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綾織、本物、クラウンRS。


各画像はクリックで高解像度


後期型の


22系クラウンRSが日増しに魅力的。

前期型とは外観上見分けはほとんどつかない。
ホイールを社外品に替えてしまえば
更に一層識別は出来ない。

でも、

”改めてこれがFR最後のクラウンなのだ”

と思いながら車両を見ると
なんとも言えず購入意欲が湧いてくる!

そんな”後期型RS”にご入庫頂いた、
しかも「SPORTDESIGN」仕様だ!


今回ご登場頂くオーナー、なんと
愛知県から(!)お越し下さるF様。

1度や2度ではなく、もう何度も
愛知県から横浜都筑までお越し下さるオーナー、
本当にありがたい事。


今回F様よりご依頼を頂けたのは
「インテリア」。

それも
”綾織リアルカーボン”
でのご用命、

パートは複数を頂く事ができた!
早速ご紹介させて頂こう。




まず最初に


いきなり”珍しい”パートから、
「フロントマップランプASSY」
へのモディファイをご依頼頂く事ができた。

とても複雑な構成のこのパート、
”リアルカーボン”
と先ほど触れたが、一体どのように仕上がったのか?

比較画像でまずはご覧頂きたい。


全体として高級感こそないが、専用の意匠で大型なこの仕様がクラウンらしい。
「交換後」カーボンとピアノブラックが融合したこちらへ変更。


ご覧の通り、綾織のブラックカーボンをあしらった
スポーティかつ、贅沢な仕様へと生まれ変わった
フロントマップランプ。

中央の照明部分を挟み、
フロントガラス側と室内側という表現で言うと

室内側のパートにはセンサー類やボタン類が
細かく配置するため、
カーボンの張り込みには粗が出やすい他

仮に粗をある程度容認してお勧めると
費用面でも大きく上昇してしまう。

品質に粗が出る予想の上、費用も上がる・・・

というのは明らかにリスク。
なので、間違いのない仕上がりを優先して
このエリア全体をピアノブラックに。


カップホルダーの飲み物が映りこむ光景、とても高級だと思える。

そして、その外周をベゼル状に
形成する格好でのリアルカーボン素材。

弊社ではこのパートに「金属調」をかつて
基本設定としてご紹介していた。
その時の”金属調部分”を今回は
”リアルカーボン素材”へと入れ替えたような格好。

でもそれだと・・・

「カーボンが目立たないのでは?」

というご不安もあると思うのだが、
写真をご覧頂ければそんな不安は全くない
ということをご理解頂けると思う。


純正時のあの質感からは想像もつかないほど高級感と本物を感じさせる雰囲気になった。


確かに「ルーフセクション」というのは
普段必ず目にする、という場所ではない。

なのでどうしてもルーフセクションに
費用を投じてまで「質感変更」を考えるという
オーナーは実際のところ少ないのは確か。

ただ、自分はこう思うのだが

例えば住居でも良いし、店舗でもいい。

たまたま居合わせた部屋、あるいは店などで
何かの拍子に「天井を仰ぐ」ような場面があって、
その時

”あ、天井すごい!”

と気づくような経験はないだろうか?


割と単調で無機質なもの、
という固定概念があるから何かしらの凝った
デザインや素材などを見ると
とても感心するし、その場所を所有する方のセンスを
一気に感じることがある。

”クルマ”においても同じような感覚があって、

(すごいな、天井にまで・・・)

と思いつつ、ご商談を進めている事がある。
今回のインストールについてもそう。


で、
これがまた「フロントだけ」ではなく。



形状や大きさは異なるが、フロントの意匠と同調するようにこの仕様へ。


なんと今回F様からは
「リヤマップランプASSY」
にまで及んだのが今回。

多くのケースでは、仮にもし
天井での仕様変更などがあったとしても
多くの場合は”フロントのみ”なのだが、
今回は後席にまで。

前席と違って大幅に小型化され、
LEDのスポット照明を2基内蔵するものだが
その加飾内容としてはフロントで行ったものを
忠実に再現するという仕様だ。


照明を点けるためにボタンを押すのもワクワクするに違いないこの仕様。


先ほどの「フロント用」もそうなのだが、
当たり前にピアノブラックなどの加飾を
行ったり、というものだが

「ボタン操作などの動作品質」

にもひとつ触れさせて頂きたい。

フロント&リヤ共に、純正よりは大きく増す
クリアの被膜や塗膜などには細心の注意を払って
組み上げられている。

例えばフロントなら”開閉する”ホルダーも
備わっているのだが、ホルダー自体の塗膜と
周囲を囲むカーボンの被膜、
言ってみれば両方からダブルで厚みが増す。


そうした事柄を、こうやって
”改めて解説させて頂く”
必要があるほどに問題なく操作ができるもの。

そんな状況、こうやって解説されれば
クルマ好きの皆様なら状況が思い浮かび
ご理解頂けると思うのだが・・・

これは
「そもそも当たり前の事柄じゃない」

という点にもメーカー側としては
一言強調させて頂きたい(笑)


そんな前後のマップランプを
とっても贅沢なピアノとカーボン織りなす
コンビネーション仕様として頂き、

その上で。


今回はさらに「後席への」アプローチを
試みてくださったF様。

通常はドライバーとして愛車に関わる。

オーナーというのは当然そうだ。
だからこそ、自らがほぼ関わる事がない後席へと
着手するケースというのは本当に頭が下がる。

なかなか出来る事じゃない!


そんなもうひとつ
「後席へのアプローチ」というのがこちら


今回は「現品加工」という選択肢、しばしこの状態でお乗り頂いたもの。
開閉部とフレームで可能な限り綾織の模様を同調させるこの仕上がりが美しい。
ボタンを押せば純正品質のまま、当たり前に機能するのが見た目以上に重要だ。


そう、
「リヤカップホルダー」にも
今回ご用命を頂くことが出来て
見事この優雅な仕様へ。

「G系はウッド」
「RS系はカーボン」

という棲み分けならクルマのキャラも立ち、
方向性も明確だ。

ウッドほどの”おもてなし感”
カーボンには無いのだが、
ただいずれにしても最近では遂にLEXUSですら

”無機質な素材そのまま”

であることが珍しくなくなった
こうした後席のカップホルダーだから、
こんなに瑞々しい光沢と、

なによりも
ただならぬギラつきで本物の質感を訴えてくる
質感にはきっと「クラウンらしさ」を
感じて頂けるものと思う。

素材の好みは様々あれど

「後ろの席がスゴイんだな」

というクラウンに乗せてもらっている
感覚にはきっとご満足頂けると思う。


「なぜカーボンなのか?」

と問われるのであれば、
この車両が「RS」というスポーティさを
前面に出したモデルだから。

という一説を語るのも良いだろう。

かつての”ロイヤル” ”アスリート”のような
棲み分けが、
この22系にも実はあるんですよ・・・

なんて話にもなるかもしれない。


という訳で今回の作業。

室内3つのパート、いずれも珠玉!の
リアルカーボンを採用頂いた。


F様には本当にお礼とお詫びを含めて
申し上げなければならず、
その点でも今回は感謝の気持ち。

本当にありがとうございました。




END




22クラウン「インテリア リアルカーボン」

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