きみが尊敬している
あの人は
ぼくにとっての
なんだろう
きみがぼくの唯一無二の
一心同体だと
思うのに
あの人は
ぼくのとても
とても
やわらかい
記憶を
巡らせ
振り向かせ
愛を
詠う
きみと同じようで
異なる愛に
ぼくが
揺らいでいるの
気付かない
きみじゃない
きみはきみで
ぼくを喜ばせようと
あの人 辿る
あの人…
たち、か。
そう…
ほんとうに
たくさんのひとに
あいされたと
おもった。
おもってる。
以前ならこの考えを消すよう努めたけど
もう、いいの。
消すほどに
私は
“ぼく”という心臓を無くすから。
とてもそちらの方が生きにくかったから。
他人の解釈など、もう
私には必要ないの。
そう、
ヒトを信じたワタシがワルい。
ソウデショ?ソウデショ?シウデショウ?シウデシヨ?
なんて、
…
そっか。
“あの人”は、
アチラに私が堕ちない為の存在か。
ううん。
きみも
あなたも
私の才能を奪ったアノコにとっても
アチラに堕ちないよう
ウヨルチ落ガシタア
あいうたう
私をこの世に繋ぎ止めて置くために
時間をかける私にはあれほどの愛が必要だもの
ぼくのきみもあの人も
めのまえのきみも
見つけてくれてありがとう
愛してるよ、