見出し画像

個の集合体とそのアウトライン①

2022年の2月から1年弱、チームリーダーをやってきて感じたことのメモ。

これまでにグラフィック系の制作会社2社、代理店1社に在籍し、いずれの会社でもチーム運営をしてきたが、スタッフは全員デザイナーだったので、今思えば管理しやすかったと思う。
現在のチームは、スタートは5名で、最終的には8名のチームとなった。
内訳はディレクター3名、AD/デザイナー3名、フロントエンドエンジニア2名。

職能を跨いだチームになると、他職能への技術面のフォローは難しいため、チームリーダーの役割は、勤怠やメンタル、目標、売り上げ管理などが主体であった。(ただし、2022年は育成メインだったため、売り上げはノータッチ)

チームメンバーと同じ案件にアサインされれば、普段の仕事ぶりからその人が持つマインドなどを理解しやすくなるのだが、中には一度も一緒に仕事をしたことがないメンバーもいる。
前述のリーダーの役割から考えると、やはり人となり(仕事に対する姿勢や、個人の価値観)がわからないと難しく、年の後半はタッチポイントを増やすため1on1を実施した。(ほんとうはもっと早くにやらないとダメだったがひよっていた)

私自身が人と向き合うのが得意でないため、月に1回、ひとり15分という短い時間で行い、目的はまずは相手を知ることとした。
これは管理する側としては意味があったといえる。

1on1については書籍を読んだりもしていたがあまりピンときておらず、今後どうしていくかはもう少し考えないとならない。
twitterでgoogleフォームを使って話す内容についての事前アンケートをしているというのを見かけたが、相手によってはいいのかもと思いつつも、まだ考えがまとまりきっていない。

メンバーと1on1やチームミーティングでやりとりを重ねるうちに、各職能ごとに性格の傾向というか特徴のようなものがあると感じた。
さらにひとりずつの個性があり、たとえば「やさしい」という特長を持っている人が何人かいたとしても、その「やさしい」の種類が人によって全然違う。
考え方や価値観が違うので、メンバーに同じ目的を達成してもらうとしても、人によってはそのアプローチを変えないとならないのだが、そうした部分は、とても複雑だけど、チームならではの面白い部分でもある。


2022年にチーム運営や仕事を通して感じたのは、どんなにテクノロジーが発達しても、結局ものごとの中心にいるのはいつだって「人(感情)」であるということだ。

クリエイティブを作るというのは1+1=2みたいな世界ではないから、システマチックに無感情で仕事をするのは無理があって、ことさらWEBの場合はいくつかの職能が関わり形にしていくため、まわりの人を理解し、コミュニケーションをとることが必要なのだ。


コミュニケーション能力が欠如しているのに、なぜこの仕事を選んだのだろうとずっと考えている。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?