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新時代で勝ち組になる為に「5つの暖簾を出して生きていく」

 1月から自分の時間を完全に自由に使えるようになった。あまり良い事ではないのだろうが、自然とYou Tubeを閲覧する機会が増えてしまった。


動画って良くないっていうけど・・・

 生産性の大敵はSNS(動画含む)、睡眠不足、ジャンクフードなどと言うが、こと動画に関してはむしろ積極的に見たほうが良いと思う。私がフリーランスを目指そうと思ったきっかけもDaiGoの動画を見てからだし、You Tubeには社内研修にも使える素晴らしい教材が溢れかえっている。※5年位人事部に所属していたので、よく研修素材にYou Tubeを使ってました。
 要はYou Tubeやネトフリアニメ(なぜかアニメ限定)に時間を盗まれないように活用すれば、情報収集や自己研鑽、笑いのネタ収集などなど、動画は最高のツールだと思う。

 そんな訳で3時間くらいネットサーフィンしてたら、面白い動画を見つけたのでちょいと紹介したい…っていうか、キングダムの略奪にあった農村ばりに時間盗まれてますやん(笑) 


縦移動の時代から横移動の時代へ

 という事で大量の時間を強奪されて行き着いた動画がこちら。

 島田秀平さんの動画である。正直風の時代とか土の時代とかは良くわからん(笑)。でも凄くいい事言ってたな。
「今までの時代は『今ある場所で、ここで頑張っていくんだ』って意識が大切だった。その土地から動くことができないから、その中で上を目指していく事(昇進)が美徳とされていた」

「でも風の時代はそうではない。上(縦)を見るのではなく横を見ることが大切なんだ。たとえば私(島田さん)の事務所にはさまぁ~ず、やバナナマンという偉大な先輩がいるが、その人達に追いつけ追い越せではなく、ちょっと視点をずらして、違う場所で新しいやり方とか武器を見つけて、実力をつけて方を並べられるように頑張る事が大切なんだと思う。」
という内容だった。

 これさりげなく今の時代の真理をずばっと突いてるよな。吉本興業なんて、重鎮だった先輩芸人を、オリラジとかがYou Tube活用して、簡単に追い越して独立しちゃってるしね。あれがこの動画でいう「風の時代」に乗っている人達と乗れていない人達の象徴のような気がする。


5つの暖簾を出す=得意なこと好きなことを5つ持つ

 更に後半では今の時代の真理をついた、もっと素晴らしい事を言っている。NSC(吉本総合芸能学院)ではその時代を読んでいたのか、次のような事を授業でお話しているらしい。
「今までは『芸人はいいネタ作って、単独ライブやって、評価されて、いつか冠番組をテレビで取るんだ!』みたいな授業だったけど、今の授業では『5つの暖簾を持ちなさい。つまり自分のアイコンとなるような5つの看板を持ちなさい』と教えてる」

「これは『5つの仕事の顔を持つ』みたいな重苦しい話ではなく、もっと軽く考えていい。例えば会社員、愛妻家(笑)、フットサルのコーチ、趣味でこんな事やってるetc…の、『○○くんってこれ好きだよね、これ得意だよね』っていうものを5つ持てばいい。」

という内容だった。
 やっぱり今は多趣味の人が強いよね。ブログとか読んでても、すわっとGopro使ってみたり、それをYou Tubeで上げたりする人って本当にフットワーク軽いんだなーって思う。『風の時代』というのが本当に来るのなら、これからはそういう人が幸せになっていくんだろうな。


それでも組織で上を目指したいのなら

 「という動画の内容でした」…なんておすすめ動画紹介みたいな、ぬるい記事は書きたくない。そんなん書いたら陶芸家ばりに感情の起伏むき出しで自己嫌悪してしまう。※陶芸家への偏見強すぎる(笑)

 なので「やはり組織に入って安定した収益を得た上で、バリバリ上を目指せる環境で生きていきたい!」という学生さんがもし読んでたら(読んでないだろうなー)、過去の経験も踏まえて以下のような企業というかジャンルをおすすめしたい。それはずばり

社歴の浅い10名前後のスタートアップ企業!

 これに尽きる。著者はパチンコ店の店長もやっていたが、約5年間人事部にも所属していたので、就活関係の情報には結構明るいという自負は持っている。前職で内定が決まった学生さんとかを、部下がよく追跡調査で「どこに入社した」とか「今どんな仕事をしているか」とか「今幸せなのかそうではないのか」とか、凄く色々な情報を収集してくれたのだ。
 その中で圧倒的に高い給料、強いやりがいを持って働いている企業が上述のような会社だ。そういうところは基本マイナビやリクナビなどに採用登録しないので、自分で探し出して自ら「インターンをやりたいです」と転がり込んでほしい。
 正直言えば安定とは程遠いかもしれない。残業の規定とかあって無いようなものらしいし、朝の10時なのに社員の目が京都の碁盤の目みたいに血走ってるらしいし。

 しかしである、そういう企業であれば全ての行動原理が
「生産性を上げるには」
「収益を上げるには」
に特化してるから、自分の仕事が会社の利益につながってる、ひいては自分の携わった製品がユーザーの幸せにつながるという満足感が得られるのだ。
これは働く上でなによりのご褒美だ。
 私だってそういう企業にいられたなら、ぶっちゃけフリーランスなんてやっていない。たぶんその会社で自分の全てを賭けて働いた末に、サムズアップしながら過労死してる。そして隠蔽工作として、サムズアップしたまま溶鉱炉に沈められてる。最早ターミネーターの最期だ。仮にそうなったとしても特に後悔もないだろう。


成長が鈍化した中小企業の悲惨さ

 まあこの項目はさらっと流し気味に書くが、マジで成長が鈍化した業界や会社には入らないほうが良い。仮に大企業としてもだ。そういう企業で上を目指すという事は、実力で上を目指す事ではない。どれだけ自分の時間と価値観を会社に売り飛ばせるかが昇進の全てなのだ。
 
当然トップが愚鈍だからその企業の業績は悪化する訳で、その愚鈍なトップの愚鈍な指示に対して
「なるほど!さすが社長です!!オラアアアアお前ら社長がこうおっしゃってあらせられるぞおお!!逆らうやつは全員降格ダアアア」
と、何の抵抗もなく動けるやつが出世するのだ。

 アホな社長であれば、諫言してくる有能な部下より、太鼓持ちしてくれるアホな部下を重用するので、幹部・役員はそんな奴らで溢れかえる。そんなアホな幹部どもは、更に自分の使いやすいコマを徴用するので、その直属の部下もスネ夫みたいな部下で溢れかえる。あっという間に「ごっつええ感じ」のアホアホマンみたいな上司だらけの会社の出来上がりである。
 そんな社内の雰囲気は、海は枯れ、大地はめくれ、生きとし生けるもの全てが醜い化け物と化している…もう北斗の拳やん(笑)。そんな会社にあなたは入りたい?
 ちなみに前段落より本段落の方がリアリティー溢れているが、筆者の前職がそういう会社だった訳ではないゾ…たぶん
(;・3・)~♪ 。

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