見出し画像

押えられない感情でぶつかった初期の頃

あんなに楽しそうに学校にいっていたのに。

毎日早く学校にいきたい!といっていたのに。


朝起きられなくなった。


初めは親もわからないから、
無理やり起こしていた。
職場からもずっと電話をならして、
職場をぬけて起こしにいったり。


今もまだ解決していないけれど、


本人も何が原因かわからないので、
無理やり起きてでかけても
何度も最寄り駅ホームのベンチで寝てしまった。

起きるのが大変だから、
徹夜でいったこともあったらしい。


でも上の子もいるし、
朝は
お弁当、朝ごはん、自分の身支度と、

同じような立場の方は、
朝のバタバタ加減はお分かりになると思う。


こんなのが毎日だから、
どんどんたまるストレスに、
毎日親も子もわめきちらし、


手もでたこともある。

思い切り肩をつかんで

『早くおきろ!』

と、自分が自分でないくらい

発狂した。  
悪魔みたいだった。

起きられない娘も、獣のようにうなり。
過呼吸で気を失ったようにまた寝てしまう。


廊下を通っていた人に、
よく通報されないと思ったくらい。


こんな状況が2ヶ月くらい続き、
やっぱりおかしい、と、小児科へいった。

そこで診断されたのは

『心因性起立性障害』


好きなことや、お友達と遊ぶ、
そういったときは、
朝どんなに早くても起きられる。


でも、通常登校ができない。


何があったんだろう。


夏休み前と様変わりした次女。

あんなに元気にニコニコ
早く行きたい!と学校に行っていたのに。


何があったんだろう。


そして、この数ヶ月の出来事で
気づいてしまったことがある。


あんなに私自身が

『健康で、まわりに感謝を忘れずに、
人生を楽しんでくれればそれでよし!』

っていってたのに、
そんな人間じゃなかった。

実は、

『安定』
『安心』
『ブランド』
『なんでも人よりできる子供達』

という環境に喜びを感じる人間だったんだ。


それに、、

悩んだり、困ったりしていた人達のこと

何にもわかってなかった。

当事者になって、
はじめて知りました。

気軽に、

『大丈夫だよ!』

なんていっちゃだめなんだ。

本当に苦しいんだな。
トンネルの先に、光なんてみえなかった。


でも、一年近く、
泣いたりパニックになったり
とにかくさらけだした。

人にたくさん相談して、
たくさん泣いて、
大騒ぎして、
1歩進んで2歩さがる、みたいなことも、
立ち止まることも、
やけに気持ちが明るくなることも。

そんな状態を繰り返していたら、
感覚的に
いらない、
余計な皮が、
どんどん脱皮した感覚になっていった。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?