高い肉。

あなたの今までの人生の中で

一番旨かったと思う料理は何ですか？

僕の23年間の人生の中で

最も旨かったのは、

幼い頃に炭火焼レストランで食べた

1300円のハンバーグです。

ライスは、セットです。

心から感動したのを覚えています。

「あー世の中にはこんな旨い食べ物があるんだ」

って。

それから今に至るまでに

その時以上に”値段が高い肉”を

何回か食べましたが、

初めて1300円のハンバーグを食べた時ほどの

純粋な感動は超えてないのです。

10倍以上の価格の肉を食べても、です。

僕たちはつい、

良い部分”だけ”を求めてしまいます。

悪い部分を消し去りたい

と願ってしまいます。

今の自分のダメな部分をなくしたい。

こんな事もできないなんて私はなんてダメなんだ。

ですが、

良い部分だけなど存在しません。

光があれば、闇もあるのと同じです。

安い肉があれば、高い肉もある。

成功があれば、失敗もある。

美人であれば、変な男も集まる。

僕は、高い肉を食べても

安い肉を食べた時の感動を超えませんでした。

でも、

高い肉のとろけるような旨さも

そこに連れて行ってくれた師匠の顔も

鮮明に覚えています。

どちらが100％良いわけでも

100％悪いわけでもありません。

どちらにも

良い部分、悪い部分があります。

自分のどこかに悪い部分を感じるなら、

それと同じだけ良い部分もあります。

他人に悪い部分があると思うなら

それと同じだけ良い部分もあります。

それが見えてないだけです。

世の中の肉料理屋さんが

全て高級焼肉のみになったら

最悪じゃないですか？

逆に、全てが大衆ハンバーグ屋に

なったらどうですか？

記念日や好きな人と

たまには高級なものも食べたくないですか？

悪い部分があるから、良い部分もあるんです。

どんなにスゴくなっても

偉くなっても

社長になっても、お金持ちになっても、

良い部分も、悪い部分も同じだけある。

要は

「そのままの自分で良いのだ」

という事なんですが、

だからといって、

現状に満足し、挑戦しなくなるのは

違うんじゃないかと僕は思います。

高級焼肉なんてどうせ大したことない！

金持ちはどうせ悪い事してる！

ビジネスなんて怪しい！

やった事がないのに

「今でも十分満足だから」でシャットアウトする。

そんな人を見る度に思います。

「あーこの人は自分の事しか考えてないんだな」

と。

あなたが満足なら、あなたの周りの人。

今後の人生で関わる人。

あなたの家族、あなたの恋人、あなたの子供。

今現状いなくとも、

未来のあなたにはいるかもしれません。

その人たちの事を

何も考えてないんだなって。

虫歯になってから歯磨きしよう

では遅いのと同じで、

人生では、対処ではなく対策をする必要がある。

どんな時でも、今がチャンスです。

弱さを受け入れ、

常に変化を受け入れていきましょう。

試しに、

自分の良い部分、

悪い部分を10個ずつ出してみてください。

自分のことを知ることが

成長の第一歩です。