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世界で一番最初のクリスマス

MERRY CHRISTMAS🎵
クリスマスおめでとうございます✨

今日はクリスマス。皆さんはどこでどんな風にこの日を過ごされているでしょうか。
私はと言えば、25日がまさに日曜日当日という貴重な年。教会のクリスマス礼拝・集会に出席することを楽しみにしていたのですが、昨今の事情で残念ながら自宅待機を余儀なくされてしまいました。

でも、イエス様の御降誕を一人静かにお祝いしながら沈思黙考して過ごすのも、それはそれでとても感謝な過ごし方だったと感じています。
家族でごちそうやケーキを食べながら温かく過ごすのも、友達同士でワイワイ楽しく過ごすのももちろん素晴らしい過ごし方ですが、クリスマスは本来、とても静かで厳かな日だからです。

「CHRISTMAS」とは「CHRIST=キリスト」の「MAS=記念日」。
イエス・キリストがこの世にお生まれになったことをお祝いし、感謝するための日です。

本当のクリスマス、世界で一番最初のクリスマスは、実は、こんな風に世界の片隅でとても静かにひっそりと始まりました。

時は2000年以上前のこと。ローマ帝国が広く世界を支配していた時代。イスラエルもその支配下に置かれ、皇帝アウグストゥスの勅令で全住民が住民登録のために出身地に向かわなければなりませんでした。当時身重だったマリアも夫のヨセフと一緒に、住んでいたガリラヤの町ナザレから、ユダヤのベツレヘムに向かい、旅を続けていました。

ルカによる福音書 2:6~14

ところが、彼らがそこにいる間に、マリアは月が満ちて、
男子の初子を産んだ。そして、その子を布にくるんで飼葉桶に寝かせた。宿屋には彼らのいる場所がなかったからである。

 さて、その地方で、羊飼いたちが野宿をしながら、羊の群れの夜番をしていた。
すると、主の使いが彼らのところに来て、主の栄光が周りを照らしたので、彼らは非常に恐れた。
御使いは彼らに言った。「恐れることはありません。見なさい。私は、この民全体に与えられる、大きな喜びを告げ知らせます。
今日ダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになりました。この方こそ主キリストです。
あなたがたは、布にくるまって飼葉桶に寝ているみどりごを見つけます。それが、あなたがたのためのしるしです。」
すると突然、その御使いと一緒におびただしい数の天の軍勢が現れて、神を賛美した。
 「いと高き所で、栄光が神にあるように。
 地の上で、平和が
 みこころにかなう人々にあるように。

救い主がベツレヘムの地で生まれることは何百年前も前から預言され、旧約聖書にも明記されていました。

だけど、遠い外国で生まれたイエス・キリストが私たちに何の関係があるの?キリスト教は外国の宗教でしょ?と思われる方も中にはいらっしゃるかもしれません。

でも、そうではないのです。
イエス・キリストは私たち人類すべてにとっての奇跡の救い主、神の御子としてこの世界に来られたのです。

神が最初に人間を造られた時、そこには憎しみも悲しみも怒りもない、世界は愛に満ちた秩序ある場所でした。
本来神に愛され、愛するために人間は創造されたのです。
ただ、神はご自分の意志を反映するAIのようにプログラミングするのではなく、自分たち自身が主体的に神様を信仰し、互いに愛しあうことを選び取るように、私達人間に「自由意志」を与えられました。

そしてその結果、世界が今どういう方向に向かっているのかは、これまでの歴史が、今の世界情勢が明らかに示しています。

神によって創造された直後から、私たち人間は神への感謝を忘れ、神に創造されたことも忘れ、自分たちがまるで世界の支配者であるかのように勝手気ままに振る舞って来ました。
そして今この瞬間も、自分たち自身が神になり代わり、この世界を動かし、環境を破壊し続け、互いに憎み合い、今も悲しい戦争を続けています。

イエス・キリストはそんな罪深い人間たちを、もう一度神に結び付けてくださるために、人間の姿となってこの世界に来てくださいました。

私達人間を、私達自身ではどうすることもできない罪の中から救うために、神がひとり子をこの世に送ってくださった。そんな信じ難いような、まさに奇跡の物語こそが本当のクリスマスなのです。

イエス様はその生涯を通じて、病気で弱っている人、罪の中で苦しんでいる人、孤独な人、差別を受けている人、この世で最も弱い立場の人の隣にいてくださる方でした。

神のひとり子が、立派な宮殿でフカフカの布団にくるまって誕生したのではなく、粗末な馬小屋で飼い葉桶の中で生まれたこと。
天使達から最初に救い主の誕生を告げられたのが、当時最も貧しく、卑しい身分として差別を受けていた羊飼い達であったこと。世界で最初のキリストの礼拝者が彼らだったこと。
そのことがまさに憐れみ深い神の愛を示しています。

この箇所は、紀元前700年代にキリストの降誕を告げた預言者イザヤによる預言です。

イザヤ書 9:2,6

  闇の中を歩んでいた民は
  大きな光を見る。
  死の陰の地に住んでいた者たちの上に
  光が輝く。

  ひとりのみどりごが私たちのために生まれる。
  ひとりの男の子が私たちに与えられる。
  主権はその肩にあり、
  その名は「不思議な助言者、力ある神、
  永遠の父、平和の君」と呼ばれる。

世間でのクリスマスのお祝いムードは今日で終わりかもしれません。
でも、教会では365日いつでも、毎日イエス・キリストの御降誕を、十字架による救いを信じ、神を讃え続けています。

救い主イエス・キリストについてもっと知りたい。自分も救いにあずかり、イエス・キリストを通じて私たち人間がなんのために生まれてきたのか、本当の答えを知りたい。
そう思われる方はぜひ、お近くのキリスト教会をお訪ねください。

皆様にとってどうか今日の日が、心に救い主をお迎えする新しい一歩を踏み出す日になりますように。