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4 迷惑なまわり道

今まで彼氏も何人かいて、普通に付き合ってきた

だから恋が初めてでも無い

でも今回のトキメキは違った。

彼にだけは中学生の様な初恋の様な

純粋で、

特別な気持ち

自分では手に負えない、コントロール完全に不可の正体不明の感情とドキドキがある。

一気に好きになってしまった

一目惚れしてしまった

冷静に見たら、ただアタフタして一人で空回りしている、ただのモテない女そのもの

脈は無いかもしれないけど…

とにかくもう一度会いたい。


私は、もう彼本人に連絡する勇気がどうしても出なかった。

そして、

彼の友達にもメッセージを送った。

帰り道が一緒だった人だ。

今度はスラスラ文章を打って、さらっと送れた。

もちろん、またみんなで飲みましょう!と。

そのみんなで会う時に、彼を絶対連れて来て欲しい。

友達の彼からはノリの良いサラサラとしたメッセージが届いて、

早速いつにするかと話がトントンと進んで行った。

3対3位で飲み会しませんか?

その内の一人は、あの彼をお願いします!と心で願った。

また消極的な私は彼を連れてきて欲しいとは、どうしても言えなかった。

何となく彼に失礼な気がした。

ここは運に任せることにした。

彼が来なかったとしても、彼と仲の良い人だから

いつか会えるかもしれない

八百屋お七みたい…

いやいや!彼の会いたさで火事を起こしてしまうお七とは違う!

私はこれから、飲み会のお七になるのだ。

彼にいつか会えるまで何度も飲み会を開く意気込みなのだ。


人から見たら、飲み会開くより、本人にもう一度連絡してぶつかれよ、、、

今文章を書いている未来の私ですらオイオイって思う。

でも当時出来なかった。

どうしても。

過去の自分にアドバイスしてあげたい。

アドバイスを聞くかどうかは別にして、、












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