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6 絶対惚れさせる

絶対きれいになって、

絶対惚れさせる

決戦の日に向けて、たゆまぬ努力を続けた

当日…

友達の彼ともう一人新しい人がお店に先に到着していた。

あと一人遅れているとのこと。

あーー会えないか、そりゃそうだよね。

飲み会しましょう。と言って、3対3でその内2人が前と同じ人とか無いか…

今日は普通に楽しもう。

何と言っても、八百屋のお七ならず、

私は飲み会のお七なんだから、今日が無かったら次の機会がある。

それに、彼の友達と普通に友達の様に仲良くなったら

いよいよ彼を呼んで欲しいとお願い出来るかもしれない。

一人仕事で遅れると言う人がなかなか来ないなぁ…。

…と思っていた瞬間。


!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!♡

個室の扉が開いて、

あの一目惚れの彼が立っていた

し…心臓止まるかと思った。


来たーーーー!!彼を呼んでくれたんだ!!!!!

やったぁーーー!!

心で叫びまくる。

あーーやっぱり好きだ。

どうしよう息苦しい、ドキドキする。

彼が座って落ち着いた頃、

彼は私がいる事に驚いていた…

えっ?っていう普通に驚いた感じ

どうしているの?って言ってた気もする…

友達の彼から私が主催とか聞いて無いんだ、、とか、

驚いた感じが…少しショックだった

彼の反応も見る限り、私主催だという事も伝えられていない飲み会に彼は参加している。

私にとってはある日突然私の心の中のほとんどを占める、重要人物になった人。

でも、彼にとって私は通りすがりの人に過ぎない…

特に話さなくてもいいから、飲み会に誘った。だけ……

温度差を感じた。

私はこの決戦の日まで、ものすごく意気込んで頑張っていた。

きれいだなんて、誰にでも言えるのかもしれない。

私の一方的な一目惚れ……

でも、私の好きと言う気持ちが、どうしてもポジティブに考えたがる。いい捉え方をしたがる‥

とにかく再会できたんだ。

これからが大事。


飲み会は普通に楽しく、

前より少人数だから、彼とも彼の友達とも沢山話して

打ち解けて、少し前より仲良くなった

良かった。


良かったけど、

一つ気づいてしまった…

勘違いで無ければ…

彼の友達が私を少し意識していることに…

いや、

それはまずい…

とても。








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