#29フォロワーを増やすには?
軽く自己紹介をすると
普段は恵比寿でパーソナルジムSTRENGTH&STRETCHというジムの代表と、TOKYOMETSというチームで現役として野球をしながら主に投手向けの情報発信を各種SNSでおこなっています。
今回はタイトルの通り
「SNSでのフォロワーを増やすには?」
というテーマの話をテクニック的なものではなく、そもそもの考え方についての話からしていこうと思います。
各SNSは現在
Youtube 約4,400人
Twitter 約4,200人
note 約1500人
Instagram 約1200人
TikTok 35人(笑)
TikTok以外はどれも1,000人以上おり野球人の一部の界隈にはそこそこ認知され始めているように感じます。フォロワーといえば知り合いしかほぼいないよ、という方からすれば凄い!と思う人も多いのではないでしょうか。まだYoutubeを登録してない方はあらためて是非お願いいたします🙌
そのためか、最近は周りの人に
「どうやったらフォロワーって増える?」
と聞かれる機会が増えました。
先に断っておくと、なにもフォロワーが多いから何?という意見の人が多いことは知っています。人間の中身なんてSNSに出る部分は微々たるものです。しかし、今なにかの夢があってそのために頑張っている中で、SNSを利用して影響力を大きくしていくことにはメリットがあるかと思います。
では、結論から。
1.フォロワーの増やし方の正解なんてわかりません
はい、しょっぱなの裏切りすみません。
言いたいことは「これさえやればいいよ」という近道は知らないという意味です。
狙っているペルソナによっては私のやり方は通用しないかもしれませんし、私がこの活動を始めた時から現在までは有効だったとしてもこの先も同じやり方が通じるとは限りません。そもそも私のフォロワー数は本当に影響力があると言える人達と比べると微々たるものです。
世の中には圧倒的な人数にフォローされている人が沢山います。元プロ野球選手やもっと専門的な知識や特技を持った人が数万人、数十万人の人にフォローされているのなんて当たり前ですよね。ただし、その数万人、数十万人の人にフォローされるために必要な要素が何なのかを本人達も論理的に説明できない人がほとんどなのではないでしょうか?有名だから、能力が高いからといったものだけではフォロワーが増えるとは限らないからです。
不思議に思いませんか?
私より凄い能力があるのに私よりフォロワーが少ない人、逆にもっとレベルが低い(見下す意味ではなく)人で私の10倍以上のフォロワーがいる人もいます。
これはなぜでしょうか?
ここからは正解ではないかもしれませんが、私の考察(感想?)と心掛けていることについてです。(最初からそれについて書けよという意見はスルーで)
2.なぜフォローするのか
まず、他人が誰かをフォローする時の動機から考えるとわかりやすいかと思います。
まあ、色々考えられますね。
私のTwitterのフォロワーが増え始めたのは2019年からですが、アカウント自体は2013年の学生時代から同じものを使っています。2019年に何があったかというとYoutubeを始めたことにより、フォロワー数を増やすことを意識し始めました。
具体的に言えば、自分の発信内容をブランディングし始めました。
ブランディングとは簡単に言えば「ブランドを作ること」「周りからのイメージをコントロールすること」です。
3.ブランド作りとイメージコントロール
先ほどのフォローする動機から言うと私がアプローチしたのは
この2つです。
これもさらに内容を言えば
●勉強になる、自分が興味あることを知ることができるから
・自身の試合の結果や練習の様子を発信
・プロ野球の動画や写真を使って投球理論を解説
・トレーニングや栄養学の知識を発信
●娯楽のため、自分と同じ価値観を持っていると感じたから
自分自身が大した実力も実績もないためオリジナリティを出すために
・絵コンテンツの発信
・自分は下手くそであるということの補足
・野球が上手くなりたいという思いの発信
これらの要素も意識的に加えながらの活動でした(現在も基本的に同じです)
前者は
野球人、特に投手向けの発信者であるという「ブランド作り」
後者は
レベルは現状これくらいですという「周りからのイメージのコントロール」です。
4.実際に伸びてるタイプ分析
情報発信者は大きく分けて3つのタイプに分ける事ができます(持論)
最強なのは❶❷❸の全てを兼ね備えている万能タイプです。
❶が恐らく、単品で勝負するなら1番楽ではないでしょうか?
