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素敵なウイスキーの世界

こんにちは辻野です。今回は普段何気にバーや飲み屋さんで見かけるウイスキーのラベルデザイン、嗜好品として人々のこころに届くデザインの数々の中から素敵なものを紹介していこうと思います。

スコッチウイスキー シングルモルト

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ARDBEG
アードベッグは、スモーキーさが魅力とされるアイラモルトのなかでも、ひときわスモーキーな存在として知られています。強烈なスモーキーさと繊細な甘さが調和した独特の味わいをもつアイラモルトウィスキーです。デザインはアイラ島やニュージランドに数多く生息する羊をモチーフにしたLOGOデザインが力強い味の印象を記憶させてくれます。お酒初心者の方が飲むとなんだか薬っぽい味がして苦手という方もいらっしゃいますが
私はクセになる味で大好きなお酒の一つです。


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LAPHROAIG
ラフロイグは「アイラの王」と称される英国のチャールズ皇太子も愛飲しており、モルト蒸溜所としてはじめて「プリンス・オブ・ウェールズ御用達」の認定を受けたことでも知られています。アードベックより少し飲みやすい印象ですが、アイラモルトウイスキーのスモーキーな味は健在です。デザインはシンプルでスタイリッシュなパッケージでそれほど印象に残るものではありいませんが、味の方で記憶に残ってしまうほどの風味を持っております。

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THE MACALLAN
マッカランはスペイサイド産のシングルモルトらしい、華やかな香りと芳醇な味わいが魅力のスコッチウイスキー。世界中で愛される名門でありながら、ウイスキー初心者もすっと飲める口当たりのよさが特徴です。高級ウイスキーとしての気品あふれる味わいは、長年多くのファンを魅了しています。「シングルモルトのロールスロイス」とも呼ばれ高級銘柄でもあるマッカランですが、少しボトムの萎んだボトルの形状も相まってデザインもシンプルで貴賓に満ち溢れて見えます。



スコッチウイスキー ブレンデッド


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JOHNNIE WALKER BLACK LABEL
日本の高度経済成長期のおじさんたちが憧れたお酒。通称ジョニ黒というやつです。ブレンデッドウイスキーと呼ばれており、選び抜かれた原酒を絶妙のバランスでブレンドするその技術は、誕生から200年近くを経た今も、世界中のウイスキー愛好家をたのしませ続けています。技術もさることながらデザイン面でもジョニーウォーカーが世界中の多くの人々を惹きつけた理由として、よく語られるのが「四角いボトル」や「24度に傾斜したラベル」、「闊歩する紳士をかたどったブランドキャラクター」など、卓越したビジネス感覚によって確立されたブランドディングに成功した商品と言えるでしょう。

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Dewar’s
1846年にスコットランドで創業した世界的なウイスキーブランド「デュワーズ」。ジョン・デュワーによって創業。ウイスキーをボトルに詰めて売る事に成功し、大躍進を遂げました。創業から170年、長年愛されるブレンデットスコッチウイスキー。スムースな味わいと華やかな香りはハイボールに最適です。デザインは格調もありながら、どこか親しみを感じるタイプフェイスで構成されたラベルは非常にクオリティが高いデザインで味わいもデザインも大好きなブランドの一つです。

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Chivas Regal
シーバスリーガルはスコッチウイスキーのプリンスといわれるブレンデッドウイスキー。スペイサイド産のシングルモルトを基調としてブレンドされているため、華々しくもスッキリとした味わいを持っています。フルーティーで若さのある香りを感じさせながらも、樽で熟成させた深いナッツのような香味やキリッとドライな風味が楽しめます。デザインも非常にメジャーな盾のようなラベルのデザインが王道感のある印象の味わいに非常にマッチしています。

バーボンウィスキー

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Maker'sMark
メーカーズマークは1本1本丁寧にロウで封入されるクラフト・バーボンです。小さな醸造所で造られるプレミアムな銘柄で、ハンドメイドで施された赤い封ロウが目を引きます。一般的に使用されるライ麦の代わりに冬小麦を使用することで、まろやかな口当たりを実現。オレンジ・はちみつ・バニラのような甘い香りで飲みやすく、ふくらみのある味わいで上級者も満足できる銘柄です。デザインは封ロウのデザインをシンボルに親しみのある大きいタイプフェイスで構成されたラベルは非常に強い印象を残します。


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Blanton’s
ブラントンは熟成した原酒のなかから厳選した樽のみを瓶詰めしたプレミアムバーボンです。繊細でありながら、骨太で深みのある味わいが際立っています。「インターナショナル・ワイン&スピリッツ・コンペティション2018」で銀賞を受賞するなど、国際的な評価が高く、贈り物にも向いています。デザイン的にはキャップにはケンタッキーダービーのサラブレットのフィギュアが施され、非常に凝ったデザインで品質感とオリジナリティーに溢れえたバーボンウイスキーです。

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Four Roses
フォアローゼス2人の出会いを永遠に」という願いをこめて名づけられたのが、「フォアローゼズ」の由来。その思いがエレガントなバラのラベルに象徴されています。果実や花のほのかな香りと、やわらかくなめらかな味わいが特徴です。熟練の経験と研ぎ澄まされた感覚を持つディスティラーにより、10種類の原酒を絶妙な割合でブレンドさせることで生まれています。デザイン的には4つの薔薇のシンボルが象徴的に使われたラベルは非常に覚えやすいのですが価格帯と相まって庶民派なお酒のイメージになっています。個人的には非常に味が好きなので愛用しているバーボンです。


まとめ

上記に紹介したウイスキーは私が飲んでいて美味しいなぁと感じたりお酒のストーリや姿勢に共感して飲み始めたものやデザイン的に上手に昇華しているものなどを紹介させて頂きました。こーやって集めてみて思うのは広告やデザインの仕事をして感度が高いにも関わらず、普段飲んでいるものはデザイン重視で選んだものはそれほど無かったことに気がつきました。ウイスキーはシーンやストーリーや記憶、そのお酒とどーやって出会ったのかがその人にとっては大切なのかもしれませんね。

作り手の思いなどをラベルのデザインに乗せて少しでも消費者に共感をうみ、そのウイスキーとの出会いを素敵に演出するキッカケを作ることができたら素晴らしいですね。


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