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わたしの名前をよんで

小さい頃から自分の名前に違和感があった。

自分の名前に抵抗感があった。

まず自分の名前を名乗る時点で、すでに抵抗感があるのだから、自己紹介がとても嫌であった。

自分のことは言いたくないが、他人のことは気になって仕方がないという人であった。

自分の傷をケアするようになって、自分が家族と同化していたことを知った。

私は、自分があるようで、自分がいないと感じてはいたが、まさか自分が自分ではなくて、父親であり、母親だと思い込んでいたとは知らなかった。

『私は〜です』と自分の名前を言ってみたら、筋肉に力が入らない。

潜在意識は、自分で自分を認識できていなかった。

同化することで愛を得ようとしていた。

自分であっては、家族から愛されないから、自分であってはいけないと、小さかった自分が決めたのだ。

生きるために。

最近、キャロル キングさんの『You've Got A Friend』という曲を知った。

その歌詞に刺激されている自分がいた。

私は、自分に、頭と身体が一致した自分に、自分の名前をよんでほしかったのだろう。

他の誰でもなく、自分が自分の味方になってほしかったね。

自分の名前を言うときに、胸を張って、堂々と言いたかったね。

『私は〜です。』を毎日続けている。

おかげで、以前よりも、自分でいる時間が増えた。

自分の名前を、愛をもってよんであげよう。

誰かの言葉に、視線に、態度に、悲しかったり、腹が立ったりするとき、自分を呼んでる自分がいる。

邪魔にせず、邪険にせず、面倒くさいと言わず、自暴自棄にもならずに、直ぐに駆けつけよう。

呼んでる自分に応えてあげよう。

今なら駆けつけられるから。




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