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理学療法士・作業療法士・言語聴覚士に伝えたいこと 1

これまでの病院で何があった?


最初のクリニックにて

他人事のように捉えてきちんと考えない療法士。
彼女との約束があったのか、時間を気にして慌てる療法士。自分の緊張を患者さんに伝えてしまう療法士、この療法士は、スゴク緊張してました(力入れすぎ?後から痛みが出る…)。
この頃は制度上も何ら問題がなかったのか、医師もリハにはノータッチ(処方したらハイ、あとは療法士さん、助手さん、よろしく!といった感じでした)。

後の診察もなしでずっとリハを受けてました。

整形外科病院にて

シフト制だったこともあって、自分の都合が合えば代診を引き受ける(どのタイミングで依頼すればシフト作成に反映出来るかを私は押さえていたし、そういったことも考慮してシフトを組んでくれる療法士もいた中で自分の都合を最優先で動く→研修等なら何とか他を探そうという気にもなるが…)
病院で陸上競技をしている感じ。

(理学療法士や作業療法士だけでなくほとんどの職種が走っていて接触事故未遂を沢山見て来た。入院患者さんの後ろからかすって行くケースも…怖!)
自分で受けたければ有休取って来いと言われる。

(これは主任理学療法士も肯定し、何も言えなくて担当変更に繋がるが…)
ボクでは役不足なので…と逃げた。

(どれだけ叱ったか…周りも気にせず叱ったけど…響きませんでした。響くどころか、リハ卒業で追い出された-_-;当時新卒の理学療法士でしたが、逃げて欲しくなかった。逃げ癖を付けて欲しくなかった。でも周囲が逃げ癖を付けてしまいました)


ホントは周りが逃げちゃいけないことを教えるべきなのではないでしょうか?

ここの病院はそういうことをしませんでした。

担当患者さんが診察を受けてリハに来て、一言。

〔診察で先生何か言ってました?〕

患者さんからの話に頼り過ぎ。

自分で聞きに行く意思全くナシ。
装具作製も当然、医師も理学療法士も介入しない、医師は完成時の最終チェックだけ。中間チェックも大事!
装具士さんに丸投げして歩行分析もなし。

この時の装具、半年ちょっとでヒビが入って履けなくなりました。

(3本目だから立ち会い要らんよね、と言われて立ち会いしてもらえず…)
次ページの装具がひび割れしたものです。

これを現在の装具士さんへ依頼して廃却にしてもらう前に、新人研修のネタにして下さいとお伝えしました。

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患者さんの療法士の選択基準は何ですか?


担当療法士の退職・異動に伴う担当変更…そんな時、患者さんの選択基準は? 


私の経験上では、こんな事を言い出した療法士もいます。

“顔で選択されてる。ボク、イケメンじゃないから選んでもらえない”

いやいや、そんなことはないです。

他の患者さんの中には〔代診してもらったから〕という理由だけで選択される方もいます。
私は、以下のようなことを見ながら、さらには代診担当をしてもらうなどで選択基準を作って来ていました。


リハビリに対するモチベーションは? 


患者さん自身にある程度の経験値がつくとこういったことにも敏感になってきます。

新人の頃は皆さん頑張ろう、患者さんに認めてもらおう、としますが、年数重ねると薄れて来ます。

ただ、そうばかりでもなく、たまぁ~に。

10年経っても、転職しても、持続出来る方も、います。

それは患者さん自身が見極めるしかないのですが、それだけの気持ちを療法士が持ち続けられるかどうか、でもあります。


挨拶はできますか?遅れた時の謝罪はできますか?



“10分くらい(遅れても)いいじゃん”と平気な顔をしている人もいます。 

そうじゃないですよね?

友人や職場の人など、他の人との約束で遅刻したら必ず謝罪はしますよね?

だったら、患者さんも一緒です(患者さんだから待たせてもいい、の感覚で接するのはまずいのでは…?)。

交通機関の関係でこれ以上遅れたら次が1時間待ちとか、そういうケースもあります。

担当療法士が病棟から下りて来ない、前の患者さんが遅れて来た影響で時間がおしている、など事情があるとは思われます。

それをきちんとお伝えして、ごめんなさい、と言えますか?

患者さんの顔見て、いきなり〔中どうぞ〕なんて言っていませんか?(信頼関係が出来上がっている療法士と患者さんならそれでもいいと思いますが、そうでないケースの場合、ただ患者さんを怒らせるだけです)

総合病院のような所では、患者さん同士ではあの療法士はこうだ、とか、この療法士はこうだなんて話が飛び交っています。

これが、担当療法士選択の時に影響して来るかもしれません。

“自分の担当じゃないから、挨拶しない”なんてやってはいませんか?

私の場合だけで言うと、そういった療法士は選択対象外となります。

どんな療法士かの判断が出来ない。

(気さくに声をかけてくれる療法士であれば、お願いしてみようとか考えるかもしれないけれど、そうじゃなかったら判断材料なしでどうしようもないです)

自分の担当だから、担当じゃないから、というのは捨てて下さい。

それを捨てたら、担当患者さんも増えるかもしれません。


安全確保はできますか?


これ、1番大事なことなんですけど、なかなか出来ない療法士がいて、患者さんの方が他の患者さんの安全を考えて療法士に声掛けをすることになる、という…(前の病院での私がそうでした)。

どこで勤務していても、必ず他の職員に呼ばれる、という事態は出ます。

その時にそこで一緒にリハビリをしている患者さんの安全確保をしてから離れることが出来るかどうか?

患者さんに自主リハをさせて自分はパソコン業務をしているとか。

このことから、現在の担当療法士を質問攻めにしたことがあります。

そのことをお伝えした時に、担当療法士は“どういうリハをしてもらっていたのだろう?どういう経験をしていたのだろう?”そう思ったと言われました。

担当療法士からしたら考えられなかったのかもしれません。

担当の患者さんであればそういったリスクはよっぽど担当になって日数経ってない人でない限り、理解してるはず。

そう思って接する経験豊富な患者さんもいますので、ご理解下さい。
現在の担当療法士にも“ちょっとあの患者さん危険かなぁ、と思って声掛けするのやめたんだけど・・・”とあとから色々お伝えしたことがあります。

でもそういったことを考えて行動したことで…そういうことを患者さんに考えさせてしまったと思ったのか、担当療法士は“それは賢明な判断だね。ごめんなさい。ありがとう”って言われました。

私のような経験豊富な人でない限り患者さんは基本的にそこまで考えてないと思って下さい。

そこまで考えられる患者さんは転院を重ねながらリハビリを続けられている方です。