ヴァージュというバンドが大好きだから140文字以上で紹介したい

Twitterのフォロワーさん達へ、noteを始める事にしましたグラシアルと申します。最近、noteを用いて意見感想等を発信されているフォロワーさんをよく見掛けるので私も流行に乗ってみる事にします。熱心に好きな事象について140文字じゃ収まりきれないですしね。

私のツイートを見ていたりよく絡んでいたりするフォロワーさん達は分かるとは思いますが、私はヴァージュという名前のヴィジュアル系バンドが大好きです。多分、ほぼ毎日彼らについて呟いているのではないでしょうか。彼らについて考えない日はないほどには信仰していますが、ここで私が彼らを知って好きになった魅力やきっかけを綴ろうかなと思います。

何よりもボーカルの歌唱力が凄い

色々と彼らの魅力はありますがまず第一の印象かつ最大の魅力、私の場合はこれに尽きると思います。

彼らのプロフィールは割愛させていただきますが、私は2019年夏の森羅万象名古屋公演でボーカルの遼さんの生歌を聞いて衝撃が走りました。その時は出演していた別バンドの為の動員でしたが、結果今ではヴァージュを一番に追いかけています。

私は色んなバントや歌手のライブに行きましたし、その中にもメディアで称賛されるだけある歌手もいればお世辞にも上手いどころか下手だと思った人もいました。しかし、間違いなく遼さんの歌声は私のライブ参戦史の中でもかなり上位に入ると思います。

とにかく美声で楽器隊の音圧に負けるどころか勝るパワフルボイス、それでいてピッチが高く安定した吐き捨てるシャウト、そのシャウトで無数のバンギャを扇動させるカリスマ性。人の感じる歌の上手さは千差万別ですが、これが俗に言われる"金の卵"って奴か…と彼の存在感を噛み締めました。

ちなみに私は遼さん本命です。歌唱力とカリスマ性に惹かれたので。

参考にバンド公式Twitterが載せている動画を紹介します。インディーズシーンで生でここまで歌えるボーカリストは稀有だと思います。しかしこの遼さん、出立ち含めて私の理想の二次元的ダークファンタジーに近いんですよね。何回も見てしまいます。アニメで例えるならFate世界でいうオルタ化したサーヴァントチックな雰囲気でとても格好良い…(オタク特有の感想)

キャッチネスに富んだメロディフレーズセンス、そして染み渡る歌詞

ヒットソングの影響で必然と尖った曲が増える昨今のV系シーンにおいて彼らの作る曲は良い意味で歌謡テイストでシンプルだとも言えます。しかし、シンプルなだけではなくて激しさから切なさまでしっかりと表現できるのが彼らの魅力。

よく彼らをコテ系、コテ盤と評する人達を見かけますが私は彼らを完全なコテだと思っていなくて、例えるならばかつてのヴィドールやJanne Da Arcや現シーンで台頭しているアルルカンのような王道にも白耽美にも黒コテにもフレキシブルに表現出来るバンドだと思っています。

また殆どの曲の作詞作曲は遼さんとなっていますが、上手ギターの紫月さんはヴァージュの左脳として掛け替えのないセンスを発揮していると勝手に思います。HR/HM的なアプローチや空間系エフェクトを軸にヴァージュ楽曲の美味しいところを担当しています。個人的に結構クサいメロが得意なバンドだと勝手に思っていて、特に毒苺って曲のサビ裏で鳴っているギター(切り出せないサヨナラの〜辺り)が大好きなんです。

新譜は入ってませんがある程度はSpotifyに網羅されているので皆さん機会ありましたら聞いてみてください。

そして何よりも遼さんが綴る歌詞(特にバラード曲)が私は好きです。

昨今のヒットソングを聴く限り、歌うというよりはスポークンワードに近いぐらいの文字数を詰めた歌詞が世の流れなのかなと思ったりしますが、彼らの歌は基本的に王道的歌謡ロックで一語一句を聞かせるスタイル。歌詞を読む限り彼らの伝えたい事象に焦点を置かせすぎない、所謂叙情的な世界観を軸にしている気はしますが、ここで私が彼らの楽曲で一番大好きな曲を引用して紹介します。

生きる為に逃げ続けた
笑う為に泣き続けた
僕は僕の為に傷付くフリして
明日の為に今日を捨てた

引用元:ヴァージュ「白昼夢」(作詞作曲:遼)

