詩 / 連-絡

闇の中で
寝息を聞いた

あなたにあわせて息をする
夜が一次元に落ちていく

息が聴けて幸せ
息を吐けて幸せ

部屋は離陸する
柔らかな空気を吹いて

朝までの旅
焼き付けた思い出が車窓を滑る

記憶は螺旋になって
糸車がぜんぶ巻き取っていく

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