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ノンアルコールスパークリングワイン勝手に飲みくらべ選手権

私事で恐縮ですが少し前に手術をしまして、術後しばらくアルコールNGだったのをきっかけに、せや!市販のノンアルワインの味チェックしたろ!
ということでノンアルコールワイン選手権を開催することにしました。

スパークリングのノンアルコールが多かったのでスパークリング限定で飲み比べました。
なお審査員は私一人ですので独断と偏見の塊です。ご了承ください。

フルボトルを買って口に合わず飲みきれない、というリスクを取れなかったので、ハーフボトルで売ってるものに限定しております。

以下、選出の最低ライン。

果糖ブドウ糖液糖禁止
これは私の個人的な問題なのですが、摂取すると血糖が上がるような感覚があるので避けています。一般的に清涼飲料水によく使われる糖分で、これが入ってるノンアルワイン飲むんだったら別にジュースでいいかな。という感覚。

人工甘味料禁止
人工甘味料が嫌いなので。ていうか何とは言わないが、糖質オフ♪とか身体に優しそうなナチュラルテイストのパッケージにしておいて、成分見ると添加物モリモリ人工甘味料♥みたいなお菓子。この世で許せない食品のうちの一つです(長くなるので以下略)。

ということでいつもの通り前置きが長くなりましたが、なるべく添加物が少ないものを。自分の行動範囲(主に成城石井ですが)で買えたワインをテイスティングしました。

デュック・デュ・モンターニュ

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ベルギー製。
ワインを低温で減圧蒸留してアルコールを除去しているとのこと。
ブドウ品種はアイレン100%。
(参考:エノテカ

アイレンはフランスのヴァン・ムスー(デイリーなスパークリングワイン)に使われることが多い印象があります。

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色はかなり淡い。
香りは青っぽいというか、少し人工的な、洗剤みたいなさわやかな香り(最低)
ブルゴーニュの白ワインっぽい、マロラクティック発酵由来の(乳酸菌っぽい)香りも感じます。

味は甘め。ワインというよりは、『ワイン風ブドウ果汁』『甘さ控えめのブドウジュース』といった印象。
家に帰るまでの間に若干ぬるくなってしまったせいか、味がややもったりしている。
キンキンに冷やしたほうが美味しいだろうな。

スペック:
・カロリー(1本あたり): 52kcal
・原材料:ワイン、濃縮還元グレープジュース、砂糖/炭酸、香料、酸化防止剤(亜硫酸塩、アスコルビン酸)

※添加物解説:
亜硫酸塩はワインにも含まれるので個人的には問題なし。アスコルビン酸はビタミンCのことです。

総評:
・香り:2
・甘さ:3
・酸味:3
・ワインっぽさ: 2
・毎日飲みたいか:2

ピエール ゼロ ブラン・ド・ブラン

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こちらはフランス製。
ハラル認証ヴィーガン認証を取得。ノーベル賞晩餐会での使用歴あり
シャルドネを使用したワインとシャルドネ果汁をブレンド。
モトックス公式サイト

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キャップシール剥いたらコルク?になってて驚きましたが、普通にひねって開けられるスクリューキャップでした。

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色は麦わら色で、ほんのりオレンジみも感じます。

香り。これは……ファイブミニ!(死)
青いフルーツ。水っぽい…、完熟していないみずみずしい白桃

味は…駄菓子のガムっぽい風味。苦みと酸みが強い。

…ていうか、あの桃の香りはどこに行ったんだよ!!!
さわやかかと思って飲んだらかなりえぐいぞ。
このえぐみが『ワインらしさ』ってことなんだろうか。
とはいえ、香料なしでこの香りは間違いなく素晴らしいんだよな。

中盤から後半にかけてのえぐみがすごい。
料理がないと飲めない。いや、ということは、料理と合わせるためのワインとして作られたのか?

