『低コスト』かつ『お手軽』にVTuberしようと検討してたらいつのまにか旧時代の技術を堀り起こしておかしなことになった話(誇張有)<その1>

 Vtuber(以後ヴぃちゅばと表記、表記ゆれの可能性あり。あとヴぃちゅばに限らず定義とか概念的なのの把握は苦手分野です)とっくにやってる人は始めてて、いまいち流行りきらないからまだまだこれから可能性があるのか、しばらくは流行りも廃りもせず、どこかで一気に跳ねるのか、既に撤退した人、準備で止まってる人含め関わった人は沢山いると思います。もちろんファンも含めて。
 ヴぃちゅばがvつば(こっちのほうがタイプ数少ないなぁ、けど、ローマ字入力だと、奇数タイプってリズム狂うんですよね。っ{ltu}とか、キャラ{chara}は慣れてしまってるんですが)として残る可能性は高いとも思うし、もう少し時間が掛かったとしても、人はバーチャルへと進んで行くのはほぼほぼ確定事項ではないかと。vつば

 私自身、自分でやろうと思ったり、コンセプトとか素材? を提供して魂(って言い方であってるんでしたっけ?)を募集し、裏方もやってみたいなと思ったりしてました。で、案の定、位置に着いたところぐらいでとん挫してます。よーいどんで明後日の方向に走ったので、また位置に着きなおしです。

 配信とか動画そのものとかと相性は良いんでしょうが、まだ参入障壁が高いのですよね、vつば

 まずキャラクターの絵が必要。絵描きさん大勝利。
 私はLive2Dさん(※1)に慣れるのに凄く時間かかり、操作も難しい覚えることが沢山というのよりも、絵心がないから思ったとおりの表情を作っていけないというほうが問題でした。(操作自体も難儀ではあるがチュートリアル見ながらコツコツやればそれなりにはできる。あと、粘土細工みたいに、微調整がやりやすいので、絵を描くよりは向いてた。なんとなくわかりませんかね。絵は描けなくても粘土だとそれなりに再現できそうって感覚。これも人によって、得意不得意あるのかなぁ)

 そして既にこの時点で自力での到達は無理です。絵が描けないので。元のキャラクタを用意できない。そこは人脈だったり金脈だったりでクリア。
 とて、まだ2Dです。3Dぽく見せる手法も広まってきましたが(動かすパーツ増やしたり、ひねりを加えたりとか)、2Dなんですよね。3Dにしだすと、手間暇は数倍かもっとで、制作も別技術。それを動かす(自由自在に)となると個人の力ではにんともかんとも。

 で、2Dで妥協してもFaceRigさん(※2)とかカメラとか。マイクとか。編集して出す動画ならまだしも、生配信するにあたって、静寂で邪魔されない環境とか必要なものが沢山。

 あと声の問題。バ美声とか恋声とかで、フェルマータ? フェルナンド? 違くて、フォルマントとピッチを弄っただけでは、ろくな声にならない。発声にも訓練が必要らしい。あと静寂で邪魔されなくて周囲に迷惑かけない環境がそもそもない。

 人類にはヴぃちゅばはまだ早かった。もちろんパイオニアさん達は日々鍛錬してメキメキ成長中で、技術もどんどん進歩してるので、いずれもっと気軽にという時代にはなるとは思ってますが。
 主語がでかすぎたので訂正すると私には早かった。

 で、人と話すのは好きなので、生配信とかやりたかったんですが、先述の通り、圧倒的環境不足。
 じゃあ、撮影したり録画したり、ネタと素材を作って編集して、例えばゲーム実況でもやろうかな、などと。

 そこで、出会ってしまったんですね。AviUtlさん(※3)に。高機能すぎるアプリは使いこなせないポンコツなりにコツコツと基本的なところは抑えたところで、最低限の動画とかは作れるぐらいになって。さて、声はどうしようか……。で、今更ながらに気づいてしまったんですね。例のゆっくり音声がなぜあんなに重宝されているのか。お手軽、便利! みんな使ってる!

 ヴぃちゅばは一旦脇に置いておいて、YMMさんの3(※4)とやらをちまちま触り始めました。1年ぐらい経ちましたが、スキルは何にも進歩してません。なぜなら、高度な編集とか細かいところを気にしなかったら凄く簡単に動画が作れるから!
 便利、(初歩的な操作は)簡単!

 で、とあるきっかけで、会話(読み上げ)ではなく、歌を歌わせたくなった。調べたら、UTAUさん(※5)が使えるらしい。っていうかもう何年も前に誰かが切り開き、踏み固めた道だった。しばらく気づかずに、YMMさん上で色々編集する努力をしてしまっていたが。
 UTAUさんは、ボーカロイドの流行が終わり始めた頃に出会って一時期使ってました。それと前後して、GUMIさん(正式名称はMegpoidさん?)を購入したのですが、難しすぎて使いこなせずそっと存在を忘れました。
 ってわけで、UTAUさんを何年かぶりに触ると、簡単。とても(こだわりとかクオリティの高さとか求めなければ)とても簡単。

 あれ? これ、どうせ生配信とか(しばらくなのか、未来永劫なのかは不明だが当面はほぼ確)できそうにないし、YMMさんとUTAUさんがあれば、ヴぃちゅばではなくても、動画作りに関しては、十分ではなかろうか?

