無意識と本能の乙女。
サノマをコンプリートしてから、とりあえず全種類完全に試し終わった。
その日にどれを選ぶかは完全に気分次第なのだが、ここ最近の嗜好がなんとなく気になったので備忘録。
ここ数日、なんとなく手が伸びるのは4-10乙女である。
これはかなり意外なことである。
なぜなら、乙女は最初に試した時も、ボトルを手にした今もわたしの中では少々苦手な香りだからだ。
香調的にはアクアティックノートで、かすかに瓜系の香りがする。今乙女を嗅ぎながらこれを書いているが、たぶんこれは調香で産み出したものなのかな?と思う。
瓜系の香りでアクアティックノート、と言うとわたしの中ではウルトラマリンのwomanが浮かぶ。
中学生か高校生の頃、友達にもらってしばらく使っていたからだ。
ただ、当時もなんとなくこの瓜っぽいアクアティックノートが好きにはなれなかった。
だからこそ、今も苦手意識を持っているのだろう。
しかし、なぜかここ数日乙女を選んでいる。
日中はおろか、寝香水までも、である。
寝香水として使うときは、SHIGETAのスウェットフォーエンライトメントというコスメキッチン限定のオイルをレイヤードしているので、相乗効果もあるのかもしれない。
寝香水にしてみたら寝付きもいつもより良かったし、朝起きた時にちゃんと寝た感があるのだ。
もともと寝香水にしていたシャリマーより寝れた感がある。
これには本当に驚いた。
そして、苦手なはずなのに、なぜ?
という疑問から、これを書いている。
この疑問に対しての答えとしては、ある特定の食べ物が無性に食べたくなるのと同じような事が香水にも言えるのも知れない、とわたしは思う。
それは無意識に、そして本能的に選んでいる、という事だと思われる。
香りが身体的にもたらす効果は体調にもかなり起因するので、臆測でしかないのだが。
でも、たぶん今後もふいに乙女を嗅ぎたくなる事が多々あるだろう。
それはもはや確信に近い。