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1年目フリーランスが老後資金について本気出して考えてみた

というわけで、すまし顔でクルクル時計を回す、ゆーりです。

今回はDALL·E 2さんに画像作成いただきました。ありがとうございます。
この、貯金=ブタの貯金箱っていう概念は、万国共通なんですかね??

現在、社会保険付きのアルバイトとして働いているのですが、時給を上げるため、バイト先を業務委託契約に切り替えてもらい、社会保険付きの派遣社員になろうと目論んでいました。

が、全然(超ワガママな条件に合う)仕事が見つからないんじゃが!というわけで、4月から社会保険なしで働くことになりそうです。テヘ。

というわけで、このタイミングで社会保険がなくなった場合、老後暮らしていけるのか?試算してみることにしました。


年金、いくらもらえるんだろ?

ねんきんネットで試算

ねんきんネットに登録が必要ですが、このページで、自分が年金をいくら貰えるのか試算ができます。

60歳まで年金を払い、65歳から受給する想定で、
60歳まで社会保険付きで働いた場合、月額約11万円の年金給付。
今年から社会保険抜けます!となった場合、給付額は月額約8万円

個人事業主化&賃貸テレワーク1年目だったので仕方ないが、去年の賃料、電気代、食費等々を合わせると支出は大体月額15万

いやー、やりたいことしかやらずに安月給の仕事を転々としていただけあるな!全然足りん!ていうか、社会保険入ってたとしても足りんぞ!
ということで下記を検討することにいたしましょう。

社会保険ナシのフリーランス(国民年金の第1号被保険者)ができること

付加年金

国民年金を支払う際、毎月400円を追加で納めることにより、貰える年金を上乗せできる仕組み貰える金額は、200円×納めた月数です。

例)30歳から付加年金を申し込んだ場合
納める金額=月額400円×12ヵ月×30年間(60歳まで)=144,000円
貰える金額(65歳から)=200円×12ヵ月×30年間 = 年間72,000円

2年受給すれば掛金が全額返ってくる計算。そして3年目以降は年間72,000円がもらえる。(とはいえ月額6,000円なので微々たるものですが)。所得控除の対象ですので、フリーランスならとりあえず入っておくことをおススメします。
こちらは役所で手続きが可能。年金切り替え手続きをする際に一緒に加入できます。

国民年金基金

ざっくり言うと、「会社員じゃない人版の厚生年金」が国民年金基金です。国民年金の第1号被保険者のみが利用できます。

国民年金基金の特徴は、

  • 加入したら解約できない
    (社会保険に再加入した場合は解約となる。掛け金は65歳に返却

  • 申込時に、将来いくら貰えるかわかる

  • 全額が所得控除の対象

  • 65歳~死ぬまで受け取れる

  • 申し込み後は引き落としを待つだけ。何もしなくてOK

あたりでしょうか?
大きなメリットは、年金と同様「死ぬまで受け取れる」こと。
注意すべきなのは、「加入したら解約できない」ということ。
一応、下記のページを見ると「一時中断」はできるようですが、20代前半から始めない限り、掛け金が月額1万円を超えるため、フリーランス1年生にとってそこまで気軽じゃない点は注意が必要ですね。

ちなみに、国民年金基金は先ほど説明した付加年金を包括していますので、国民年金基金に加入=付加年金に自動加入となります。

シミュレーションすると自分がいくら払い、いくら貰えるのかすぐにわかります。
シミュレーションするにあたり、1口目の「A型」「B型」を決める必要があります。2つの違いは、年金受給前や一定の「保証期間」中に申込者が亡くなった場合に遺族に支払われる一時金の有無

この「A型」「B型」は、加入後に変更できません。これから家族を持つかもしれないし…という方には、なかなか難しい選択です。

自分はB型で試算したところ、毎月の掛け金が1万円ちょっとで、65歳以降の給付が月額約1.5万円。さっき試算した社会保険ナシの年金額にプラスすると月額9.5万円といったところか。
っておい。全然足りないぞ

というわけで、iDeCOも検討します。

フリーランスに限らず誰でもできること

iDeCO

つみたてNisaのように一定額の掛け金を使って自分で資金を運用するのがiDeCO。フリーランスでなくても加入できます

  • 加入したら解約できないが、入金停止は可能
    (掛け金は60歳になるまで引き出せない

  • 毎月5,000円から、それぞれの裁量で運用可能

  • 全額所得控除の対象

  • 受け取り開始は60歳~75歳の間で選ぶ

  • iDeCO対象商品を取り扱っている「運営管理機関」の口座開設が必要

  • 投資先を自分で選ぶ必要があり、投資初心者はやや難しい(と思う)

「加入したら解約できない」(一時停止はOK)のは国民年金基金と同様。入金を停止した後はそれまでの掛け金のみで運用されます。掛け金は国民年金基金よりも5年早い「60歳」で引き出し可能です。
また、iDeCOは最低掛金が5,000円なので、気軽に始められるのもメリット。

iDeCOで投資信託等を運用した場合、利益は非課税(普通の投資信託は課税されるので、非課税な分利益が多く出ます)。
このメリットを生かすため、投資初心者は「元本確保型商品」ではない商品で、信託報酬が低いものを買うのがセオリーかなと思います。
※FPでもファンドマネージャーでもないつみたてNisa歴4年目の感想です。

とりあえず、まずはシミュレーションだ!

月額1万、運用益3%とすると60歳で約400万。60~80歳で受け取ったすると月額1.6万円程度。国民年金基金と合わせると、月額約11万円給付で、ようやく社会保険加入レベルになった。
掛金を月額2万に上げてみると、月額約3.5万円。これでも月額約13万円給付か。なかなか厳しい。しかも年金給付は65歳からなので、60歳で働けなくなった場合、65歳まではiDeCOの3.5万円しか収入減がない。

つみたてNisa

というわけで、これに自分が今運用しているつみたてNisaの投資額を加えてみます。※つみたてNisaは年金制度ではないので、詳細は割愛します。

今のところ、60歳までに(利益が出ていれば)資産額が1千万を超える想定。60~65歳の期間は月11.5万ずつ、65~80歳の期間は月2万ずつここから捻出すれば月額15万円収入があるのと同じことになる。

(2万円×12ヵ月×15年=360万円)+ (11.5万円×12ヵ月×5年=690万円)
1,050万円

うーん、足りるか足りないか微妙
あと、80歳以降はiDeCOの給付分がなくなるから9.5万円生活か。めっちゃギリギリやな!!

あとは、2024年にNisaの上限解放(ソシャゲかな?)がくるらしいので、掛金をさらに上乗せするならつみたてNisaか。

とりあえず現状、ギリギリ生きていけそうなことが分かったので、あとはこれらの支出があっても貯金が減らないように働いていかねば。

ちなみに、高給取りのフリーランスの方はきっとこんな記事見ないだろうと思い割愛したのですが、国民年金基金とiDeCOの掛け金は、両者合わせて、月額68,000円が上限となります。
毎月10万掛けて所得控除ウェーイ!!!とかはできないのでご注意を。

いやーしかし60歳まで働くなんて想像つかないなあ。この仕事、60歳過ぎるまで残っているんだろうか?笑

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