 で、しばらくYMMさんとUTAUさんで遊んでました。たまにお絵かきして、それも高機能なソフト、GIMPさん(※6)とかは使いこなせないから、ペイント3Dさんとか、AzPainterさん(※6)とかで。

 やってるうちに欲が出てきて、曲っぽい何かをやりたくなって、Dominoさんを触ってみたり。(Cakewalkさんはやはり難しくて挫折)

 画像の編集をちょっとこだわってみたくなったりして、CLIP STUDIO PAINTさん(※7)使ってみたり。意外と使いやすかった、というかなんで今まで気付かなかったのか? (知ってたんだけれど、ライセンスが切れてしまってすっかり忘れてた)

 絵は描けないけど、コミPo!さん(※8)なら、とてもお安く、簡単に、とても簡単にキャラの表情、ポーズなどを決めさせられる。(そりゃね、自由度は落ちますよ、動かないし、MMDさん{※9}には勝てませんて。)

 そのあたりが分岐点だったようです。

 いえ、今分岐地点上に居ます。

 欲が出てきました。

 ゆっくりさんで十分なんですよ。キャラも霊夢さんの生首で。

 だが、しかし、ここで先ほどの問いかけに戻ろう。

ヴぃちゅばではなくても、動画作りに関しては、十分ではなかろうか? 
いや、そうではなかろう。

 コミPo!さんで作ったキャラは、使用できる輪郭やベースの顔(主に目の形)の種類、髪型などが限られていて、とても完全オリジナルとは言い切れないし、そもそも完全オリジナルなわけないんですが、最近あんまりコミPo!さん使ってる方見ないので、ちょっとオリジナルキャラのように思い入れが出てきてしまいました。この子に命を吹き込みたい。あたし、生まれたい。

 絵の上手な人にお願いするか。今のキャラの特徴や面影を残しつつ、オリジナルなキャラクターへと導くときは今! いや、それで一回挫折したろう。FaceRigさんまでたどり着けなかったじゃないか。まだWEBカメラも買ってない。
 クリスタさんをなんとなく使えるようになってきたっぽいから、初めは下手でも、いずれヘタウマぐらいになるまでちょっとずつ自力でグレードアップしていくか。カメラとかはとりあえず、今後の課題で、絵がそれなりになった時に再度検討するということで。

 とかもやもや考えていた時に。

 天啓!

 世の高クオ(高クオリティの略だが、デザインが良いとかというよりは、手間暇がかかるというイメージで今回は使ってみた)なヴぃちゅばさん達のような素敵な体は手に入れられなくても、あたしがゆっくりさんになることはできるのではないか?

 さっそく、調べ出す。

 うん、無理ゲー。

 


 とはならなかった。

 この一年。迂回して、最新であったり超高機能ではなく、安価だったり無料で使える、しかも簡単、とっても簡単なソフトやアプリに逃避したが、そのかいもあって書いてあることがわかるのだ。正確には分かった気になれる。

画像1

 それというのも、Live2Dさんに比べたら、すっごくシンプルなのだ。レイヤーとか、共通の概念も多数使われてて、図らずも予習ができてしまっていた。

 ニュータイプにはなれなくとも、コウ・ウラキ(※0083)ぐらいには、理解できている。それは言い過ぎだが。

 事実、Live2Dさんで動かすキャラを、元絵をほぼトレースするという方法ではあったが、レイヤー分けすることには成功している。

 今回は、トレースではなくデフォルメするだけだ。行けそうな気がする。はじめは拙い絵でも、徐々にバージョンアップしていけばいい。入り口には立てた。

 コミPo!さん頼りだったキャラクターが、デフォルメキャラとして、オリジナルキャラとして生まれ変わるのだ。ゆくゆくは、元のコミPo!さんで描かれたキャラから特徴などは継承しているが、完全に別な人となって、デフォルメ解除されることだろう。

 あと、問題は声。欲が欲を生む。

 生配信は困難、録音だって自由にできない。やりたいとき、思い立った時に出来ないのはストレスだ。思い描いた声を出せない。ボイチェンさんを使ったとて。努力不足だ。向上心のなさっぷりが誇らしい。

 

 再び天啓。

 

 ゆっくりさんの声を、自分で録音してしまえばよいのでは?

 UTAUさん用の音源は誰でも作れるという知識があったからこそ、というかある程度考えたら思いつくだろう。私の頭がポンコツで時間がかかったが。

 毎度毎度、録音するのは難儀でも、一度音源を作ってしまえば、あとは、簡単操作でしゃべらせ放題だ。

 それなりにパターン数は多いだろうけれど、一度納得のいく音声ファイルを作れれば、あとは全自動だ。

 リアタイでは納得のいく声は出せなくとも、最初に頑張ったら後々は楽が出来るというのもいい。いったんファイルに保存して編集したりできそうだし、そこそこの出来栄えになるんじゃなかろうかい?

 そして辿り着いた。唄詠さん。UTAUさん用の音源ライブラリをYMMさんとかで使えるようにする、まさに求めていた機能を持ったソフトウェアである。やっぱり先人が切り拓き、しっかりと道を作ってくれていたのだ。


 時は動き出した。 

 いや、止まっていたかのように思えていた時間は実はゆっくりと、しかし着実に動いていたのだ。

 

 そして、

UTAUさん用音源の作成方法がちんぷんかんぷんで、一旦保留して、お絵かきしようと決意したのだった。



以下、※1~ の役に立たない注釈が載ってます。役には立ちませんし、返金には応じません。(予防線)

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