ふと思うこと　１０　「センス」

「センス」って何だろう？とふと思いました。

スポーツ、芸術、ファッション、仕事においても共通してよく使われる「センス」という言葉。

スポーツにおいては生まれ持った素質や才能が大きい気がします。

しかしその他多くは、その人が辿った経験や学んだ知識によるものという気がします。

「センスを磨く」良く聞くように、磨けば光るものであるならば、努力でなんとか出来るものなのか？

センスが良いと言われる人を真似ていけば何かが変わるでしょう。

磨きたいと思う分野の情報を沢山仕入れる事でも何かが変わるでしょう。

沢山の経験を積む事でも何かが変わるでしょう。

しかし「センス」と一口に言っても様々で、よく言われる「キラっと光るセンス」と言うものが物作りで必要な本当の「センス」にあたるものと言う気がします。

そこには際立ったものがあり、明らかに他と違うものと分かるものがある。その「センス」を手に入れようとすると時間も必要、努力も必要。

こういったものの多くは限りがなく、どこに到達すればゴールというものでもなく、一生磨き続けてその都度身に着けていくものだろうと思います。

その場、その時でベストだと思える選択をしていく事。それを繰り返し続けていく事が「センスを磨く」という事に繋がるという気がします。

自分は、音楽における「センス」をこれからも磨いていきたいと思っています。

それには手本になるものや、知識、情報も必要でしょう。

共通する「センス」を磨いていくためには、音楽だけでなく幅広い分野に目を向ける事も大切だと思います。

点数が付くものでもない、際限もない、簡単に身につくものでもない。
きっと迷いながら、考えながら、ずっと探し続けるのかなと思います。

そして周りの評価もありますが、自分自身納得できるようにハードルを越えて行く事はやはり困難な事だと思います。

でもきっと、それはそれで楽しい事なんだろうなと思います。
「センス」に限らず何事も楽しんでやる、それで自分なりに自分らしい「センス」を身に着けていく事が自分にとっては大事なのかなと思っています。