読書嫌いのオキニ小説。
こんにちは𓀤
もももと申します!
今回は好きな本を紹介します𓀇
小説版『461個のおべんとう』
今回私が紹介する本は、
『461個のおべんとう』という小説です。
一般人の書評なので温かい目でお願いします𓅰
この本を読んだ私の感想は、
「お弁当」というテーマだけで、
複雑な人間関係に溶け込み、
人間の成長を映し出せるのかと心を打たれました𓀎
詳細
『461個のおべんとう』
丸山智
朝日文庫
2020.10.30
親子の成長物語
キーワードは「お弁当」
バンドマンのシングルファーザー
思春期の息子
群像物語
あらすじ
息子・虹輝の両親が離婚し、「住み慣れた家に残りたい」という理由で父・一樹との2人暮しが始まる。中学卒業が控えていた虹輝は、両親の離婚がストレスで高校受験に苦戦していた。そんな虹輝に一樹は「気にするな」と明るく励ますが、虹輝は「気にしてほしい」と思う。2人の関係はぎこちない。
虹輝の高校入学が決まったある日、親子で高校のお昼ご飯の話になった。一樹の「コンビニか、お弁当。お弁当なら俺が作る。」という言葉に虹輝は驚いた。ちゃんとできるのか。父親を試したくなった。「父さんの弁当がいい。」と答える。"3年間毎日お弁当を作る"という父親と、"3年間休まずに学校へ行く"という息子の交換条件で虹輝の高校生活が幕を開ける。
書評
この物語を評価するポイントは、 P142前後を読むと分かる。虹輝に好きな子ができて、ダイエットを始める場面である。「ダイエットをする」とだけ聞かされた一樹は虹輝の想いを悟り、次の日からダイエット弁当に変えた。
数日後、「ダイエットを終了します 虹輝」と書かれたメモを読んだ一樹が、「もしかしてフラれたか」と落胆する場面が、お弁当を通した会話のない会話が成立しているようで印象的だった。
客観的評価
この物語の客観的評価は、細かい場面分けで登場人物全員の主観を楽しむことが出来るところにあると考える。悪役が存在せず、関係がすれ違ったり気持ちが通じなかったりしても、それぞれの人物に感情移入がしやすく読みやすい小説である。是非読んでほしい。
ポイント
この物語は実話はもとにした小説なのです!
つまり…本人が実在するのです。
物語の中で一樹はお弁当の写真を
Instagramに投稿する場面が何度も出てきます!
コチラ↓↓
一樹さんのInstagramアカウント
https://www.instagram.com/suzumoto_kazuki?igsh=eTAyMW15emhlZTYx
本の中のお話だったはずが、
現実世界で覗くことが出来ちゃいました𓀃
ちなみに、コメント欄を覗いてみると虹輝さんが…!
気になるけど本を読む時間がないあなたは!
コチラ↓↓
映画化された461個のおべんとう
最後までお読みいただきありがとうございます。
次回は、「アレンジ料理」を投稿します𓁍