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世界一周航空券を海外出張に活用!!

世界一周航空券というと、学生、フリーターさんなどが1か月から1年かけて、アフリカや南米大陸の世界遺産や秘境を気ままに旅する旅行が一般的ですが、短期間の業務渡航にも充分に利用価値のある航空券です。

今では、スターアライアンス世界一周航空券、ワンワールド世界一周航空券、スカイチーム世界一周航空券など、メジャーキャリアの航空連合の象徴的商品として知名度が上がっています。

世界一周航空券は、各アライアンスにより利用ルールは異なり、それを細かく説明すると膨大な量になり、業界プロでも覚えきれないほど難しいものです。

世界一周航空券の特徴の一つは、訪問都市数が多いほどお得感があるということです。設定金額が段階的に一定なので、同じ料金で3都市より5都市の方が割安感が出てきます。

しかし、業務渡航の場合は、出張都市は自ずと決まっているので、それほどメリットが無いのでは?と思われますが、少なくとも下記の場合は様々な面で利用価値があります。

日本から太平洋と大西洋を跨ぐ都市への出張(例:米国と欧州)

・全体で最低2都市以上(1都市につき滞在時間が24時間以上)
・旅行期間(1年未満)

金額だけについては、2都市を別々に渡航する場合、最も安価なチケットを入手すれば世界一周航空券は割高となるかもしれません。しかし、下記の点を考慮すると、たとえ金額が高くても世界一周航空券にはメリットがあると思えるでしょう。

・価格は通年定額:ゴールデンウイーク、夏季、年末年始などのピーク期間でも追加料金なし
・出発後の日付、ルートの変更ができる。(変更料が必要な場合あり)
・多くの航空会社を利用できるので、都市間の移動選択肢が多彩
・日本出発前であればキャンセルができる。(手数料必要)
・1年間有効なので、旅行開始直後に帰国が必要になった場合でも、未利用区間は1年以内に再利用可能
・連続して都市間を移動できるので、全体の出張期間を短縮できる。

要するに、格安チケットに特有な予約と同時に購入、払戻不可、変更不可というガチガチのルールではない事が業務渡航に適しています。また、ビジネスクラスの設定もあり、より日程に柔軟性が求められるビジネスクラス利用の出張者には最適といえます。 

その他にも、都市を増やしても料金は一定(もしくは僅かな追加料金)なので、帰国前に休暇を取ってプライベートな旅行を組み入れることができる。職種によっては、海外でワーケーションもできます。

企業、出張者の双方にメリットがある世界一周航空券は、今後、業務渡航で一層利用される商品となることでしょう。

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