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すいません、僕です。

今回のお話は、というか独り言は、ちょっと前まで僕が悩んでたことについてです。僕、割と器用なんですよね。いや何言ってんのこいつなんて思った方は、正常です。そう思わなかった方、少し危ないです。意識をしっかり持って。

いや、自慢とかじゃなくて、まあ20年っていう限られた時間の中で、あくまで自分の視点から、自分の特徴を上げようとしたとき、間違いなく器用さは入ってくると思うんですよね。はい。これは、そうした中途半端な器用さを持ったことの悩みです。ここ大事、中途半端。

小さい頃から、そうだったのかと問われるとしっかりとした肯定はできないかも。まあでも、具体的エピソードもあった方が良いんで、少しずつ話しますね。

僕が年少くらいの時の話で、皆さんLaQってブロック知ってます?二つの基本パーツと五つの接続パーツから成る立体的なパズルみたいな感じです。それにとんでもなく熱中しまして。周りの子が折り紙の鶴くらいの大きさで組立図を読んで遊ぶ中で、一人だけバレーボール並みの大きさのものを何個も組み立ててるんですよ。保育園にあった組立図全部やって、足りないからと先生に新しい組立図をお願いした記憶があります。それだけ熱中してましたね。しかもたちが悪いのが、作ったものを壊したくなくて、飾ってほしいとお願いしてました。これの何がたちが悪いかというと、材料となるパーツが足りなくなるんですよね。ほんとご迷惑をおかけしてました。みんな、ごめん。

小学生はあんまり、そういう記憶ないんですよね。強いて言うのであれば、当時の友達とやってたポケモンの環境のメタは僕が回してたってくらいでしょうか。まあこれはあるある。あ、そうですね。この時期ゲームにひたすらはまって、祖母の家にあったPS2と64の主要ソフトはたいていやりつくしていました。ゼルダの伝説時のオカリナだけ、戦闘曲が怖くてクリアできなかった思い出があります。この頃のゲームって攻略本がめちゃくちゃに分厚いじゃないですか。それを読むのがほんとに好きで、特にFF10のストーリー考察を読んで泣いたのを覚えています。ゲームしかしてない。

いや、この頃バスケを始めましたね。仲いい友達と数人でスポーツ少年団に入りました。バスケ自体は19歳かな?それくらいまで続けて今は趣味なんですけど、この頃の練習が一番きつかったですね。ほんっとにきつかった。死ぬほど走らされて死ぬほど怒られて、コーチの「またごしゃがれてぇか!!!」が脳内再生余裕でできるほど、トラウマもんです。

これ読んで、あれ?別に器用って言うほど器用じゃなくね?って思った方。正しいです。僕はバスケにおいては、その器用さを発揮できませんでした。というか、怒られるのが怖くて、プレーが少し消極的になってましたね。いや、ほんと、まじで怖かった。高校の部活の雰囲気が少し緩めだったので、そこでようやく本来の自分のプレーを取り戻しましたね。てか、小中学校のバスケは周りが強くて、チームも強いもんだから、競争激しすぎてメンタル死んでました。何が楽しくてバスケやってんだ俺状態でした。

話がそれまくった。中学生になりました。この頃から、頭の良さというか、いかに勉強できるかが目に見えるようになってきますよね。僕は恵まれたことにできる方でした。でも、お勉強は苦手でした。この頃は勉強の仕方とかもわかってなく、とりあえず与えられた課題やってた感じです。今思うとめちゃくちゃ効率わるい。テスト勉強とかも、正直な話、した記憶ありません。暗記科目くらいは前日とかにさらっと通すくらいでしたかね。こんなことしてるもんですから、唯一それが通用しない英語だけは大の苦手でしたね。これは積み重ねが物言う教科ですから。そんなんだから、中学の成績も平均するとまあ普通くらいじゃないでしょうか。てか地方の公立中学なんで成績自慢もあったもんじゃない気がするんですけどね笑。

高校に入ってからです。というか厳密に言うと、僕は高専に入りました。高専とは5年制の学校で、高校と短大が一緒になった理系に特化した学校です。専門性が高いのが特徴で、あまり知名度は高くない印象。だいぶ気合入れて入学したんですよ。やってやる、と。んで、1年生の時ちゃんと勉強してみたんですよ。これ自分でも言うのもあれなんですけど、簡単に成績上位が取れまして。いや、普通に嬉しかったんですけど、あれ?って思っちゃって。いや、偶然かもって思ったんですけどそのままキープして。まあそこらへんで自分の勉強法を確立できたのが大きいかも。

