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娘の名言「痛かった〜(泣)」

娘が2〜3歳の頃、保育園帰りに小児科へ行った話のこと。
はっきりと覚えていないが、娘はすこぶる元気だったので鼻水が出て止まらないとか、咳が止まらないとか、そんな症状で受診したのだったと思う。
夏も過ぎ秋にさしかかる頃、診察が終わった頃には、外はすでに真っ暗だった。
お会計を済ませ、小児科クリニックの入り口を元気よく飛び出した娘を「待て〜」とか言いながらキャッキャ楽しく追いかけていた。専用の駐車場はほんの少しだけ離れていて、車や自転車に注意し、追いかけっこしながら車まで向かった。いつのまにか成長した娘は走るのが結構早くなっていて、意外と僕の先を走って行った。そこで事件は起きた。
娘の体がいきなり「ガクッ!!」っと下に沈んだ。。。

浅い側溝に落ちたのだ。膝小僧を強打し、パニックになり涙を流して泣いた娘。
ほんの少し目を離した自分を悔やんだ!
(それと同時に、帰ったら絶対嫁に怒られる〜!と焦る!)

そこで娘が一言。「いたかったぁ〜。。。」

現在進行形の「痛い」ではなく過去形の「痛かった」と連呼する娘。

もう現在を乗り越えたのだろうか、いや、違う。
痛かったという言葉をどこかで覚えたばっかりなのだ。不謹慎だが、何とも愛おしい。

絶対に、間違いなく痛いであろう現状を過去形で訴える娘。
きちんと見ていなかったダメ親父を許してくれ。。。

帰宅してからやはり嫁に「何で見てなかったん!」としっかり怒られた俺でした。

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