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幼児の絵の理解力はスゴい。アイコンのススメ。

こんにちは。アートディレクター狩集です。前回の記事では、育児に最適なクルマのカタチはまさかの商業車!?というお話をしました。今回は私が我が子の保育園や家庭での生活の中で気づいた幼児のすごさについてお話しします。後半では小さなお子様のいるご家庭で活用できるかも?なグッズもありますので最後までお読みいただけたら嬉しいです。

幼児はよく見ている

凝視150

小さなお子さまのいる家庭ではあるあるだと思いますが、ハミガキやメイク中、ふと我が子を見ると、足元で同じ仕草をしていたり、パパやママが出かけるときにいつも持っているカバンや上着などを小さな体でえっちらおっちら運んで来てくれたり、「よく見てるな〜!」と感心させられます。我が子にもこんなエピソードがあります。1歳を少し過ぎた頃、その日私は出かける用事があり、私の両親に来てもらい息子を託して家を出ました。おうち遊びに飽きて散歩へ連れ出そうとしてくれたとき、母が私のいつもかぶっていた帽子をちょっと借りてかぶった瞬間、「ママのー!!」と号泣したそうです。それまでママがいなくてもじいじばあばと楽しく遊べていましたが、帽子を見た瞬間、ママが恋しくなってしまった息子。帽子ひとつでいろんな思いが駆け巡ったのでしょう。
いつもは散歩に出ると外の景色に夢中で、私のことなんて気に留めていないだろうと思っていたので驚きでした。

「あ、それわかる!」が何より嬉しい幼児

指差し

子どもって絵本が好きですよね。でも意外と難しそうな図鑑をしげしげと見ていたり、物語になっていなくても、小さな絵がいろいろ並んでいるのが好きなようです。書店に行って絵本を買おうと選んでいると「こども図鑑」が結構あることに気付きます。こんなのまだ無理だよね〜なんてスルーしていましたが、ある時友人から譲り受けたこども図鑑が当時2歳の息子に大ヒットして「あ、なんだ全然いけるんじゃん!」と、図鑑という図鑑をスルーしていたことに少し後悔しました。タオルやマットなどの大判布製品も、いろんな乗り物や動物などがちまちまとたくさん散りばめられていると「これはパトカー!救急車!トラック!」と指差し確認が始まります。
保育園でも、それぞれの家庭から持参するコップや靴など、自分のはもちろん、お友達の誰がどの色柄かを全部把握しているようです。
ある朝の登園時、娘が園の玄関先で「お部屋に入りたくない!ママー!」とごねた時、先生がみんなのコップが入ったカゴを持って来て、「ねえねえ、これは誰のかわかる?じゃあこれは?」とクイズを出しました。すると泣いていた娘は「ヒクヒク…あっちゃん、ヒク…きーちゃん、しゅうちゃん…」と答えているうちに機嫌が直り、先生に抱っこされて笑顔でバイバイできました。別れ際、「すごいね!全部わかるね!」と先生に褒められて満更でもない様子の我が娘。先生、さすがです。

保育園のシール大作戦

保育園シール

全国の保育園はどうか分かりませんが、我が子の通う保育園では園から支給される物や棚などには個人を識別するシールが貼られています。下駄箱、ロッカー、連絡帳、上着をかけるフックなどです。「識別」というとお堅い感じですが、子どもが好きそうな動物や食べ物などの可愛らしいイラストシールです。今年の我が子のシールは上の子がブドウ、下の子がパイナップル。下の子は今年1歳8ヶ月で入園しましたが、いつの間にか自分のシールはパイナップルだと理解していて、登園すると靴を脱いでパイナップルが貼られた場所に自分で入れるようになりました。「あっぷる!あっぷる!」と指差します。(惜しい!)
保護者は保育室までは入れないので把握していませんが、おそらく部屋の中にも同じシールで識別している場所があるのでしょう。

ロッカー

園児たちは、自分のシールの柄が何かわかっていることが嬉しくて仕方ないようです。片付ける場所を理解していると進んでやります(機嫌の良い時だけかもしれませんが)。さすが保育園。幼児の習性をわかっていらっしゃる!勉強になります!

アイコンのススメ。

これにヒントを得て、我が家ではおもちゃ収納用にシールを作りました。上の子は生粋の電車好き。プラレールの電車や線路が山のようにあります。片付けても片付けても一瞬で散らかします。そこで最初は付箋メモに電車のイラストを描いて収納ボックスに貼りました。すると「これ通勤電車?これは特急!機関車!」と次々指をさして嬉しそうにしていました。片付ける時も「これはどの箱に入れるの?」と聞くとニコニコで片付けます。さらに片付けだけでなく「ママー、ドクターイエローどこー?」などの不意に投げかけられる質問にも「特急のところにない?」と自分で探すことを促せます。そのうち付箋メモがボロボロになってきたのでシールを自作しました。せっかくなので箱の色と合わせたりなど妙にこだわってやたら時間がかかった記憶があります。

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4歳になった今は、線路も橋脚も自分で出して組みます。そのときにもこの分類シールが役立っています。ちなみに片付けは私がブチ切れたときにしかやりません。2歳の頃の「ぼくどこに片付けるかわかるよ!」の喜びはどこかへ消えていったようです。泣
しかしその当時のキラキラした顔は、頑張った私へのご褒美だったなと思っています。私はたまたま職業がデザイナーだったので付箋イラストもシールも気軽に作れましたが、絵を描くのが苦手な方やそんな時間がない方もいらっしゃるでしょう。そういう方は、我が家のシールをぜひお使いください!

お片づけラベル_origi-02

上の画像をダウンロードしてA4のラベル用紙(分割カットなし全面タイプ)に印刷し、外枠の細いガイド線がギリギリ見えないように切り取ります。箱が明るい色の場合は透明ラベルシートに印刷すると、シルエットだけが見えて、よりスッキリとした仕上がりになるのでオススメです。我が家は100均のボックスを使っていますが、置くときにシールが見える向きに合わせるのが面倒なので両側面に貼っています。
我が家はプラレール用シールしか作っていませんが、他のおもちゃも分類が必要なら、同じサイズに切り取ったラベル用紙に手描きしたものを足していっても良いかもしれません。シールのサイズが揃っているだけでお部屋がスッキリ見えますよ。実は我が子、付箋に手描きの方がウケてました。ママの手作りって子どもにとっては特別なのかもしれませんね。絵が描ける年齢のお子様なら一緒に作るのも楽しそうです。
幼い子どもの絵の理解力、素晴らしいものがあります。ぜひ日々のいろいろなところに活かしていってください!

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