見出し画像

研修の効果を2倍にする方法

これは社内の研修を企画する担当者さん向けにお伝えしたいんですが、事前課題ってとっていますか?

事前課題は基本的にとることをお勧めしますよ。

色んなパターンがあるんですが、とりあえずすぐに出来て効果的なものだと、100字くらいで困っていることを書き出してもらうことです。

例えば、部下指導研修をやる場合は、

・あなたが部下指導をしている中で困っていることは何ですか?
・あなたが部下指導で困ったエピソードがありますか?

といった質問に対して回答してもらいます。

研修の前に、こういった質問の回答を集めることで、3つのメリットがあります。

1つ目は、研修への参加目的を自分の中で整理してもらえることです。普段なかなか、部下指導で困っていることなんてこと改めて考えないですよね?

その状態でいきなり研修に参加するよりも、事前に自分の中の課題を整理したうえで参加してもらった方が、研修への集中度が変わります。

2つ目は、情報共有が出来ます。

例えば10人の研修だとしたら、10人分の困っていることが集まることになります。これをまとめておいて、匿名にして受講者に共有すれば、自分以外の同じような立場の人たちが何に困っているかを見てもらうことが出来ます。

これをやると、あ、これは自分もそうだなとか、これは前まで苦しんでいたけど解決方法を自分は知ってる、といった反応が出てきます。

普段のコミュニケーションの中では、同じような立場の社員とこういった会話をする機会はないので、研修という場をうまく使うことで情報共有が可能です。

3つ目は、研修を受講者用にカスタマイズできます。

事前課題が早めに集まれば、今回の研修に参加する受講者の課題を事前に確認できます。

書かれている課題を解決できるような内容を研修に追加すれば、受講者満足度は上がりますし、とても効果的な研修になると思いませんか?

講師をやる人も、当日いきなりの質問には回答できないかもしれませんが、事前に受講者の情報を掴んでいれば、準備することが出来ます。


もちろん受講者負担や、研修テーマによっては事前課題をとらないほうが良い場合もありますが、基本的には取ったほうが効果的です!ぜひすぐにでも取り入れてくださいね!