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国境の街でみんなでダブルベッド、初めての一人旅④

インドからネパールへバスで向かった。

怪盗団、強盗?山賊?、マリオとワリオ、ドンキーコングとか呼ばれているバス強盗が出るとの噂があった。

治安についての情報は情報ノートや現地の旅行者との会話で手に入れることが多く、ブログやTwitterはこの頃、情報が出て回り始めた黎明期だったように思う。

びくびくしながらも帰国するためにはネパールに行くしかないので強盗が出るというルートを通ってネパールに向かう。

遠回りや飛行機の使用など一応対策はできる。
バスに乗ると他にも旅行者はいたので、最悪みんなで襲われよう、と少し安心する。

結論から言うと強盗は出なかった。

ネパールからインドに向かうバスの方が遭遇しやすいようだった。現代はどうかわからないが。

強盗も気をつけた方が良いが、崖っぷちを荷物満載、人ぎゅうぎゅうで猛スピード走行するので、命の安全の方が脅かされていたかもしれない。

帰国した後に同じルートを走るバスが崖下へ落ちたとのニュースが流れていた。

バスは山の周りをうねうねと登りながら国境へ向かっていく。途中長めの良い場所で止まったり、レストランにつけてくれたりして休憩を取る。

観光地を見てまわるのも楽しいが、移動中にたまたま寄ることができる場所が結構好きだ。

車窓を眺めて、次の国、これまでの旅行、日本での生活についてぼーっと考える時間も好きだ。

日本では思いもしないようなことに気がついたりする。

さて、そんなこんなで無事にネパール国境スノウリへ到着した。

日本のネパール大使館でビザを用意しておいたのでちゃんと入国させてもらえた。

バス会社の用意した宿に泊まることになり、一泊してからさらにネパールのポカラという都市へ向かう予定となっていた。

何事もなく無事に到着したのを喜ぶのも束の間、用意された宿には三人組みで案内されたはすだが、部屋にあったのはダブルベッドひとつの部屋であった。ソファもあったが…。

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これもまたインド流か?

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