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痛みや肩こりの不調改善、ボディメイクにも大切な理論 〜Joint by joint〜

女性なら誰しも気になる太腿や脹脛の張り、そして腰痛や肩こり。
ボディメイクでも、不調改善において必ず参考にする、人間の体の基本的な原理原則理論"Joint by joint Theory"があります。

Joint -by-joint Approach(Theory)
人の体にはたくさんの関節がありますが、その中でも動きに適した関節と、安定性に適した関節に分かれている。という考え方があるのはご存知でしょうか?
文字通りスタビリティ(安定性)は安定させること、モビリティ(可動性)は可動させるのが役割です。これは、ヒト全てに共通するカラダの仕組みであり、アスリートも一般の方も同じ。
人の関節は、関節毎に担う役割(優位性)があり、そのセオリーから逸脱した動きになると、痛みや不調、ボディメイクの崩れにもつながります。
肩の痛みだと、肩甲骨の動きや、胸の骨の動き
腰痛は、股関節や背骨
膝痛は、足関節や股関節
と、隣り合わせににある関節の動きの影響を受けているケースが多くなります

先日、首と肩の痛みを訴えが改善に変わった時、お客さまにjoint by joint theoryに基づいて解説すると、『体って面白い!』と言ってくださいました。
その考えに基づいて体を評価すると、首と肩の痛みが主訴の上記のお客様は、長時間のデスクワークにより、頭が前にいく姿勢、首や胸椎のモビリティ(可動性)が少なくなっていることが想定できました。

実際に胸椎の可動域は低下し、触診してみるとスタビリティ(安定性)である下位頚椎の骨がズレていて、その関係から片側の筋に強張りに。

まとめると、Joint-by-joint Approach理論で考察すると、上位頚椎はモビリティ(可動性)・下位頚椎はスタビリティ(安定性)。このセオリーと反対のことがこのクライアントの体に起きた”代償動作”の結果が痛みに繋がっていました。ストレッチやマッサージだけでは体が変わらないというのは、こういう点も踏まえているので、動かすべき関節は動かし、安定すべき関節に負担にならないような運動が有効になりますね。

また、コンディショニングでその場の変化を出すことはトレーナーとして可能ですが、同時にお客様の習慣的な姿勢や動作へのアドバイスも重要なポイント。今回は(椅子の高さ、PC画面と目の位置関係)、時々立ち上がる、日々の姿勢改善コンディショニングなどのご提案をさせていただきました。
”自分の体を知ること”これも大切なセルフケア

ヨガやピラティスの先生から腰痛・四十肩など痛みの主訴、もしくは改善のご要望に対してどのように対応し、または体を評価しますか?
こんなご相談を多くいただきます。
知識も大事だけど【動き】が見れること、【スクリーニング】という、ふるいにかける評価ができること。
今年はそんな評価を含めたセミナーも、開催していこうと思います。


解剖学を学んだり、養成コースを修了しても、パーソナルで人の身体に携わるには様々な問題解決が必要になってきます。このような機能解剖学、運動力学様々な観点で体を評価しエクササイズ提供を大切にしています。

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