【続 ブランド名の由来→ブランドコンセプトへ】
立ちはだかった問題、それは
わたしが会社員であることだった。
色々言われたが、あんまり言及するとまた釘刺されそうだから触れない。笑
くっそ〜ぜったいやってやる!!!
その場では怒りが沸点に達したが、段々とジワジワ豆腐メンタルが侵食されていき、ついに
うつ状態に転じることとなる。(再発)
躁状態…なんでもやりたい!発信したい!やるき!
からの↓
鬱状態…必要最低限のことだけしていれば良い。出来るだけ引きこもっていたい。
低燃費である。
こうして意気揚々と掲げた拳をそっと下ろし、私はSNSから遠ざかった。
(SNSは心が不調のときは全く見ないほうが楽よ)
沈んでいる間は本業の仕事に影響がないよう
言われた仕事だけ淡々とこなした。受け身の状態だ。波風立てず凪。精神を休めた。
ブランド活動(発信)を一切していない半年間は長かったが、考えることだけは辞めなかった。
何を考えていたか、それは
ブランドコンセプトわかりにくくね?
だった。
端的に言って伝わりづらい。自然の中に在る美しさは私のバックグラウンドの話であってコンセプトか?いや、否だ。
更に悪いことに、自然の〜によってデザインが色味が草に似てるワンピースだの形が葉っぱのようなスカートみたいな所謂(いわゆる)こじつけに走ってしまった。これは良くない。ひじょーに良くない。こんなのはお遊戯である。プロとして服を生み出すのならばきちんと向き合わねば。
再度考えた。
私は一体何がすきなんだっけ?
何に心を動かされたり感動したりするのだろう。
旅だった。
そうだ、旅がすきだったわ。
そしていつもパッキングするときに服に悩んでいる自分にも気づいた。
夫にはイケてるびゅんびゅんセットアップがあるが、私にはない。
先ずは自分の悩みを解決する服を作ろうと決めた。
ブランドコンセプト設定へ
旅から想定するものを書き出し、いけそうな気がしてきたので旅行を愛してやまない芭蕉先生の言葉をお借りして
日々旅にして旅を栖(すみか)とす。
(毎日が旅であり、旅をすみかとしている)
に決めた。
今度は自分の中にストンと落ちたので恐らく大丈夫だろう。軸がブレなければブランドとして一貫性のあるモノが作れるはずだ。こうして私は新しいコンセプトと共に再浮上したのだった。