そんなこんなで2年生。ここらで少したるんでしまって、勉強量が落ちました。その結果、成績が上がりました。意味がわからない。これでもう完全に天狗コースですよね。あ、これ余裕だわ、と思っちゃいましたね。勉強以外の面でも、実習とか学校の催し物とかが自分の思ったように上手くいくもんで、完全に勘違いしてましたね。

部活とバイトで授業は寝てた3年生。未だに成績キープしてます。ここら辺ほんとに意味がわからなかった。自分に対しても、周りに対しても。すっごい傲慢というか気持ち悪い考えなんですけど、周りに対して、なんでできない?って感情を抱くようになっちゃって、今思うとバカですよね。井の中の蛙でした。完全に調子乗ってます。

本題に戻すと、ここですね。なんか、それまで感じてたもしかして?なんて感情が確信に変わっていった時期です。この、自分はできるやつ、センスがあるやつ、なんて驕り上がってしまったのはこの時期です。大抵のことは平均以上にできるし、理解が早いし、仕事も早い。これが他者からの視点だったら嬉しい限りなんですけど、自己評価がこうなってしまったものですから、そりゃ気持ち悪いですよね。評価なんてもんは、結局は相対的なものなのに。

ようやく本題に入ります。要するに、恵まれたことに僕にはある程度センスがあったわけなんですが、これとどう向き合うかが悩みでした。センスがないわけじゃないんだけど、完璧にはないんです。むしろ中途半端だと思います。何が言いたいかって言うと、センスって一時的な、即時的なものだと思うんですよ。悪く言い換えるとその場凌ぎが上手いって言うのかな。小手先の技術みたいなもんです。

これが厄介で、大抵のことはセンスで乗り切れるんですけど、完全にそれ頼りになっちゃうんですよね。つまり、経験値が貯まらないんです。積み重ねも努力もしてないから。全部その場凌ぎだから。それが悩みでした。ふと気付くと、周りのみんなが持っているものを僕は持っていないんです。大層に言いすぎました。でもそれに近い感覚です。

まあこんな贅沢な悩みも少し前に解決というか消化は出来ました。簡単なことで、ちゃんと努力するだけです。ほらね、簡単でしょう?まあ言葉だから簡単そうに見えるんですけど。生憎、努力する才能は持ち合わせてなかったみたいで、たまに苦しくなります。でも、こっちの方がいい。理由はないけど、しっくりきます。

こう思えたきっかけも少し記しときます。備忘録的なあれ。4年生に上がった時点で、成績がだんだん落ちてきました。いや落ちてきたっていうより、周りが伸びてきた感じです。くっそ上から目線ですねこれ。でも当時の僕視点はこう思っていたんで、こう書いときます。後悔説きます。なんちゃって。

なんやかんやあって、ああ、僕はちゃんとした積み重ねを怠ったなと思い、後悔しました。そっからは文字通り「ちゃんと」やりました。

これは既に解決した、消化した、過去の悩みなのですが、これを経て良かったと思えます。僕自身、まだ僕のことを完全に知らないのですが、少しはわかってきました。これはその一つで、恐らく、僕は自分に自信がないです。前にも言ったかもしれないけど、僕は僕に期待していません。いつからとかなんでとかはわからないけどね。

でも、この自分の要領の良さとか器用さとかは、相対的に見れば、平均よりはあると言えるようになりました。つまり、自分の能力に自信を持てました。まだ完全に、自分に自信はないけど、少しはその支えになるんじゃないでしょうか。

長くなりました。ここら辺で切りたいです。今回の記事は、内容が内容だけに、書くことに自分でもだいぶ抵抗があって、何度か筆を止めたんですけど、ん?文字を打つのをやめたんですけど。でも残しておこうと思って、ちゃんと見てあげようと思って、受け入れようと思ってこれを書いています。

ここまで読んでくれた人に感謝を述べます。ありがとう。本当は20歳が終わるまでに、21歳になるまでに、過去のことを書き切りたかったんですけど、ちょっと難しかった。意外と書くことありました。

実は明日が僕の誕生日です。これバイトの休憩中に書いてるんですけど、なんか悲しいやつですね...。まあいっか。午後もバイト頑張ろ。

それでは、すいません、僕でした。




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