悲しくて泣いた夜

悲しくて泣いたのなんて何年ぶりだろう。

目の疲れが酷くて暖かくなるアイマスクをした。
つらつらと最近のことを思い出したりしているうちに、あることについてとても悲しくなってしまい涙があふれた。
今も書きながら泣いている。
外したアイマスクがしっとり濡れている。
泣きながら「これもネタになる」なんて思ってしまうのだから嫌になる。

苦しい、苦しいと、心が少し悲鳴をあげ始めていることには気づいていた。
心の表面だけは人に話せても、本当の心の中は誰にも話せないでいる。
閉じ込めて知らんふりしてきた気持ちが溢れ出したのだ。

でも、こんなに大人になってしまった私にも、まだ悲しみを感じる心があって良かった。素直に涙を流せる心があって良かった。本当の気持ちを認めてあげることが出来て良かった。


少しは悲しみを洗い流せただろうか。
スキンケアをして寝ることにしよう。

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