見出し画像

心の健康を保つアンガーマネジメント

アンガーマネジメントってご存じですか?

アンガーマネジメントとは1970年代にアメリカで生まれたとされる『怒りと上手に付き合うための心理トレーニング』です。

その目指すところは怒りで後悔しないこと。

私たちは怒り過ぎて人間関係を壊してしまったり、また、怒れなくて(言いたいことが言えなくて)ストレスから心身の調子を崩したり、という後悔を繰り返してきています。

そうした後悔をせずに怒る必要のあることは上手に怒れて(伝えられて)、怒る必要のないことは怒らずにやり過ごせるようになることが目指すゴール。そう、怒らなくなることはゴールではありません

具体的には怒りを正しく理解し、3つのコントロール(衝動・思考・行動)によって怒りへの対処と体質改善を行っていきます。

私がアンガーマネジメントを学ぶきっかけになったのは子どもに対して怒り過ぎてしまうお母さんとの出会いがあったから。適切に怒れないことで子どもも親自身も傷ついている状況をなんとかしたいと思ったことがアンガーマネジメントを学ぶきっかけでした。

でも実際に学んでみるとアンガーマネジメントは怒りで後悔しないだけでなく、人間尊重を基本としたアサーティブな考え方や、多様性を受け入れること、自分の気持ちや状態にきづき適切に対処すること、未来解決思考など生きていくことを楽にしてくれる考え方やスキルが得られるものでした。

変化のスピードが早く、社会も多様化してきている中で、私たちは忙しく時間も心も余裕のない生活を送っています。

スピード化、利便性が良くなったために待つことや不便さへの耐性を失い、インターネットで繋がりやすくなった反面、一人の時間と考える力が失われている今。アンガーマネジメントは怒りをきっかけとしながらも、心の健康を保つために役に立つものと考えています。


老若男女怒りを感じない人はいません。

家庭にも、職場にも、社会にも怒りは溢れています。


次からはアンガーマネジメントがどのように活用できるのか、少しずつ書いていきたいと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?