例えば、外見の凄くいいモデルさんがSNSの中で伸びやすいのは視覚的なコンテンツの要素が強いInstagram、TikTokかと思います。逆にそれこそこのブログのような文章をメインで表現するのには向いてないかと。
❸は最初は弱くても継続していくうちに伸びてきます。
私も動画編集は初心者からのスタートで少しずつ慣れていった経験があります。
他の例を出せば、週刊少年ジャンプ初連載の漫画家に絵が話が進むにつれどんどん上手くなっていくのと同じです。
前から私の発信を見ている方は共感いただけるかと思いますが、私の強みは❷です。少し難しい内容を「わかりやすく解説する」ことを意識してきました。
他にも重要な要素があります。
それは「一貫性」と「継続力」です。
5.「一貫性」と「継続力」という魔法
10秒考えてみてください。
私のTwitterをフォローしていてこの記事を読んでいるあなたは普段の私に何を求めているでしょうか?
恐らく投球に関する発信か、トレーニングに関する発信を期待しているでしょう。
これは私が2019年から現在に至るまで一貫性を持って「投球について」と「トレーニングについて」の発信を中心に継続してきたからです。
#勝つコツはコツコツ
なんてハッシュタグをたまに使いますが、行動を積み上げることこそ普通の人間を他の人と一味違った人に見せる魔法です。この積み重ねがフォロワーを増やす中身そのものです。私の能力自体は動画編集スキルが上がったことを除けば、2019年以前の私とさほど変わりません。
それだけ、私はベースボールプレーヤーMOTOらしさ(一貫性)を行動の積み重ね(継続)によって構築していったわけです。野球が大好きというのは本心ですが、素の私は野球やトレーニング以外のことも興味あります。
今までの発信内容の一貫性の影響で今回の記事はいつもより読む人が少ない可能性が高いです。今回のような内容が普段の私に求められていないからです。
ですが、今回の記事がいつもより伸びる可能性もあります。
今の文章とは矛盾しているように感じるかもしれませんが明確な理由があります。
それは「その分野に興味がある人数」の影響です。
6.その分野に興味ある人数というそもそも論
例えば、トクサンTVやqooninTVといった野球Youtuberのトップの方達がヒカキンや米津玄師の登録者の数を追い抜くことはありえません。その分野に興味のある人の分母がそもそも違うからです。
私のYoutubeチャンネルであるベースボールプレーヤーMOTOとトクサンTVを同じ野球ジャンルというも括りで比べるともっと分かりやすいでしょうか。
トクサンTVはエンタメ性があり、さらに出演者も現役プロやメジャーリーガーがバンバン出ます。なので、野球をやっていなくてもその球団が好きだったりその選手が好きな人が動画に食いつく可能性があります。さらに動画の編集能力の高さ、トクサン自身の野球の上手さも相まって、アマチュア野球界のYoutuberとしては不動のトップである所以を感じます。
(この記事を読んでいるあなたがトクサンTVをご存知のことが何よりの証拠です)
対して、ベースボールプレーヤーMOTOはどうでしょうか?
マニアックな投球理論やベーシックなトレーニングを現役の選手に向けて発信しています。知識は多少ある方かもしれませんが、本人の実力や派手な実績もなく、現役のプロ選手が動画に出演する期待値も低く、動画の編集もまだまだ初心者に毛が生えた程度です。
①野球に興味がある人>②野球をやっている人
>③投手の人>④野球の勉強意欲のある人
トクサンTVは①~④に全ての方にアプローチが可能です。
ベースボールプレーヤーMOTOは③~④へのアプローチがメインでしょう。
これはあくまで野球Youtube界の例でしたが、他のジャンルやYoutube以外のSNSでも同じ理屈が通ります。
例えばもっと大きな視点として
”音楽”に興味がある人と”野球”に興味がある人はどちらが多いでしょう?
”モテる方法”に興味がある若者と”政治”に興味が若者どちらが多いでしょう?
