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SEO記事×リンクビルディング|ホットトピック選定について

SEO記事×リンクビルディング施策をする意味

SEO記事での上位表示化はできているが、さらに別の確度からも攻めていきたい。そういう時に実施した施策がSEO記事によるリンクビルディング施策です。

今だにSEOではかなり重要視されている「被リンク獲得」ですが、一朝一夕にできる施策ではなく、実際にやるとなると、地道な営業活動がメインで掲載されていますよね。
近年では、ウーバーサジェストで有名なNeil Patelさんの記事が有名です。

ただこの手法は結構できるところが限られます。ブランディングを気にするところでは、サイトに片っ端から声をかけるというのは、NGが出るところも多いんじゃないでしょうか。
そういった時に、今回紹介するSEO記事によるリンクビルディング施策はかなりおすすめです。

今回の施策の注意点

ドメインパワーと記事制作ノウハウがあり、50〜3000前後のKWであれば問題なく1位〜3位表示できる状況が前提です。
SEOによる流入で積み上げ式に被リンク獲得を狙っていくので、そもそも上位表示化できないと話になりません。なので上位表示化がそもそも難しい場合は、通常のコンテンツSEOを実施しドメインパワーを高めたりノウハウを貯めていくのがまずはおすすめです。

今回の施策のメリット

今回の施策のメリットは積み上げ式に被リンクを継続的に獲得できる点です。エバーグリーンコンテンツを対策して、積み上げ式に成果を伸ばせるのがコンテンツSEOの強みですが、今回はリンクビルディング施策でその強みを活かすことができます。1記事で月に3〜5程度の被リンクを獲得できるため、10本投下すると月に30〜50程度の被リンクを獲得し続けることができます。被リンク集めに悩んでいる場合は、かなり魅力的な数字じゃないでしょうか?

施策の概要:ホット・トピックを探して、それを対策する

今回の施策を一言でいうとこれです。ホットトピックを探し出して、それを対策していきます。ただこれだけだと意味がわからないので、順に説明していきますね。

ホット・トピックとは

私が勝手に言っているだけなので、完全な造語です。
意味としては、引用されやすいトピック、テーマを指します。「被リンクを獲得しやすいトピック」と言い換えることもできます。

通常のSEO記事では、「検索ボリュームが高いもの=ニーズの高いトピック」と仮定して記事を作成していきます。実際、検索されるということはそれだけニーズがあると判断できるわけですが、ニーズが高いからと言って被リンクを獲得できるとは限りません。ここが今回わざわざホット・トピックというものを考える必要が出てくる理由です。

ボリュームに関係なく、引用されやすいトピックが存在する


被リンクを獲得しやすい記事を分析した結果、会話の中で利用される記事と検索ニーズを満たす記事は異なることが見えてきました。
確かにビッグワードで対策し上位表示化できれば、それだけで引用されやすい傾向にあります。これは単純にボリュームが多い分、露出が増えるためです。

しかし多くのサイトのお役立ちコラムの被リンク状況を見ると、きれいに検索ボリュームと比例しません。引用の割合がトピックによって違っています。

被リンク獲得しやすい記事は、記事の中だけでなく、SNSや「5ch」「発言小町」などの掲示板でも良く引用されています。
これは主に「単純な数値を示したい場合」「トピックそれ自体が誰かに紹介したいもの」といった理由で引用されているのですが、この反応率を被リンク状況で数値化できそうだと考えました。
実際に施策をしたので、結論から言うと、この仮定はあたっており、被リンク獲得率の高いトピックを狙えば、コンスタントに被リンクを獲得することができました。

施策の手順

  1. 参考サイトの選定

  2. 被リンク状況の確認

  3. ホットトピック確定

  4. ホットトピックのKW化

  5. 優先順位の確定

前置きが長くなりまし歌。
今回の施策は大まかに上記の手順で選定を進めます。
ちなみに、施策の実施にあたって、他サイトの被リンク状況を可視化できるSEOツールが必要です。

1.参考サイトの選定

被リンク状況を可視化する対象となる参考サイトを選定します。
ここでは自社サイトのテーマと同じ切り口かつ、トレンドトピックを扱っているメディアを選定します。
例えば、マーケティング界隈で言えば、「Web担」や「Markezine」などが挙げられるでしょう。こういったサイトのようにコンスタントに業界のトレンドに関する記事を発信しているサイトを思いつく限りピックアップします。
例では職種や職能での切り口ですが、業界で言えば業界紙や専門誌が運営しているメディアを選定します。

例えば介護で言えば、「福祉新聞」、食をテーマにしていれば「日本食糧新聞」「食品科学新聞」などでしょうか。
今回は一例なので、より自分のメディアに近いテーマを扱っているニュースメディアがあればそちらを利用します。
マーケティングの中でも「SEO」を中心のテーマにしているなら、鈴木謙一さんの「海外SEO情報ブログ」も候補に上がるでしょう。

2.被リンク状況の確認

参考サイトをピックアップしたら、そのサイトの記事ディレクトリの被リンク状況を確認していきます。
ここはSemrushやAhrefsなどのSEOツールを使います。他サイトにおける記事単体の被リンク状況を確認し、どの記事がどれだけ引用されているかを可視化することができます。

3.ホット・トピック選定

記事一本ごとに被リンク状況を確認したら、被リンクの多いもの順にソートし、ホットトピックを選定します。各サイトの中でも、特に被リンクが多いものを選定していきます。
基本的に、一つのサイトで多くの被リンクを獲得できているトピックであれば、その他のサイトでも同様に多くの被リンクを獲得しているはずです。

注意として、トピックの中にはウェビナーやイベント告知など、他のサイトでは使えないトピック(※一般的ではないトピック)が紛れていることがあるので、こうしたものは削除します。

4.ホット・トピックのKW化

次にホット・トピックをKW化していきます。SNSでの拡散は考えず、あくまでSEO検索流入からの被リンク獲得をメインで狙っていくため、なるべくメインキーワードをあてがい、上位表示化のために対策していきます。
この時、検索ボリュームは気にせずにKWをあてがっていきます。
確かに検索ボリュームが多ければ多いほど効果は高くなりますが、低くても効果は見込めます。(※ボリュームよりも引用率のほうが重要です)
例えば検索ボリュームが50前後であっても、コンスタントに記事やSNS、掲示板などで引用してもらえました。
ニッチであればあるほど、ディープなトピックであるとも言えるので、少しでもボリュームがあればそれを採用しあてがっていきます。

ここのKW化がかなり属人的な作業です。コンテンツSEOに慣れていない方がKWをあてがうと、的外れになり効果が発揮できおないこともあるので注意してください。

5.優先順位の確定

最後に優先順位の確定をします。
被リンクが高いものを通常は選定しますが状況によって使い分けても構いません。流入も少しは狙いたいという場合であれば、ボリュームも多少意識します。


ホット・トピックの選定で、別角度のコンテンツSEOを

SEO記事によるリンクビルディング施策の解説は以上です。

流入が正義になりがちなコンテンツSEOですが、こういった別角度からの施策も何か参考になれば幸いです。

積み上げ式に成果を伸ばしていけるのはかなり強みかと思うので、「リンクビルディング施策を実施したい」と言う方や、「少し違った新しい施策を実施したい」という方はぜひ試してみてください。

ここまで読んでいただきありがとうございました。今後もSEOやコンテンツSEOに関する情報を発信していければと思うので、ぜひフォローをお願いします!フォローしていただけると励みになります…!


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