建築史 古代④ローマⅢ
こんにちは。インテリア&建築の学び直しサロン「くらし間」です。
それでは古代④ローマⅢです。
(まだ時々加筆・追記・修正などしております)
今回は、古代ローマ人の暮らしの住居について。
ドムス(79年 ヴェスビオ火山噴火)
その住居はドムス(比較的裕福な層の都市住宅)と呼ばれ、必ずといってよいほどアトリウムがありました。
アトリウムの天井には屋根はなく、中央に水槽(アトリウム)がつくられました。古代ローマ時代でも水道の整備が行き届いていないところでは、雨水を生活用水として使う家もありました。またドムスは壁を共有して立ち並んでいたので、窓はないため、採光は天窓のコンブルービアムから降り注ぐ光のみでした。
アトリウムに付属する部屋は、主人以外の妻や子の寝室、物置や食糧庫として使われました。
アトリウムには、椅子や調度品がおかれ、壁には人間の生活、植物や建築など、のちにポンペイ四様式と呼ばれるほどの芸術的に優れた絵が描かれていました。アトリウムは常に解放されており、市民が集っていました。また主人は、客人を呼び会合を開いていました。
ポンペイは、79年のヴェスビオ火山の噴火によって、一瞬にしてまちごと地中に埋もれてしまいました。そのため、ドムスが当時のままの形で出土し、貴重な遺跡となっています。
それを写真やまたCGで再現した画像なども探せばたくさん見つかります。
英語ですが、例えばこんな感じです・・・暮らしぶりがよくわかります。
英語もなんとなくわかります!
余談ではありますが、
私の住む地域にドムス〇〇、という建築家が設計した建物があり、上記のように隣の壁がつながった住居が立ち並んでいます。
ドムスの名前の由来はここからなのだな、と改めて再確認いたしました。
古代ローマのことを調べていると、本当にテレビ番組や書籍、youtubなどさまざま出てきます。確かにとても魅力的です、古代ローマ。
こうやって建物の名前や名称などを知っておくだけで、それらを見たときに理解がとても深まりますよね。楽しいです。