20210206

今日は、有難い出来事があった。
年賀状を、おそらく10年ぶりくらいに出した中学の同級生から電話をもらったのだった。

彼とは中学3年間しかともに過ごさなかったのだけれど、家が近いこともあり1kmにも満たない学校までの距離を毎朝待ち合わせして通学しあう仲だった。

しかし、別々の高校に行ったあとは中々会うこともなくなり、
彼は高校を中退して大検を受け、その後4年制大学へ進学した。
その後は、数年は非正規の市職員として働き今は正職員として働いている。

そこまでの道のりは大変な努力があっただろう。素直に、その努力に敬意を表するし、なにより元気でいるようで本当に嬉しかった。

今では結婚して子供が2人いるようで、少し羨ましいくらいである。
本人も「一応、幸せな感じだよ」と電話口で語っていた。幸せなのは本当だろう。

親友の近況を素直に喜びたいのに、心のどこかで卑屈な自分が他人を羨ましく思ってしまう。
これはきっと、自分が前を向いて己を更に高めていくための燃料となるものだと思う。

もう少し暖かくなったら、彼が建てたという家にお邪魔させてもらう約束もした。
時折窓の向こうから聞こえる雪解けの水音を聴きながら、その時を待ち望んでいる。

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