「いつかはクラウン」を18歳で体感。

地元の役場に就職しての最初の配属は総務課庶務係(1988年)。

始業前のごみ箱回収に始まり、公文書収受、公用車管理、公営住宅の家賃及び水道料請求事務、そして、首長専用車の運転業務がもっぱらの業務だった。

首長専用車は王冠のオーナメントで名高い2.8リッターの国産高級セダン(当時)。

車体はデカいし長いし、しかも黒色だから埃が目立つし、雨が降ればすぐ白ける。洗車とワックス掛けを何度やったことか。

初年度登録は昭和57年産だったと思うが、エアコンの吹き出し口にはスイング機能がついてるし、リアシートには電動リクライニングに凝りほぐし用のバイブ機能まで付いていた。さすがVIP仕様。

しかも、コラムシフトオートマチックかつフットパーキングブレーキのため、フロントシートがベンチタイプとなり、結果、セダンなのに乗車定員が6人という珍しい仕様だった。

燃費はリッター8キロ程度で、給油サインが点灯するとひやひやしたものだ。

その他、当時の公用車には三菱ミニカ、日産ブルーバードバン、三菱ランサーバンなど。トヨタカローラバンはいわゆる86ベースのFR車だった。

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