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買い物を百貨店でするということ。

百貨店での過ごし方
突然だが、百貨店ではみんなどのように過ごすのだろう。
自分へのご褒美を買いに?
それとも、日用品を買いに行くような感覚?
あるいは、知人や友人への贈り物を買いにだろうか。
私の百貨店利用の目的はどれかというと、自分のご褒美を買いに行くことだ。
好きなコスメをみたり、買ったり、はたまたブランドをみたり、買ったりとなんだか大人になったような気がして、嬉しいから。という理由で。
簡潔に言えば、「欲しいもの、トキめくものが百貨店にはあるから」私は、足を運ぶ。


百貨店に行く際は、何も情報は見ていかない。これはマイルールだ。
きっと何か買うものが大抵決まっていている人は、多分「あの商品が出たから買いに行こう」という風に目的を決めて行くことがほとんどなんだろうが、私は逆だ。
所謂衝動買いのような気持ちで百貨店に向かう。
ゆっくりと、自分のクローゼットやメイクボックスを思い浮かべながらフロアを何周もする。だって、私と日常を戦ってくれる仲間を見つけるのだから。

買い物ってなんだっけ?
買い物、すなわちそれは商品をお金を出して買うことだ。それでこそ昔、通貨が発達していなかった世界では自給自足で事足りたのだろう。でも今は違う。日々私たちは生きるために買い物をし、必要なものを手に入れる。
だけれど、私にとっての買い物はただ生きるために商品を買うというよりは、仲間を迎え入れるという感覚のほうが近しい。

お金を払って仲間を増やすなんて偉そうな言葉かもしれないが、私はこの感覚を大事にしてる。だって手に入れるものすべては、毎日の日々を彩ってくれる素敵なアイテムたちに代わりない。
日々頑張る自分へのご褒美の買い物も、日用品と呼ばれる消耗品の買い物も、誰かと過ごす時間、それにご飯を食べるための買い物だって。
消費行動と呼ばれる全ての買い物は幼少期から社会人に至る今の今まで、私という価値観を形成してくれたんだ。少し誇張しているように聞こえるけれど…。


百貨店と私
私と百貨店との出逢いは、幼少期までさかのぼる。
あれはきっと5歳の頃。祖母に連れられて、家族全員で。クリスマスのイベントだと思う。当時お気に入りだった服を着て百貨店にいたサンタクロースと写真を撮った。当時の私から見れば、間違いなく大きすぎるサンタクロースのおじさんが怖くて、今見返すと写真に映る私の顔は明らかに不機嫌だけれど、周りはみんなニコニコと笑っていた。

それからというものの、私の中での特別な買い物といえば百貨店になった。
祖母との買い物も、母とのデートも、友人へのプレゼントも、自分へのご褒美だって全部。
周りの人が笑顔になる買い物ができる場所というのが、私のなかで百貨店が特別な場所に思える要因のひとつだ。


百貨店でのマイルール
改めてになるが、百貨店に買い物に行くときにはいくつかマイルールが存在する。

まず1つは情報を持たずに入店すること。目的が決まっている買い物はどうしてもその商品にしか目に入らず、いい出逢いがしづらい。
その場合はやはり、ウィンドウショッピングのように百貨店のフロア内を回る。
そうすることで、目的が具体的になるしいい出逢いが出来るというのが私の持論だ。
買い物をするには予算が…となる人も多いだろうが、もちろん予算をちゃんと決めてフロアを巡るのが大事だ。この場合、いかに予算に合うようなアイテムに出逢うかということになる。自分の目で見て、手に取ってトキメキを感じるために。

もう1つはなるべく時間のある時に百貨店に行くことだ。出逢いを探しに行っているのだから、もしかしたら当たり前だと思う人もいるかも知れないが、大抵目的の決まっている買い物なんて15分もあれば満足だ。
もちろん、時間が全てではないがSNSやECサイト上で見かけるアイテムと百貨店のようなお店に向かうのとでは、目の前に来る情報が少し違う。だから、百貨店でいい出逢いをしたい時はなるべく時間がある時に出向くことが私の中のルールになっている。

最後の1つは、なるべく1人で行くことだ。なぜ1人なのかというと、買い物をする時に他人の意見を聞いてしまうと自分の意思で買い物したのに、他人の意思での買い物になってしまうし、何より買い物したことを友人、知人のためと置き換えてしまうような気がする。それはそれでいい買い物かもしれないが、いい出逢いができた買い物に対して少し失礼でもあるし、その出逢いを否定してしまう行為に思えてしまう。
それはなによりも虚しいので、百貨店での買い物をするときは特に意識しているマイルールのひとつだ。

ルールと言ってしまえば、堅いようだが私なりの百貨店での買い物を楽しむ秘訣だ。


特別な買い物を百貨店で。
このご時世、きっとSNSやECサイトで買い物するほうが便利だし、早いし、楽だ。さらには買い物ですら外に出ることが難しくなってしまっているけど、私は百貨店に出向いて、特別な時間を過ごしたいし、いい出逢いをしたい。
そして、買い物を通じて日常を彩る何かを探し続けたい。




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