調べると、公式サイトではおススメペアリングとしてハーブ系の前菜が載っていた。確かにそれだったら合うかもしれないな…。

ネットでの口コミも確認したところ、そこまで不評ではないようだ。私がたまたまハズレのボトルを引いただけなのかもしれない。しかしリピートする勇気は僕にはない。

スペック:
・カロリー(1本あたり): 46kcal
・原材料:ワイン、白ぶどう果汁/酸味料、酸化防止剤(亜硫酸塩)、炭酸

※添加物解説:
他と比較して添加物が少ないので、身体にはいいんだろうな…

総評:
・香り:4
・甘さ:2
・酸味:4
・ワインっぽさ: 1
・毎日飲みたいか:0

ヴィンテンス スパークリング ブラン

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ベルギー産で、ブドウ品種はアイレン100%。
ヴィンテンス公式サイト

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ほんのりとオレンジがかった麦わら色。
強い香りは感じない。軽いマロラク(乳酸)感。蜜っぽい香りも。
味に意外性はなく、香り通りといったところ。
ニュートラルな味で、後から酸味。酸っぱいブドウ。

後味が駄菓子っぽいというか、化学っぽいというか、水っぽいというか。最初に飲んだ「デュック・デュ・モンターニュと結構似ている

スペック:
・カロリー(1本あたり): 48kcal
・原材料:ワイン、ぶどうジュース、砂糖/炭酸ガス、香料、酸化防止剤(V.C、亜硫酸塩)

※添加物解説:
V.CはビタミンCのことです。「デュック・デュ・モンターニュ」と結構似ている、と思ったけれど成分も大体いっしょだな。原産国もベルギーだし。もしかして中身い(ここで文章は途切れている

総評:
・香り:2
・甘さ:2
・酸味:4
・ワインっぽさ: 2
・毎日飲みたいか:2

ヴァンドーム クラシック

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こちらははじめてのドイツ製。ハラル認証を取得。
ぶどうジュースは混ぜず、ワインからアルコールを除去することでノンアルコールを実現しているとのこと。
ブドウはアイレン100%。
(参考:エノテカ

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ほんのりオレンジみの淡い麦わら色。
若干マスカットのような、甘そうなワインの香り。青っぽさも少しある。

おお。
おおお!!!

今までの中で一番いける
泡は他のものと比べるとやや強い。ワインと比べるとやはり甘いが、酸味があるので後口もくどくなく、すっきりしている。

香り通りの味。
食前、食後にもってこいのドリンクです。そのまま飲んでおいしい
オススメ!(一気に飲んだ)

スペック:
・カロリー(1本あたり): 46.2kcal
・原材料:発酵ブドウ飲料、砂糖/炭酸ガス、酸化防止剤(二酸化硫黄)、香料

※添加物解説:
香料使ってるところだけが悔やまれるが、添加物は少ないほう。二酸化硫黄は亜硫酸塩とほぼ同義です。

総評:
・香り:3
・甘さ:2
・酸味:4
・ワインっぽさ: 4
・毎日飲みたいか:4

オピア シャルドネスパークリング オーガニックノンアルコール

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フランス産。
オーガニック認証だけでなく、ヴィーガン認証ハラル認証も取得。
ノーベル賞の晩餐会で提供された、初めてのノンアルコールワイン
これもスパークリングワインのコルクっぽいスクリューキャップになっていた。
ワインと同じ製法だがアルコール発酵を行わない…という製法。
シャルドネ果汁使用。
オピア公式サイト

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オレンジ味のある麦わら色。
ピエール・ゼロといい勝負だけど、今までの中だと一番色が濃いかな。

香りは白桃系。やや青い。酸の強そうな香り。
(ピエール・ゼロを思い出してやや不安になる。)

ガス感は強め。
甘みは少なく酸味はしっかり。ハーブのニュアンスも感じる。
後口がちょっと渋く、酸味も残る。オーガニック飲料特有の厚みのある味。

スペック:
・カロリー(1本あたり): 40kcal
・原材料:有機グレープシード、有機酵母エキス、有機ブドウ果汁(シャルドネ)/酸味料、炭酸、香料、酸化防止剤(V.C)

※添加物解説:
香料は天然香料、酸味料はクエン酸(公式サイトに記載)。オーガニックにこだわるだけあり、添加物情報もオープンにしており安心感がある。グレープシードはワインの深みというか苦味を出すために使用しているようだ。

総評:
・香り:2
・甘さ:1
・酸味:4
・ワインっぽさ:2
・毎日飲みたいか:2

まとめ

ということで優勝は『ヴァンドーム・クラシック』さんに決定です!
おめでとうございます!!!

自分のお金と身体のキャパシティの関係で、フルボトルのノンアルコールスパークリングは試せなかったので、機会があれば試してみたいです。

役に立ったらサポートしていただけるととってもうれしいです。