といったように我々聞き手のリアル(叙事的)な部分にも繋がるような歌詞を落とし込む、そんな遼さんの綴る歌詞が私にとっては心に凄く刺さりました。私自身、メディアでも叙情的な歌詞と評されるLUNA SEAやL'Arc〜en〜Cielを聞いて育った故なのかハッキリとした歌詞に苦手意識があるのですが、遼さんの叙情と叙事の引き方が私の感性にドンピシャなんですよね。

聞き手の解釈次第では様が変わる、聞き手に委ねる事によって様々なストーリーが育まれる、まさに何年も生き続ける御神木みたいだなあと思います。

誰かの「居場所」になれたならと
願うだけ
引用元:ヴァージュ「白昼夢」(作詞作曲:遼)

このフレーズはヴァージュ自身のスピリッツなのではないかなと勝手に解釈しています。


この曲を聞いた時は丁度私自身にとって趣味や仕事等諸々と思い悩んでいたので、改めてこの曲を聞き直したある日の夜に冗談抜きで大泣きしました。それ以来、辛い時があったらこの曲を聞くようにしています。それぐらい大好きな曲です。

ヴァージュギャの皆様の中にも私と同じ様に特別な想いをこの曲に抱いているのではないでしょうか、それぐらい大事な曲の一つです。中々セットリストにも組み込まれる事が珍しい楽曲ですしね。

最後に(ファン目線でのヴァージュの将来への想い)

自分の好きを好きなだけ書き殴るような拙い文章ではありましたが、ここまで読んでくださった読者の方々へありがとうございました。最後にはなりますが、ここで私自身のヴァージュへの将来の想いを綴ることにします。

余計なお世話かもしれませんが、もっと評価されるべきバンドだと思っています。

正直このクオリティで今の知名度というのが信じられないですし、もっと広まって欲しいのが率直な願いです。最近は新曲含めたベストアルバムをリリースしてツアーを行ったりアルルカン主催の束の世界のプラスワン枠に応募して話題を呼んだりとはしましたが、もっと派手にSNSを用いても良いのではないかと思う所はあります。確かにSNSを用いる事によってファンとの距離感が迷子になったりバンドブランドが下がる事はありますが、今話題になっているバンドは皆SNSを上手く使い熟しています。

個人的に無理にコスプレをしたりゲーム実況をしたりしなくてもいいので、今彼らがライブ等でやってる他アーティストのカバーをSNSで公開しても良いのではないかなと思います。DEXCOREの架神さんやex:ViViDのSHINさん等はよくカバー曲をアップしていて、度々Twitter上で話題になる事が多いです。遼さんの歌唱力はヴァージュにとっても最大の魅力の一つだと思っているのでアピールして貰いたいと願うばかりです。

また、ヴァージュ自身もBARKSのインタビューにて自分自身が抱かれているイメージから脱却したいと語っています。

しかし、ウケを狙うよりは自分が納得できるスタンスで勝負したいと語っています。私は去年の秋に出た千というシングル曲で完全ファンになりましたが、思えば千という作品はどこか以前の彼らと比べるとバンド特有のノリだとかそういったモノを祓いたい作品だったのかなと感じます。ダブルタイプ形式でしたが、両方とも暴れ曲はカップリングでしたからね。

そして、新曲の悲鳴の全貌が先月YouTubeでも発表されましたね。私としてはヴァージュらしいようでらしくないラインで攻めていると感じました。今時らしいDjent/マスロック的なアプローチには驚きましたが、彼らが伝えたい"人の痛み"等の感動的な部分が凄く染み渡っていて贔屓目抜きにとても気に入りました。とてもオススメです。

CORETUBEさん辺りに取り上げられないかなぁ…それか増田勇一さんか。私のようなキッズがいるんだから、若いリスナーに影響力のある人に是非彼らを取り上げて貰いたいものです。こんなに格好良いのだから。

私もヴァージュのその精神には物凄く賛同していて、緩やかにでも良いから進化を止めずに右肩上がりを続けて行けれたらなと願います。

また、境界線ツアーファイナル終演後にドラムスの或さんの年内限りでの脱退が発表されました。

終演後の余韻に浸っていた所での発表だったのでかなりショックな想いを抱いていましたし、今でも内心不安ではあります。この5人のヴァージュに惹かれてファンになったので。

ある意味、今のこの時期が彼らにとっての最大のターニングポイントだとも言えます。これをどう乗り越えるかによってバンドの未来も左右されます。私達は見守る事しか出来ないので、とにかく行けるライブには行って彼らの今を応援したい、ただそれだけですね!

私の今回の意見感想はここまでにします。
それではありがとうございました。

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