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パリ生活ゴ(序章)

GRDは14年間、フランスのパリに住んでいました。

米系ベンチャー IT企業、毎日新聞社ライター、エッセイスト、講師業と七変化しながらのパリ生活。

正直、渡仏するまでフランスに関しては全く無知。社会の教科書以外の知識はほぼ皆無。関心ゼロという有様。

アラン・ドロンの国や、なんとかなる。(?年がバレる)
アルファベット使う国や、なんとかなる。(??アラビア語で挫折したからか)
と、意味不明な自信でもって職場でも語学学校という隔離社会で調子に乗っていたのだが、いざリアルフランス人社会にデビューしてみるとどうも勝手が違うことに気づいた。

完全アウェー状態

アラン・ドロンに似ても似つかず人ばかりで
教科書フランス語使っている人なんて誰もおらず
時間厳守の私はフレンチタイムに怒り心頭し
列を守る私は完全に無視された。

パリで完全アウェー状態になり、これまでの自分のベースが覆され足場がなくなり途方にくれ、怒りとストレスで嗅覚を失った。できることは夜、橋のたもとで叫ぶか枕を口に当て叫ぶくらい。嗚呼。

明らかに、フレンチベースがアレルゲン。
ならば、と。
取り除くのでなく
逃げるのでなく
フレンチベースに慣れればいい。
いや、もう一歩先に行っちゃえ。
フレンチベースを自分カクテルベース、レバートリーに入れればいい。

そしてその日から、パリジャンの行動を見始めた。
ナゼ彼らはこうするのか?ああするのか?そうするのか?
そしてその日から、パリジャンの言葉を聞き始めた。
ナゼ彼らはこう言うのか?ああ言うのか?そう言うのか?

このシリーズではGRDの独断と偏見によるパリジャンの行動分析とパリ生活ゴの話を展開してみたいと思う。

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