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「ルックバック」、観てきました…!

みなさんこんにちは!
今日は原作から大好きな話題作、「ルックバック」を見てきました!!!

藤本タツキ先生の作品は「ファイアパンチ」から読んでいて普通にファンです。色紙が無いので背中にサイン欲しいですね。

ルックバックは原作漫画ももちろん読んでいたので、映画は楽しみでした。
しかしやはり、映画館で映画に集中したいので、公開初日と土日は避けて今日行ってまいりました。
幸い自分の仕事は夕方からなので、昼間なら悠々と行けるんです。

しかも、自分が見に言った映画館ではまだ入場者特典がまだ残っておりゲット。最高です。

今回も一言で感想を先に書くと、
最高。
この一言です。
何回涙が流れたかわからないです。

これもこの前鑑賞した「数分間のエールを」と同様に
創作に生きる人間に刺さるなと思いました。
特に絵を描く人ですけれど。

以下、微ネタバレ感想。

(修正問題については触れません。)

微ネタバレ感想

まず、この映画でとてつもなく思わされたのは、
「音」「絵」そして、「創作に生きる人」について。

音について

まあ、自分が映画音楽とか結構好きなこともありますが、
今回もBGMが刺さりました。
原作漫画を読んでいる時はページをめくる音のみ。
絵でその時の感情を想うのみ。
しかし、映像になれば音楽がそれを代弁する。
マンガは能動的だが映画は受動的。

この映画は全体的に、なんというか、
明け方
のようなBGMが多いです。
総じて暗めなのですが、希望も見えるような不安定な、でも心地のいい曲。
原作読んでいたので結末とかは知っていました。
それもあってBGMだけで泣かされそうな感じでした。
なんだか走馬灯を見ているような。そんな感じ。

さらにBGMは結構強調される部分が多く、
絵と音で魅せてくる場面が多かったです。
それなので、
静かな、音がほとんどまたは一切ないシーンが強調されまくりで、
それも感情をかなり震わされました。

初めて小学生の時に京本の画を見た藤野。
そのシーンの静けさと息遣いだけのシーン。
かなり好きです。

京本の葬儀の後、京本の部屋の前でシャークキックの掲載されたジャンプを読む時の藤野のシーンも良かったですよね。

あと二人で出かけるシーンもね、
ここのBGMも明るくていいだろ!って感じだけどどこか悲しいBGMで、
結末を知っている俺はここでも涙が…。
二人の思い出、というか藤野の思い出を見てるみたいで…。

帰りの電車ではサントラをずっと聴いてました。

あと個人的にエンドロールにて徳澤青弦さんというチェリストが参加しているというのがわかってなんだか嬉しくなりました。
青弦さんは僕の好きな小林賢太郎さんという舞台作家?の方と「うるう」という作品で共演しており、大好きになったんです。笑

声優さんも二人をそのまま引っ張ってきたようにベストマッチしていて超よかったです。
個人的には担任の先生もリアルで好きです笑

絵について

まあ、いわずもがなですよね。
引きの絵での荒さはあるものの、これをほぼ一人で描いたとか言う狂気が存分に伝わりました笑
本当に原作がそのまま動いている!という感じの作画は圧巻で、
なんというか、ストーリーもあってか
自分も絵を描きたい!上手くなりたい!
とめちゃくちゃ思いました。

あと背景美術にも驚かされました。
電車のシーンでは背景が写真なのか?と思うほどのリアリティ。
最高ですね。

あとやはりこの作品は同じ画角、構図のシーンが多く、漫画でも藤野の背中で彼女の努力を語っておりましたが、
窓の外の風景に色が着くとそれをより一層感じました。

そして、なんといってもあのシーンですよね!
藤野が京本の家に卒業証書を持っていき、初めて対峙するシーン
の後。
雨の中、畦道というか道を歩き、走るシーン。
歩き→背筋を伸ばして早歩き→スキップ→全力スキップ!
この作品で一番のシーンと言ってもたくさんの同意が得られるだろう場面。
原作でもまあまあな雨の中、全力で腕を振り上げる藤野が印象的に描かれておりましたが、
映画ではカメラアングルなどを巧みに使って表現。
さすがに原作ほどの線の多さは出せないのは当たり前なものの、
それに匹敵するぐらい最高なシーンでした。

始めの方で荒さがどうたら言ってますが、
最高の作画だし自分にこんな力強い作品は当然書けないので
純粋に羨ましいです。
今夜は絵を描いて過ごそうと思います笑

創作をする人たち(ストーリーなど)

この作品は藤野と京本の人生を見ているので、
小学生→中学生→高校?→大学→社会人
みたいな時系列を追います。
その時の心情がこれまたリアルすぎますよね。

はじめ、小学生の時に藤野は小学生らしい漫画をみんなに褒められて自慢げでしたが、これ、あるあるですよねきっと。
誰もがあの狭いコミュニティではなにか少しでも他の人より秀でたものがあると自慢げになります。
実は僕自身も小学生の時にプリントに載せる漫画を描いていた時期がありましたし、自由帳に漫画を描いて友達がそれを読むということもありました。
微黒歴史といえばそうかもしれませんが、
これも一個の成長過程ですね。
なので、僕は藤野の気持ちが嫌なぐらい伝わってきました。
マンガは誰も書いていなかった記憶ですが、自分は小学生の時に図工の課題で描く絵の賞を何回か貰っており、
小学一年、二年の時には連続で賞をもらって学校に飾られていました。
でも、確か三年か四年の時に敗北したんですよね。
結構悔しかった思い出です。
まあこの時期の記憶はあんまりないですが…笑
井の中の蛙でしたねえ。

そして、京本の絵にやられた藤野が覚醒。
ここのシーン、好きです。
スケブにいくつもデッサンし、絵を勉強。
四コマ漫画のクオリティもどんどん上がっていくわけだが、
藤野の中では京本に勝てない。
そして、ある日糸が切れる。
どうしようもない天才、というかライバルに打ちのめされると急に体が軽くなること、ありますよね。

そして一時は絵から離れる藤野も、京本との邂逅で復活。
中学から漫画を二人で描くわけです。
あれですね、京本の家に行った時のシーンもえげつないですよね。
天才かと思っていた人間が自分以上の努力をしていた事実。
怖いですよねえ。

ただ、京本が藤野をリスペクトしていて藤野が調子に乗る。
結果的に二人で漫画をかくことに。

一年かけて一本描きあげ、編集者にもっていくわけですが、
中学生で佳作に乗る漫画描けちゃうの、怖いですよね笑
二人の努力が伺えます。

そして何本も読み切りを連載して高校卒業と同時に連載に乗り込むところ。
京本が絵を学ぶために大学に行きたいと言い出す。
しかも、
もっと絵が上手くなりたい
というあくなき向上心から。
京本はずっと自分を引っ張ってくれる藤野に憧れを抱きつつ、追いつきたいと願っていたんでしょうね。
引っ張られたままでは肩を並べることはできませんから、
自分から追いつかないといけない。

京本の気持ちも痛いほどわかります。

端から見れば画力はきっと京本の方が上手いのだろうと思います。
でも、藤野と一緒に居ると京本は満足いくものは描けない。
自分の技術と一人で向き合う時間が必要なのでしょう。


最後に

ちょっとそろそろ仕事に行くのでここまでにします。
もしかしたら後で編集しなおすかもです(多分このままかも)

とりあえず早く仕事終わらせてまた創作したいです!!!!!
明日辺りから次のnote創作大賞2024応募作品を投稿するのでお楽しみに!!!!!


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