見出し画像

ツール難民が色々使って辿りついた、おすすめのフィードバックツール

今まで色んな案件でデザイン・動画・デバックでフィードバックをする際に「いかにラクして正確に伝えるか」を模索していた、みどりの戦士です。IT業界にも関わらず、意外にもパワポに切り張りして指示する、印刷して手書きする、エクセル等で表にまとめる…といったアナログチックな対応にも出くわしたこともあり、その度に「おいまじかよ~」と心で叫んでました(笑)

もちろん指示の問題があるかもしれませんが、修正においてなるべく電話やテレカンもしたくないんです(笑) という感じで、新しいものを使っては辞め…を繰り返し、ようやく辿りついたおすすめのフィードバックツールと、プロジェクト管理ツールとの組み合わせを紹介したいと思います。

フィードバックツール編

1.Brushup
デザイン、動画、イラスト、ドキュメントなどのあらゆる“制作物”をフィードバックできるツールです。ガントチャートとしても使えるので、進行管理にも使えます。

ここがおすすめ!
・直感的にフィードバックができて、コメントへの返信ができるので認識齟齬が少ない
・修正前データとの比較が出来る(重ねたり並べたり)コメント1つ1つにチェックボックスがついているので、修正漏れが拾いやすい

ここがおしい!
・ガントはついていますが、完了課題が自動で非表示にならない・ソート機能が微妙なので、BacklogやJiraに慣れている人には若干物足りなさを感じる
・Slack等に連携した時、やりとりが盛んだと他のやりとりが埋もれるので、チャンネルを分けるなどの工夫が必要

利用シーン別おすすめ度

デザイン・・・〇
XDやFigmaでデザインしたものは、そのコメントで充分なのであえて使う必要はなし! XD以外で作ったモノ、バナーや画像、イラストには適していると思います。
動画・・・◎
使わない理由が見当たらないくらいにおすすめです。動画の編集工程のみであれば、スケジュール管理含めで使っても問題ないレベル。ただし、細かすぎるタスク管理には向かないかも。
テストアップ・・・△
LPやシンプルなサイトであれば良いですが、複雑なサイトなどをこのツールでフィードバックするのは、相当センスが必要なので、私はおすすめしません。
レイアウト・挙動の指示を1つのタスク内でしたときに、修正工数がバラバラするともうヤバイ!(語彙力)

ちなみに無料でも使えますが、容量がすぐオーバーする&削除できないので、動画で使いたい人は要注意!

2.monji
Webサイト、画像、PDFのフィードバックに特化したツール。無料で使えるので、手軽さはピカイチかと!​


ここがおすすめ!
・コメント1つ1つにチェックボックスがついているので、修正漏れが拾いやすい
・コメントに添付ができるので、参照してもらいたいファイルなどの連携がわかりやすい
・1つのmonjiURLで複数画面を管理できるので、まとめて依頼できる

ここが惜しい!
・少し重いのでテストページの取り込みに時間がかかる
・フリーハンドツールがない
・無料のため広告表示があり、誤クリックしちゃうのと、再編集するまでのステップが少し面倒

利用シーン別おすすめ度

デザイン・・・〇
XDやFigmaでデザインしたものは、そのコメントで充分なのであえて使う必要はなし! フリーハンドツールがないので、文章力と参考資料のみで伝える必要あり(こんなかんじ~っていう絵が書けない)。
動画・・・×
そもそも使えない。
テストアップ・・・△
URLでの取り込みに時間がかかる場合があるので、待ち時間イラつきやすい人は要注意です(笑)ただ、静止画共有なので、挙動面のフィードバックが伝わりづらい場合もある。

記事の校正とか、テストアップされたページのテキストチェック(誤字脱字や改行指定)に1番向いているかもしれない。

類似ツールでAUNもありますが、AUNは無料版だと7日間で消滅するのと、複数ページにフィードバックするとき、縦積みされるのが嫌で私はmonji派。

3.Awesome Screenshot
Chromeのアドオン機能で、主にブラウザのキャプチャとレコード機能がメインです。書き込める機能と共有用URLの発行ができるので、フィードバックにも使える。もちろんローカルから画像を取り込むこともできる。

ここがおすすめ!
・直感的にフィードバックができて、貰った方との認識齟齬が少ない
・動画にも書き込みができるので、バグ再現しつつ「ここをこう直して!」っていう抽象的な言い方でも伝わる
・自由度が高い

ここが惜しい!
・1URL(画像)1画面なのでページ全体をまとめて、お願いしますが出来ない
・テキストの打ち込みが直打ち(コメント一覧エリアがない)なので、指示が多いと見づらくなる
・チェックボックスがないので、複数指示を入れた際の修正漏れ管理は確認者次第

利用シーン別おすすめ度

デザイン・・・△
使えなくはないけど、あえてこれを選ぶ必要性は感じられない。
動画・・・〇
動画のフィードバックツールって少ないですよね~。無料版だと時間制限があってほぼ役立たずなので、要注意!
テストアップ・・・◎
挙動バグの共有が出来るのはかなり大きい。課題管理のやり方にもよりますが、タスク管理ツールとの相性は良いと思う。

基本的に無料版で事足りるところもGoodです!

フィードバックとプロジェクト管理ツールのおすすめ組み合わせ

ここはまだ模索中であるのと、受ける案件の範囲にもよるので、正解はないのかもしれませんが…私の失敗例から結局ここに収まった組み合わせを紹介します。

動画はBrushup
どのツールも有料版ですが、類似サービスだとAdFlowAPROOVEがありますね。どれを使うかは好みにはなりますが、これらのツールさえあれば、最強だと思います。

有料版持ってる人はAwesome Screenshotも良きです。

デザインはXD×バックログ、次点でBrushupかな…?
XDはピン留めコメントしか出来ないシンプルな作りですが、リアルタイムでやり取りができるし色々開かなくていいので、私はXDで作って欲しい派。社内のデザイナーであれば、バックログは使わずSlackでホイホイやってます。

納品データがPSDかAI指定の時はBrushupを使えばタスク管理もできるので、積極的に使いたいところ。

テストアップはAwesome Screenshot×Backlogに落ち着く
未だにテストアップの課題管理方法には毎回頭を悩ますので、おすすめあったらむしろ教えて欲しいくらいですが…

レイアウト・挙動バグなどいろんな角度で指示が入るのと、内容によって対応工数が変わるので、「ページ名を親課題に」「原則1修正1課題」で組んで、ビジュアル指示をAwesome Screenshot(またはGazo)で入れてペッと貼る。どうせ開発側はGit使うので、フロントでは見えない修正や差分確認が出来るのは大きいと思います。

テストアップ段階で大幅なテキスト修正が入るのは良くないですが、あったときはmonjiをぺッと貼ります。
ちなみにめっちゃ個人的な好みですが、Backlogのフォントがメイリオなのが読みにくくて嫌&孫課題機能があると嬉しい! 

基本的に便利ツールは有料なので、会社によっては契約までの壁があったり、使用感は個人差がありますが…難民の参考になれば幸いです!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?