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不登校の長女が自分で出願しました

小学校6年生の長女が、N中等部の第一次募集に出願しました。


N中等部に行きたい理由

それはズバリ、お兄ちゃんたちが行っているから(笑)
というのは冗談ですが、でもお兄ちゃんたちがN高、N中に所属している様子を見て、興味を持ったことは間違いないです。

一番歳の近い2つ上の次男と長女は割りと仲が良く、興味も似ている部分があります。
次男が昨年、N中等部に入ったばかりの1年生の時、とても楽しそうに通っていました。
その様子を間近で見ていた長女が、N中等部に入りたいと思うのも当然の流れです。

そして、色々なコンテンツを提供してくれているN中等部(N高)にも魅力を感じている様子。
授業見学の際に、各キャンパスに3Dプリンターがある話を聞いた長女は、少し嬉しそうでした。
一時期、次男と一緒にプログラミング教室に通ったことがあります。
その時、3Dプリンターを使ったんです。

こんなところも、公立中にはない魅力があるのは確かです。

心の変化

ですが長女は、昨年5年生の頃は、本当に進学(進学しても出席)できるのか、とても希望が持てない状況でした。
特に秋頃は、気分がどん底まで落ち込み「中学校に行きたくない」とはっきりと言ったこともありました。
学校に通わなくなって、10ヶ月〜1年近く経った頃です。
夕方まで布団から出てこなかったり、お昼ごろ起きて来ても、あまり食事を食べなかったり。
きっと、とても無気力な状態だったのだと思います。

不登校の子供の接し方について書いた本を読み、
(⬇前回の記事はこちらです)

働き続けてはいましたが、しばらく続けると声がけを忘れてしまっていたり、疎かになってしまったりして、一進一退の状態が続いていました。

家でゆっくり過ごす日々が続き、5年生が修了し、最終学年の6年生になった時、長女はようやく自分の進学について、少し前向きに考えられるようになってきました。
もしかしたら、環境を変えられるという、本人の中の小さな希望になったのかも知れません。
娘本人も、どうにか今の自分や、今の状態を変えたいと、心のどこかで思っていたんだと思います。

N中等部の見学

6年生になると、N中等部へ見学に行くことが出来ます。
長女に、説明会と個別の授業見学とどっちに行きたいか聞きました。
長女が個別見学が良いと言うので、5月に入ってから私と2人でN中等部のキャンパスへ直接見に行きました。
私も、説明会は今更必要ないなぁ〜と思っていたのでラッキーです(笑)

当然ですが、次男が通っているキャンパスです。
以前に話した時に、次男には「来るな」と言われていました(笑)
月水金が登校日なので、火木に行ってくれ、と。
でも、こちらも通学3日コースを希望しているので、月水金に見に行かないと意味がありません。

強硬手段に出ました。次男には黙って見学に行きましたよ(笑)

N中等部は、キャンパスに2人のメンターがいます。
メンターの方はソフトな印象を受けます。

見学時に案内を担当してくれた方は、別のキャンパスから助っ人で来ていた方でしたが、こちらの方もとてもソフトな方で、長女も安心した様子でした。

約1時間ほど、授業をまたいで見学をさせてもらいましたが、終始落ち着いた様子で見ていた長女、途中、私達がいることに気がついた次男は、ずっと顔を手で隠しながら課題をこなしていました(笑)

キャンパスを後にした直後、長女が良い笑顔で「なんかやっぱり良かった」と言いました。
ここで、初めて中学進学への前向きな気持ちがはっきり見て取れました。

出願へ

それから4ヶ月が過ぎ、9月20日 第一回募集が開始され、初日に出願しました。
出願は、長女本人にやってもらいました。
出願はWEBのみなので、家にいながら出願が出来ます。
パソコンで出願ページに飛び、名前や生年月日等、必要事項を入力していきます。

大事なのはこの後。
「志望動機」と「N中等部での目標」です。
子供に聞きながら親が書くことは簡単ですが、それをやってしまうと面接の時に困る気がします。
それに一番大切なのは、ここを本人が苦労して書くことに意味があり、自分の心と向き合って、自分の本当の気持ちを知ることです。

自分で考えて書くからこそ、面接の時に改めて聞かれたり、さらに深く聞かれても、物怖じすることなく答えることが出来ると思います。

娘はこの2項目を書くのに、1時間半くらい掛かりました。
それだけ、自分の気持ちをアウトプットするという作業を、今までしてこなかったんだと思います。
こちらも焦らず、焦らせず、根気よく待ちながら、時々長女に質問したり、フォローしながら書き進めてもらいました。

最後の「出願する」ボタンも本人が押し、無事に出願を完了させました。
自分の力で、一歩前に進んだ瞬間です。
「自分で出願出来たね」と声を掛けたら、笑顔が戻ってきました。


N中等部への見学の様子など、どこかでもう少し詳しく書ける機会があったら書きますね。
(見ているだけだったので、それほど書くこともありませんが…)

最後まで読んでくださり、ありがとうございます。

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