見出し画像

河野太郎防衛大臣の講演

昨日は、自民党再生可能エネルギー普及拡大議員連盟の秋本真利事務局長が主催する講演会にASPEnとして参加してきました。メインスピーカーは、何と河野太郎防衛大臣です。

ここしばらく、FIT制度の見直しや事業用発電パネル税問題などで自民党再エネ議連に顔を出す機会が増えており、秋本真利事務局長が千葉9区(千葉市若葉区、佐倉市、四街道市、八街市)選出というご縁もあって、今回の参加となりました。

画像1

河野大臣の講演テーマは最近の安全保障環境について、です。2020年度予算に関する報道の中で「防衛費は過去最高」と報じられているが、隣国である中国の防衛費は日本の4倍、韓国でも購買力平価で補正すると日本以上の防衛費になっていることなどを指摘し、近隣諸国の環境変化と併せて論じられるべきと述べられていたのが印象的でした。

他に、今後の少子化の更なる進展の中で自衛官の安定的な確保が課題であり、その中で女性の活躍を含めた新たな人材活用を図っていくという話もありました。個人的には、自動化・無人化も貢献するところがあるやに思いますが、島嶼防衛を含めて一定数の人員確保も引き続き重要になるでしょう。

1問限りの質疑応答では、同行したASPEn代表の谷口からエネルギー安全保障と再生可能エネルギーに関する質問を挙げさせていただきました。

河野大臣からは、各国で国防組織が気候変動対応を重要課題としていること、防衛省・自衛隊としても再生可能エネルギーの調達比率を上げるといった取り組みを進めることについて回答がありました。

自然災害が多発する中で自衛隊が出動する局面が増えていること、インフラが破壊されても分散型電源であれば自立的なエネルギー確保が可能であるといった視点と共に、軍事面でも再生可能エネルギー活用の重要性が増していることは疑いありません。

現職大臣の講演を聴くチャンスはとても貴重であり、非常に良い経験になりました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?