人間への一歩

息子が喋った。
なんとなく宇宙語はわぁわぁ喋っていた息子、
たまにまぐれでしゃべれていた息子、
うん、だけは上手な息子。

1歳10ヶ月と2日間、
初めてきちんと意思を持って喋ったのを見た。
喋れた言葉は
ばぁば、
じぃじ、
かか(かーちゃん)、
とと(とーちゃん)。

一気に4語。

うお、と思った。
急に人間に見えた。
こうして人間は人間になっていくのか。 

ママ、パパで覚えさせていなかった我が家は
自分たちのことをとーちゃん、かーちゃんと呼んでいたため、
保育園で先生たちがママ、パパと呼ぶことで混乱が発生、なかなか私たちのことを呼べないのだと思っていた。
統一した方がわかりやすいのかな、、と考えていた矢先のかか、とと。
母はとっっっっっっても嬉しかったです。

混乱させたのはごめん、
でも思春期に担任の先生を
ママ!って間違えて呼んで、クラスメイトからおまえまだママって呼んでんの?とからかわれることを今から母は回避しているのです。
その事件をきっかけに、ママ呼びをかーちゃんないしはおふくろ呼びに変えたいけど小っ恥ずかしい、といういらん心労を今から回避させてやっている、これは母の愛なのです。

いつかくそばばあと呼ばれる日がきたら、
ブチギレながら
赤飯を炊くことを楽しみにしている母なのです。

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