを建てるもので、メインブロックは3*3*3のボイラーの底部側面中央。
水の搬入はボイラー部底面のみ可。上記の出力は穴のある面ならどこでも可。該当面ならば蒸気の同時搬出もできる。

マルチブロックボイラーの組み立て方 (Stainless steelでの例)
ボイラーのメーターのあるブロックがメインブロックで、それ以外のブロック (Heat Transmitterを除く)は全て Dense Stainless steel wall

3. KU (運動エネルギー)

主にエンジンによって変換され、出力するエネルギー。他のエネルギーに比べて少しばかり扱いづらい。
KUは、他MODの動力エネルギー(RF)として用いることもできる。この場合、NEIの出力KUの半分のRUが出力される。

3.1 Steam Engine

蒸気をKUに変換する機械。蒸気を入力してすぐにKUを出力するわけではなく、ある程度エンジンが温まってから十分なエネルギーが得られるようになる。動作し続けてもオーバーヒートする事は無い。
青い面がKUの出力面で、その反対が蒸気入力面。その他の面は蒸留水の排出面。

左が通常の Steam engine、右が Strong steam engine

3.2 Electric Engine

EUをKUにする機械。LVからIVまで存在する。変換効率は50%で、EUの入力面は背面、KUの出力面は正面。これを加工してRFをKUにするエンジンも作れる。その機械によるRFーKU変換効率は 12.5%。
一応、RFをKUにするFlux Engineから出力されるKUも、RFとして用いることが出来る。この時変換効率(?)は6.25%になる。擬似変圧プレイには使えるかも?

左がLV Electric engine、右が最低 tier (LV相当) の Flux engine

3.3 Rotation Engine

RUをKUに変換する機械。変換効率は50%。Axleで工場をメカメカしく仕上げる場合、KUを長距離伝達する手段となり得る。
正面、背面からKUを出力し、それ以外の側面からRUを入力できる。側面数か所にRUを同時入力して、出力KUを上げることもできる。

Bronze rotation engine

4. RU (回転エネルギー)

Turbine や Motorなどによって出力されるエネルギー。RUを消費する機械は比較的多いため、Gregではよく使われる。

4.1 Steam Turbine

蒸気を用いてRUを生産する機械。Greg 6 中盤 (プレイによっては最後)までお世話になる。
蒸気搬入面は背面で、正面はRUの出力面。それ以外の側面はすべて蒸留水の排出口。

Bronze Steam Turbine

4.2 Motor

EUをRUに変換する機械。また、Motorを更に他の金属とクラフトしてRFをRUにするFlux Motorを作ることもできる。電力は出力面(正面)以外からならどこからでも入力できる。

Motor(左)とFlux Motor(右)
画像は共にLV相当

4.3 Diesel Engine

液体燃料を消費してRUを生産する機械。液体燃料を入れた瞬間からタービンが回り出すため、MotorのようにすぐにRUが欲しいときに重宝する。石油精製が可能になってからはかなり便利な機械となる。
正面がRU出力面、背面が燃焼生成物(二酸化炭素など)の排出面。燃料はそれ以外の面から投入する。

Bronze Diesel Engine

4.4 Large Steam Turbine

マルチブロックタイプの蒸気タービン。メインブロックのある面からのみ蒸気の搬入が可能で、稼働によって溜まる蒸留水は、底面にポンプと共にパイプを取りつけることで排出させられる。RUを出力する箇所は一か所のみ。

蒸気入力面。この面の側面からでも入力可。
1ブロックのタービンと異なり、この面はRUの出力面ではない。
RUはこの網みたいな面からのみ出力できる
Large Steam Turbine の組み立て

この大型タービンの組み立ての際に必要な金属のWallは以下の表の通り。

大型スチームタービンのクラフトと組み立てに必要な金属(合金)

4.5 Large Gas Turbine

Diesel Engineの、使用燃料を気体にして大型にしたようなタービン。ガス燃料の搬入面、RUの出力面、組み立て方及び Main Housing 毎の必要なDense Wall の種類は 4.4 Large Steam Turbineに同じ。
注意点として、NEIの "Energy Out" には出力 RU に幅があるように表示されるが、気体燃料が供給されている限り基本的に最大出力を出し続けることが挙げられる。

4.6 Gearbox, Axle

RUを直接生産するのではなく、伝達する機械。AxleはRUを伝達し、GearboxはRUを分割・統合したり、向きを変えたりする。Axleには太さがあり、それによって耐えられるパワーが変わる(EUにおける耐電流性に類似)。

Transformerは、RUを1/4にする代わりにPowerを4倍にする働きがある。RUをn分割する時、powerが1/nになるため、RUの分割の際には予めTransformerを始点付近に噛ませる必要がある。

左から順にAxle、Gearbox、Transformer Gearbox

一切動力を分割させず、RUを遠くに伝達させるだけならばTransformerは不要。RUの距離減衰は一切ない。

これで動作する。矢印はRUの移動方向
こんなに距離が離れてても一切のRU減衰なく伝達できる。
Centrifugeはちゃんと動く。

伝達させるためには、GearboxのRUが入力される面、若しくは出力される面に歯車 (Gear、でかい方) を入れる必要がある。RUの向きを変える場合、RUの入力面、出力面の両方に歯車が必要。更に、直線状にRUを伝達させるとき、途中にGearboxを入れる場合、そのGearboxにはAxleと同じ方向に軸を設定する必要がある(Axleの入力面に軸を設定する。実はその反対側でもいいが)。
Gearboxには、歯車は、インベントリにGearがある状態で、歯車を入れたい面をレンチをもってクリックすることで設定できる。軸は、モンキーレンチを持って設定したい面(基本的に入力面)をクリックする。

Gearbox の設定例
青枠で囲われた部分に歯車を、黄色枠で囲われた部分に軸を設定する

前述の通り、動力を分割するときは、Transformerで予め Power を上げる必要がある。分割する度にpowerが低下し、powerが1未満になると、RUが足りていても機械は動かなくなる。なお、Transformer は、高RU側を正面に向ける。
以下3枚の画像は64 RU/t を入力した場合の様子である。

Transformerを用いずにRUを分割した場合
瞬間的には64 RU出るものの、Powerが足りず、どの機械も動作しない
Diesel Engine と Gearbox の間に Transformer を入れて分割した場合
全ての機械が 16 RU/tで動作している。
Transformerを用いて、この画像のように分割した場合、始めの2つは動作するが、後ろ2つはPower不足でまともに動かない。

分割後の最終的な平均出力RUは、(分割 RU)×(Power) として便宜上考えるのが正しそうである。例えば、Bronze Transformer Gearboxで 64 RUを分割する場合、出力は16 RU となるが、先の3枚の画像のうち、3枚目の画像の一番左の機械は32 RUとして動作する。
(実際の計算式はわからない。解析すればわかるだろうが…)

以上です。文字と画像での説明のため、分かりづらい点もあると思います。また、そもそも説明不足なところもあるかもしれません。ですから、不明な点や不足があれば、是非仰って頂ければと存じます。

中盤以降から顔を出すエネルギーは、また別の記事にて紹介いたします。

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