【書評】シリコンバレー最重要思想家ナヴァル・ラヴィカント

本書を見た時、なんだか怪しい本だなぁと思いましたが、どうやらこのナヴァル・ラヴィカント氏は伝説の起業家ならびにエンジェル投資家だそうです。気になり読んでみたところ、私のような凡人でも真似でき、個人としてブランド化していくのが何故重要なのか、またそのために何をすれば良いか書かれています。

シリコンバレー最重要思想家ナヴァル・ラヴィカント

本書をオススメする方

• 副業を始めたいが何をすれば良いか悩んでいる方

• 自分に自信がない方

著者について

アメリカ起業界の仕組みを一新した男、ナヴァル・ラヴィカント。エンジェル投資家とスタートアップを結ぶ「AngelList」創業、彼の出現以後、全米のスタートアップ創業スピードは飛躍、法律までをも変えてしまう。個人投資家としてもUberやTwitterに初期投資するなど、先見の明と行動力を兼ね備えたシリコンバレー屈指の事業創出者。

Amazonより引用

本書の概要

本書は、起業家で天使投資家であるナヴァル・ラヴィカントの知恵と洞察をまとめたもの。富、幸福、成功、個人成長などのさまざまなトピックについて彼の考えが纏められている。これは著者自身によって書かれた本ではなく、彼のツイート、ポッドキャスト出演、インタビューなどが、エリック・ヨーゲンソンによって一貫したナラティブに整理されたもの。
富を築くための原則、幸福を見つけるための戦略、スタートアップや起業に関する考え、個人の成長や意思決定に関する洞察など、さまざまなテーマをカバーしています。

要点

• お金ではなき、富を築こう。富とは、あなたが寝ている間にお金を稼ぐ資産を持つこと。

• 自分の夢中になれること、好きなことでしか最終的に他者と差別化はできない

• 人と同じことをやっても意味がない。競争してはいけない。

本書のポイント

• お金や地位ではなく、富を求めよ。富とは、寝ている間に稼ぐ資産を持つこと。

• あなたの時間を他人に貸しても金持ちにはなれない。経済的自由を得るためには、ビジネスの一部である株式を所有しなければならない。

• 特定の知識を得よう。特定の知識とは、訓練して身につけることのできない知識である。訓練して身につけられるということは、いずれあなたに取って代わるものが出てくるということ。

• 今流行っているものよりも、自分の純粋な好奇心と情熱を追求しよう。

• あなたにとっては遊びのように感じられるが、他人にとっては仕事のように見えることが、あなたにしかできない事だ。

• 特定の知識は、高度な技術や創造的なものであることが多い。それは外注したり自動化したりすることはできない。

• コードとメディアはレバレッジが効く資産だ。新富裕層を支えるレバレッジなのだ。寝ている間に、自分のために働くソフトウェアやメディアを作ることができる。

• コードが書けないなら、本やブログを書き、ビデオやポッドキャストを録音すればいい。

• 一攫千金のスキームは存在しない。

• あなたが人と競争しているのは、それはあなたが人の真似をしているからだ。同じことをしようとしているからだ。しかし、人間は一人ひとり違う。コピーしてはいけない。

• ツイッターやユーチューブなどに無料で作品を提供することで、その間に自分のブランドを築き上げる。そして、その過程でリスクを負う。そして、チャンスに動くときが来たら、最大限のレバレッジをかけるのだ。

学び

副業を始めるうえで大切なことが書かれていると思う。人と被らないことをやる、自分が苦に感じない好きなことに集中する、初めのうちは無料で有益情報を提供しブランドを築き、時が来たら一気に仕掛ける。
では、最後までありがとうございました！