香水の自由と砂漠とオアシスの先。
先日、TwitterのTLで香水のレイヤードに言及したツイートを見かけた。(香水のレイヤードとは、文字通り香水の重ねづけである)
そのツイートは、レイヤードを想定して作られていない香水はレイヤードするべきではない、なぜなら調香師やクリエイターの意向を無視しているからである、というようなものだった。
これは、大いにわかる。
ただ、実験的にレイヤードを試している身には少々耳が痛い話だな、とも思った。
少なくともわたしは、レイヤードを想定していない香水のレイヤードは愚の骨頂であることは認識している。
それでも試すのは、単純に『香水は自由に楽しむもの』だと思っているからだ。
また、本当に優れている調香師やクリエイターはレイヤードを勧めこそはしないだろうが、否定もしないだろうと思う。
それは香水を作った本人達が最も『香水の使い方は自由』だと、わかっているからではないだろうか?
わたしには香水自体のストーリーや調香師の背景云々よりも、その寛大な姿勢の方が説得力があるし、そういう人達が作ったものを買いたいと思う。
でも、調香師やクリエイターの意向を~とツイートしていた人の意見も間違いだとは思えない。
むしろ、そこまで考えてあげられるのってすごく素敵だし、あなたは間違えていないよ、と思うのだ。
香水の何が良いとか悪いとかじゃなくて、砂漠がオアシスになり、やがては街になるような。。。
そういう未来を作っていけるうちの1人になれたらいいな、と改めて強く思った。
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