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雨降りの土曜日、鍾乳洞を訪れた。 鍾乳洞に来たのは人生で三度目ぐらいだろうか。 最後に来た…
学校からの帰り道、 あんまり夕陽のオレンジが強かったから これを特等席で浴びたいと思った。…
「さようなら」と終礼をして、 教室を出る。 閉まった扉を見たら 夕陽が、優しくちらつく炎を…
母と宮島へ行った。 フェリーを降りたら鹿がいてびっくりした。 町中に鹿がいるのって奈良だ…
公園のパンダはよいものだ。 地べたにうつぶせてまどろむ個体。 お腹にバネをつけて乗客を待…
ふだんは川の中で気持ちよさそうにしている鴨たちが、今日は川縁にのぼってきていた。 今朝は…
電車で友人の住む町へ向かう。 途中の町で雨が降って、水滴とともに電車は進む。 この路線は、きっと乗客たちに愛されているんだろうな。 窓の下のアルミ台にたくさんの文字や模様が刻まれているから。 家族や友人と一緒に笑い合いながら、ひとりで物思いにふけりながら、ここにその時の思いを残していったんだ。 ペンでグシグシ削られるのはちょっと痛そうだけど、この溝は、これを残した人やそっと撫でる人になにか暖かいものを注がれていて。 だからこの電車に乗るとこんなにのんびりした気持ちになるのか
ちいさいころ、おばあちゃんと森永ミルクキャラメルでハートをつくったことがあった。 銀紙を…