「その分野に興味がある人の人数」はフォロワー数に直接影響を与えます。
では、「フォロワーの増やし方」と「ピッチングフォーム」についてのテーマはどちらの方が、スマホを持っている人達にとって興味のある人数が多いでしょうか?
それが先ほどの話のいつもと違う話だから確率は低いけど、今回の記事がいつもより読まれる可能性が残っているといった理由です。
なので自分の強みとする部分を見たときに、「より多くの人が興味を示す内容」があるのならその分野で勝負するのが吉だとは思います。
私の場合はニッチで分母が少ないことは分かっていたけど、野球に関することで影響力を増やしたかったので「投球理論」や「トレーニング理論」を分かりやすく発信することにフォーカスしただけです。
7.周りの分析と自分の強みの塩梅を決める
あ、あと私がその内容で発信し始めた時は競争相手がまだ少なかったです。
今は現役プロを見ているトレーナーや引退したプロ選手が参入してきたので、以前よりは伸びづらくなっているかもしれません。
例えば、エンタメ系や音楽系は興味がある人が多くて伸びやすいと言えるジャンルですが、その代わりライバルが多すぎて尖った武器がなければ目立つのに一苦労するでしょう。
逆に専門的な内容を発信する場合は競争相手が少ないため目立ちやすいかもしれませんが、そもそも興味を持つ人数が少ないかもしれません。
いい塩梅の位置を決めて攻めたいですね。
8.木も見る森も見る
ここまでのながーい文章を一言でまとめると
「自分の個性を分析したうえで、誰に対して何を発信するか決めましょう。」
ということになるでしょう。
ただし、そもそも興味ある人の規模を見誤ったり、全く同じアプローチでよりクオリティの高い人がいたりすると伸びない可能性もあります。
なんかたまに【】を使うと伸びるだとか、伸びるインフルエンサーのプロフィールの書き方だとかを目にしますが、その辺は枝葉のテクニックとしては有効ですが根本を分析してアプローチした方が戦略的だと思います。「木を見て森を見ず」より「木を見ず森を見る」ですし、さらに言えば「木も見る森も見る」が大事な視点です。
まとめ
●他人がフォローしたくなる動機を分析すべし
ブランディングと周りからのイメージのコントロール
●伸びる人の発信内容は3タイプあるから自分の強みを見出すべし
1.外見タイプ 2.ロジカルタイプ 3.クオリティ
●一貫性と継続力を持つべし
能力が変わらなくても普通のことを積み上げれば特別になれる
●興味がある人の人数は考慮すべし
木を見て森を見ずではなく、木も見て森も見るべし
おまけ
さて、本日もこの長い文章を最後まで読んでいただきありがとうございます。
いつもと違うジャンルの話をしたのでここまで読んでくれたあなたはかなりの変わり者です。笑
恐らく、何かやりたいことが漠然とあるのではないでしょうか?
もし力になれることがあれば気軽にTwitterやInstagramでDMでもください。
今もですが私はやりたいことの理想と叶えたい夢のギャップと闘っています。2019年の挑戦を始めるまでは挑戦もせずに、頭の中で言い訳ばかりを繰り返していました。人間は言い訳を考える時、特に抜群のパフォーマンスを発揮する生き物なのかと疑う時があります笑
「夢食っては生きていけない」と悲観するのではなく、「夢食って生きていくためにはどうするべきか」という価値観に変えようと決めてから行動が少し変わったにすぎません。
先程記事を書きながらも思ったのですが、私の能力は実はまだフォロワーもほぼ知り合いしかいなかった2018年と現在ではさほど変わっていないはずなんです。でも、今は数千人のフォロワーがいて、数千人…時には数万人の方の目に私の作った文章や映像を見てもらえてるわけです。
継続の力って偉大だなーとつくづく感じます。
フォロワーを増やすことも直接は夢に影響しないかもしれませんが、私はこの試行錯誤で多くの経験を積みました。
今回の記事が1人でも誰かの役に立ってくれたら、励みになったら、キッカケになったらとてもとても嬉しいです。
2022年はジャンルを少し広げながらブログの更新頻度を上げる予定です!
次回の記事も楽しみにしていてください⚾️
では、また!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?